94 / 94
最終章 ヒトとアヤカシ
崩壊
しおりを挟む
『おそろしい、近寄るな』
『お前たちなど、存在する価値がない』
やめてよ
どうしてそんな事いうんだよ
『鬼神様、あいつらがまた山を壊しました』
『子供たちが怪我をしたんです』
迷ってる間に、たくさんの仲間がいじめられた
ひどい ひどいひどい
分かり合えるはずがない
もう、あいつらとは関わってはいけない
「鬼神様!!」
目覚めると、家臣たちの顔は喜びと戸惑い、焦りやあらゆる感情を含んでいた。
「良かった、お目覚めになって……大変なんです。混乱が……」
告げるその言葉も、慌てている為かちぐはぐだった。起き上がり、窓の外を見る。
「なるほど」
「どうか、お塞ぎください! このままでは……」
「あれは私には塞げない」
「え?」
あの日、私は負けた。妖界で最も強いと認められたのは、私ではない。
「私はもう、王でもなんでもない。ただの妖だ」
「タカヒロ!!」
昼の忙しい時間が終わりテーブルを拭いていると、ノラさんの声がした。顔をあげると、焦った様子で窓を叩いている。
「あら、猫さん。どうしたのかしら」
「すみません俺、ちょっとみてきます」
不思議そうな恵理さんを置いて、俺は店の外に出た。
「ノラさん、どうしたんですか?」
「大変なんだ!妖界と人間界が繋がった!」
「え?」
「たくさんの扉が開いたんだ!今まで閉ざされていた無数の扉が!」
「えっなんで……でもそれじゃあ」
また会えるのかー喜ぼうとしたその時、ノラは苛立ちを含みながら叫んだ。
「妖が、人間界を壊すぞ!!」
「え」
瞬間、強い風が吹き荒れた。店の前に出していた看板が飛んでくる。
「タカヒロ!!」
避けれないー……そう思った時、目の前が真っ白になった。暖かい。これは
「タカヒロさん。大丈夫ですか』
「ツバキ!!!」
大きな白犬の姿となったツバキが、そこにいた。
『お前たちなど、存在する価値がない』
やめてよ
どうしてそんな事いうんだよ
『鬼神様、あいつらがまた山を壊しました』
『子供たちが怪我をしたんです』
迷ってる間に、たくさんの仲間がいじめられた
ひどい ひどいひどい
分かり合えるはずがない
もう、あいつらとは関わってはいけない
「鬼神様!!」
目覚めると、家臣たちの顔は喜びと戸惑い、焦りやあらゆる感情を含んでいた。
「良かった、お目覚めになって……大変なんです。混乱が……」
告げるその言葉も、慌てている為かちぐはぐだった。起き上がり、窓の外を見る。
「なるほど」
「どうか、お塞ぎください! このままでは……」
「あれは私には塞げない」
「え?」
あの日、私は負けた。妖界で最も強いと認められたのは、私ではない。
「私はもう、王でもなんでもない。ただの妖だ」
「タカヒロ!!」
昼の忙しい時間が終わりテーブルを拭いていると、ノラさんの声がした。顔をあげると、焦った様子で窓を叩いている。
「あら、猫さん。どうしたのかしら」
「すみません俺、ちょっとみてきます」
不思議そうな恵理さんを置いて、俺は店の外に出た。
「ノラさん、どうしたんですか?」
「大変なんだ!妖界と人間界が繋がった!」
「え?」
「たくさんの扉が開いたんだ!今まで閉ざされていた無数の扉が!」
「えっなんで……でもそれじゃあ」
また会えるのかー喜ぼうとしたその時、ノラは苛立ちを含みながら叫んだ。
「妖が、人間界を壊すぞ!!」
「え」
瞬間、強い風が吹き荒れた。店の前に出していた看板が飛んでくる。
「タカヒロ!!」
避けれないー……そう思った時、目の前が真っ白になった。暖かい。これは
「タカヒロさん。大丈夫ですか』
「ツバキ!!!」
大きな白犬の姿となったツバキが、そこにいた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
踏み台(王女)にも事情はある
mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。
聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。
王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる