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幸せを乱されたくないので、徹底したい
#378 事後承諾系でもなんとかなるものデス
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SIDEシアン
「‥‥‥これが、今回作りました装置デス」
王城内から移動し、ハルディアの森の湖の地下深く。
ワゼの研究室というべき場所にて、彼女はその道具を僕らに披露した。
【これが、恋人探しなどに使える道具なのか?】
「正確に言えば、尋ね人ようなのですが…‥‥まぁ、目的によってはそのような使用方法も可能なはずなのデス」
ルルの問いかけに対して、ワゼはそう答える。
僕らに見せたその道具は、ノートパソコンのような外見をしつつ、ケーブルで何かヘルメットみたいなものにつなげており、何となくそこまで派手な見た目でも無かった。
「本当は、私の製作者捜し用に密かに作っていたのですが‥‥‥つい最近、ちょっとした技術の革新がありまして、大型サイズからここまで縮小させることに成功したのデス」
その言葉に、ふと僕は気が付いた。
そう言えば、ワゼを作った人物‥‥‥まだ全然わからなかったんだっけ。
機会があればいろいろと探すことはしていたが、出てきたのは試作品のゼロツーだったりするだけで、本人までは出てこなかった。
だが、この装置であれば、その製作者の元にたどり着ける可能性はあるのだ。
「とりあえず、尋ね人探しに使える道具ですので、こちらであれば恋人になりそうな人を捜せるのではないかと思い、今回おすすめいたしまシタ」
【なるほど‥‥‥なんか、頼れそうかも?】
関心するようにうなずきつつ、さっそく利用を試すルル。
ワゼの指示通りにそのヘルメットみたいな装置を頭に着用し、起動させる。
「では、ルルさん。まずは貴女の思い描く理想の夫像を考えてみてくだサイ。ああ、口に出さずともこれが読み取りマス」
【そうか?それじゃさっそく…‥】
考え込むように目を閉じ、色々と思い描いているらしいルル。
すると、パソコンのような装置の方の画面が点灯し、地図のような物が映し出される。
「‥‥‥地図って一応、国によっては機密扱いになるのですが‥‥‥大丈夫かしら、コレ?」
「さぁ?」
仕事をちょっと開けつつ、付いてきたミスティアのつぶやきに僕はそう答える。
聞いた話によれば、地図とかで地形なども色々分かるので、戦争時に結構厄介なことになるからという理由で機密扱いにする国もあるそうだが…‥‥ワゼの手によって、既にあちこちの地図は作成されていそうだ。
「ああ、範囲指定は取りあえず全国で、理想も今の段階で出しつつ、探索して見レバ‥‥‥」
ウィンウィンっと音を立て、画面が目まぐるしく移り変わり始める。
「‥‥‥っと、結果出ましたネ」
ある程度変わりまくった後、ようやく一つの画像で画面が固定された。
「えっと‥‥‥座標を確認しますと、騎士王国内デス」
【‥‥‥自国なんだが?】
「灯台下暗しというべきか、ルルさんの理想に合われる方はここにいるようデス」
…‥‥どうやら騎士王国の方の地図が映し出されたようで、キョトンとするルル。
カチカチとキーボード操作をして、より正確な位置座標をワゼが特定する。
「騎士王国の‥‥‥っと、王城内ですネ。画像切り替えて、立体写真に切り替えまシテ‥‥‥」
「あ、平面上の地図から、なんか写真のような画像になった」
「なんか色々と、軍事機密とかバレそうなやばい類になってませんか?」
そんなツッコミを入れられても、ワゼだからという切り替えししかできない。
というか、航空写真みたいにも見えるのだが…‥‥ああ、そもそもシスターズも飛行できたし、何かしらの手段で全国を撮影していてもおかしくはないだろう。
でも、立体的に切り替えて建物の内部の詳細まで見れてしまうのはどうなんだろうか。
「ここデス。人物は移りませんが、王城内の騎士団1~2番の交差するここで、反応がありまシタ」
【うーん…‥‥そこは人が多いから特定しづらいのだが…‥‥】
どうも調べた時点での位置座標は調べられても、まだ正確な人物の掌握にまでは至っていないらしい。
ひとは移動するし、できればもっと正確に調べたいかもしれないが、まだまだ改善の余地があるせいで、今はここまでしか分からないようだ。
【とはいえ、これである程度はわかったか…?そう考えると、無駄ではなかったようだ。ありがとう、白チビのメイドよ】
「どういたしまシテ」
握手をして、感謝の意を示すルル。
何にしても、場所を特定すれば、後は重点的に探せばいいだけのようだし…‥‥なんとかなるのだろうか?
「‥‥‥解決するかなぁ?」
「根気よく行けば、どうにかなりそうな気がしますわ」
一応、彼女の理想の人物の位置を把握したので、それを手掛かりに動くことはできるだろう。
とはいえ、一つ気になるのはその相手が独身なのかそうではないかという問題があるのだが‥‥‥まぁ、言わない方が良いか。奇跡を信じよう。
まぁ、理想を述べあげても、まず相手の理想に当てはまるのかという話もありそうだし、考えない方が良いか。
そう思いつつ、僕等は言わぬが花という事で、あえてその可能性を言わないのであった。
「‥‥‥あれ、そう言えばワゼ、それで場所までは探れたよね?」
「ええ、そうデス」
「今ので大体の性能は分かってけど、もう実験してその製作者の位置とか特定したのカ?」
「昨晩実験し、その場所へシスターズを派遣しましたが…‥‥どうも別大陸の方のようなので、報告まで数日ほどはかかると思われマス」
あ、既に実験済みだったのか。
「とはいえ、なーんかおかしいんですよネ」
「何がだ?」
「いくつか反応を示す地点があったのデス」
「複数人で作られたとかじゃないのか?」
「それが、私のブラックボックス領域‥‥‥自分でも手出しがほとんどできない部分なのですが、そこに辛うじて残っている記録では、一人なんデス。なのに、同時に複数人存在するのはおかしくテ‥‥‥」
…‥‥え?どういうことだ、それ?
一人のはずが、複数人いる状況とかって普通は無いような‥‥‥何だろう、ちょっと怖いな。
「‥‥‥これが、今回作りました装置デス」
王城内から移動し、ハルディアの森の湖の地下深く。
ワゼの研究室というべき場所にて、彼女はその道具を僕らに披露した。
【これが、恋人探しなどに使える道具なのか?】
「正確に言えば、尋ね人ようなのですが…‥‥まぁ、目的によってはそのような使用方法も可能なはずなのデス」
ルルの問いかけに対して、ワゼはそう答える。
僕らに見せたその道具は、ノートパソコンのような外見をしつつ、ケーブルで何かヘルメットみたいなものにつなげており、何となくそこまで派手な見た目でも無かった。
「本当は、私の製作者捜し用に密かに作っていたのですが‥‥‥つい最近、ちょっとした技術の革新がありまして、大型サイズからここまで縮小させることに成功したのデス」
その言葉に、ふと僕は気が付いた。
そう言えば、ワゼを作った人物‥‥‥まだ全然わからなかったんだっけ。
機会があればいろいろと探すことはしていたが、出てきたのは試作品のゼロツーだったりするだけで、本人までは出てこなかった。
だが、この装置であれば、その製作者の元にたどり着ける可能性はあるのだ。
「とりあえず、尋ね人探しに使える道具ですので、こちらであれば恋人になりそうな人を捜せるのではないかと思い、今回おすすめいたしまシタ」
【なるほど‥‥‥なんか、頼れそうかも?】
関心するようにうなずきつつ、さっそく利用を試すルル。
ワゼの指示通りにそのヘルメットみたいな装置を頭に着用し、起動させる。
「では、ルルさん。まずは貴女の思い描く理想の夫像を考えてみてくだサイ。ああ、口に出さずともこれが読み取りマス」
【そうか?それじゃさっそく…‥】
考え込むように目を閉じ、色々と思い描いているらしいルル。
すると、パソコンのような装置の方の画面が点灯し、地図のような物が映し出される。
「‥‥‥地図って一応、国によっては機密扱いになるのですが‥‥‥大丈夫かしら、コレ?」
「さぁ?」
仕事をちょっと開けつつ、付いてきたミスティアのつぶやきに僕はそう答える。
聞いた話によれば、地図とかで地形なども色々分かるので、戦争時に結構厄介なことになるからという理由で機密扱いにする国もあるそうだが…‥‥ワゼの手によって、既にあちこちの地図は作成されていそうだ。
「ああ、範囲指定は取りあえず全国で、理想も今の段階で出しつつ、探索して見レバ‥‥‥」
ウィンウィンっと音を立て、画面が目まぐるしく移り変わり始める。
「‥‥‥っと、結果出ましたネ」
ある程度変わりまくった後、ようやく一つの画像で画面が固定された。
「えっと‥‥‥座標を確認しますと、騎士王国内デス」
【‥‥‥自国なんだが?】
「灯台下暗しというべきか、ルルさんの理想に合われる方はここにいるようデス」
…‥‥どうやら騎士王国の方の地図が映し出されたようで、キョトンとするルル。
カチカチとキーボード操作をして、より正確な位置座標をワゼが特定する。
「騎士王国の‥‥‥っと、王城内ですネ。画像切り替えて、立体写真に切り替えまシテ‥‥‥」
「あ、平面上の地図から、なんか写真のような画像になった」
「なんか色々と、軍事機密とかバレそうなやばい類になってませんか?」
そんなツッコミを入れられても、ワゼだからという切り替えししかできない。
というか、航空写真みたいにも見えるのだが…‥‥ああ、そもそもシスターズも飛行できたし、何かしらの手段で全国を撮影していてもおかしくはないだろう。
でも、立体的に切り替えて建物の内部の詳細まで見れてしまうのはどうなんだろうか。
「ここデス。人物は移りませんが、王城内の騎士団1~2番の交差するここで、反応がありまシタ」
【うーん…‥‥そこは人が多いから特定しづらいのだが…‥‥】
どうも調べた時点での位置座標は調べられても、まだ正確な人物の掌握にまでは至っていないらしい。
ひとは移動するし、できればもっと正確に調べたいかもしれないが、まだまだ改善の余地があるせいで、今はここまでしか分からないようだ。
【とはいえ、これである程度はわかったか…?そう考えると、無駄ではなかったようだ。ありがとう、白チビのメイドよ】
「どういたしまシテ」
握手をして、感謝の意を示すルル。
何にしても、場所を特定すれば、後は重点的に探せばいいだけのようだし…‥‥なんとかなるのだろうか?
「‥‥‥解決するかなぁ?」
「根気よく行けば、どうにかなりそうな気がしますわ」
一応、彼女の理想の人物の位置を把握したので、それを手掛かりに動くことはできるだろう。
とはいえ、一つ気になるのはその相手が独身なのかそうではないかという問題があるのだが‥‥‥まぁ、言わない方が良いか。奇跡を信じよう。
まぁ、理想を述べあげても、まず相手の理想に当てはまるのかという話もありそうだし、考えない方が良いか。
そう思いつつ、僕等は言わぬが花という事で、あえてその可能性を言わないのであった。
「‥‥‥あれ、そう言えばワゼ、それで場所までは探れたよね?」
「ええ、そうデス」
「今ので大体の性能は分かってけど、もう実験してその製作者の位置とか特定したのカ?」
「昨晩実験し、その場所へシスターズを派遣しましたが…‥‥どうも別大陸の方のようなので、報告まで数日ほどはかかると思われマス」
あ、既に実験済みだったのか。
「とはいえ、なーんかおかしいんですよネ」
「何がだ?」
「いくつか反応を示す地点があったのデス」
「複数人で作られたとかじゃないのか?」
「それが、私のブラックボックス領域‥‥‥自分でも手出しがほとんどできない部分なのですが、そこに辛うじて残っている記録では、一人なんデス。なのに、同時に複数人存在するのはおかしくテ‥‥‥」
…‥‥え?どういうことだ、それ?
一人のはずが、複数人いる状況とかって普通は無いような‥‥‥何だろう、ちょっと怖いな。
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