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8話 兄さんと剣術稽古
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8話
外に出ると、兄さんが木剣を2本持って待っていた。
『おっ、ユウト準備は出来たか?』
『うん。大丈夫だよ。
ねえ兄さん、剣術の稽古って何をするの?』
『そうだな、まずはこの木剣を持ってみな。』
そう言うと、レオルが持っていた木剣を俺に渡してくれた。
『わぁ~これが木剣かぁ。
初めて手にしたよ。
いつも、父さんと兄さんが稽古で使ってるやつだよね。』
『そうそう、いつもこれを使って稽古してるんだ。ユウトも暇な時は、部屋の窓からよくみてるよなぁ。』
『あっ!!覗いてたのバレてたのね・・・
( ̄▽ ̄;)』
『バレバレだよ。
羨ましそうに、じーーーと覗いてるだろ。
視線が凄くてすぐにわかるよ。
まぁ~いつも見てるから、何となく木剣の使い方もわかってるんじゃないか?』
『う~ん、どうだろう?
使うのは初めてだしなぁ~?』
っと言いながら ブンブンブンブンと片手で試し振りをしている。
『おいおい、なんで初めてでそんな簡単そうに、片手で素振りしてるんだよ…Σ(゚д゚lll)オカシイダロ』
『えっ?そんなの?』
『そうなのって…( ̄▽ ̄;)
よし、じゃ~ユウト軽く打ってきてみな。』
『えっΣ(・□・;)
ボクが兄さんに、いいの?』
『まぁ~初めてだから、軽くやってみよう。』
『うん、わかった。
じゃ~いくよ。』
互いに木剣を構えて、見つめあう。
次の瞬間 一気に距離を詰め、兄さんの目の前までつっ込み木剣を振り上げて兄さんに打ち込もうとしたが、兄さんは、何が起こったのかわからないって顔で、動けないで固まっていた。
俺は慌てて、打ち込む手を止めた。
『兄さん大丈夫?』
…………
『おーーーーい!! ︎
にいさーーーーん!!』 ︎
『えっ・・・・なっ・・・
なんだいまのわぁぁぁぁ!!!! ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ユウト、今いったい何をしたんだよ!!』
『何って…兄さんの前まで踏みこんで、木剣を打ち込もうとしたんだけど。(苦笑)』
『踏み込む動きが見えなかったぞ。
木剣を構えて、向き合っていたはずなのに、気がついた時には、もう目の前で木剣を振り上げていたぞ。ユウト、今何をしたんだ?
ひょっとして、何かスキルを使ったのか?』
『あぁ~うん。
今のは、スキルじゃ無くて、魔法の【ブースト】って魔法を使って見たんだ。
初めて使うから、上手く行くかちょっと心配だったんだけど、上手くいったみたいだよ。
良かった良かったヽ(´▽`)/ヤッタァァァ』
『スキルだけじゃなく、魔法まで使えるのか ︎
(:(;゙゚'ω゚'):ドウナッテルンダヨォォォ)
いつ、そんな魔法を覚えたんだ。』
『実は・・・皆んなが外に出てる時に、内緒で父さんの部屋にある魔法や剣術なんかの本をいつも読んでいたんだ。
それで、何となく覚えて、使えるかなぁ?
って。えへっ(笑)』
(( ̄◇ ̄;)・・・何でそもそも、本が読めるんだよ・・・3歳で文字が読める訳が・・・・7歳の俺でも、読めないのに・・・・)
そうして、しばらくレオルは色々考えて見たが、答えが出ないので、ユウトは、凄いやつだからできるんだ。
っと、それ以上考えるのをやめた。
『なぁユウト ︎
俺 ︎強くなりたいんだ。
頼むから稽古をつけてくれ。m(__)m』
そう言ってレオルは、頭を下げてお願いしてきた。
『あれれれれっ?
何かいつの間にか、俺が兄さんを鍛えるみたいな事に、話が流れていってるような・・・
ありゃ・・・何故こうなった?』
『ちょっっ!!
ちょっとやめてよ兄さん!!
頭を上げてよ。:(;゙゚'ω゚'):ヤメチクリーーー
ボクなんかで、兄さんの役に立てるか分からないけど、また何時でも一緒に稽古しようね。』
『ありがとう。
いつか、ユウトに追い付けるようにがんばるからなぁ。』
兄さんを、強くしてあげる方法か。
手っ取り早いのは、やっぱり魔法やスキルだよな。
兄さんに、魔法かスキルを使えるようにしてあげれたら良いんだけどなぁ~。
うん?何か、つい最近同じ事を考えた事があるような?
・・・あっ!!姉さんだ!!
そうだそうだ、姉さんもスキルを覚えたがってたなぁ。
やっぱり、何が方法を考えた方がいいなぁ。
ちょって兄さんのステータスを確認して見よう
スキル 【鑑定】
名前 レオル•ウォーレル Lv5
年齢 7歳
種族 人間
HP 135 MP50
攻73 防67
魔攻48魔防42
素早50運38
流石兄さん、毎日鍛えてるから、体力は高いね。
このステータス画面に触れながら、覚えさせたい魔法の事を考えたりしたら、兄さんのステータスに魔法がついたりしないかな?
物は試しだな。
兄さんのステータス画面に触れ、魔法【ブースト】と唱えて見た。
すると、ステータス画面が一瞬光、画面を見てみると、魔法の項目が増えていた。
項目を見てみると、ブーストと書いてあった。
うわぁぁ~!!出来ちゃったよっ!!!!
うん、これは完全なチートだ。
やばいな。
普通は、いっぱい練習して覚えるものなんだよね?
こんな事、勝手にやって、兄さん怒らないかなぁ。
『あのね兄さん。』
『どうかしたのか?』
『その、言いにくいんだけど…
今、兄さんもボクと同じで、ブーストが使えるようになったよって言ったら…怒る?』
『へぇっ…(´⊙ω⊙`)?
いやいや、できる訳ないだろ。
普通は、沢山修行したりして覚えるものなんだ。
そんな簡単に出来るもんじゃないんだぞ。』
『あのね・・・それが・・・・たぶん・・出来るようになっちゃってるんだ。
試しに、あの20メートルぐらい離れた所にある木に向かって走って見てくれない?
走る時に、足の方に意識して魔力を少し込めてながら【ブースト】って唱えて走って見てよ。』
レオルは、何を言ってるんだと言わんばかりの顔をしながら、俺の言った木の方を向いた。
そして、走り出す体勢をとり、ゆっくりと深呼吸をして魔法を唱えた。
【ブースト】
すると、凄い速さで走り出し、あっという間に、木を通り越しちゃった。
あっ!!
早過ぎて止まれなかったのかな!
俺も慌ててブーストを使って、兄さんを追いかけた。
すると、100メートル程行った辺りで、やっと止まれたらしい。
『ねぇ兄さん。
やっぱり使えたでしょ?
(*´꒳`*)ニコニコ』
兄さんは、驚いた顔をしたまま動かない。
『おーい!!にいさーーん!!』
『はっ!!Σ(゚д゚lll
ユウト、今のは俺がやったのか?』
『何言ってるんだよ兄さん。
当たり前じゃない。
凄いスピードで走って、目標だった木を通り過ぎて行ったから、ビックリしたよ。
何回も練習して、スピードになれて、目標の場所で止まれるようにしないとね。』
『うん。毎日練習して頑張るよ。
ユウトありがとう。』
『お礼なんてやめてよ(*^^*)
兄さんの役に立てて良かったよ。
また、一緒に稽古してね。』
『あぁ任せとけ!!ブーストをマスターして、ユウトの相手が出来るようになってやるからな。
そうだ、ユウトに何かお礼をしなきゃな。
何かして欲しい事はあるか?
あったら何でも言ってくれよ。』
『お礼なんていらないよぉ~。』
『そうか?何でもいいんだぞ。』
そう言われて、これは何か言わなきゃいけない感じの空気になって。
キラキラした目でこちらを見て、返事
を待っている。
『あっ!!そうだ。』
『なんだなんだ ︎何か思い付いたか?
((o(^∇^)o))』
『あのね、夕方になったら野菜の収穫を、姉さんとやるんだけど、兄さんも手伝ってくれないかな?』
『えっ?野菜の収穫って、どこの野菜だ?』
『どこのって、うちの畑の野菜だよ。
夕方には、取れごろだと思うから、兄さんも手伝ってよ。』
『おい、ちょっと待てよ。
家の畑の野菜って……
昨日、畑を作って種まきをしたんだよな?』
『うん。
朝、姉さんが水やりに行ったら、凄い成長してて、ビックリしてボクを呼びに来たんだ。
それで、ボクも見に行ったら、本当ビックリしたよ。
凄い成長スピードだから、姉さんと夕方には 収穫出来そうだねって話になったんだ。
だから、兄さん宜しくね。』
『あぁ~わかった。
じゃ~収穫手伝うよ。』
(俺はもう、ユウトがする事に、いちいち驚かないぞ。)レオルは、心の中でそう思った。
俺は、兄さんと約束をして、いったん家に戻った。
外に出ると、兄さんが木剣を2本持って待っていた。
『おっ、ユウト準備は出来たか?』
『うん。大丈夫だよ。
ねえ兄さん、剣術の稽古って何をするの?』
『そうだな、まずはこの木剣を持ってみな。』
そう言うと、レオルが持っていた木剣を俺に渡してくれた。
『わぁ~これが木剣かぁ。
初めて手にしたよ。
いつも、父さんと兄さんが稽古で使ってるやつだよね。』
『そうそう、いつもこれを使って稽古してるんだ。ユウトも暇な時は、部屋の窓からよくみてるよなぁ。』
『あっ!!覗いてたのバレてたのね・・・
( ̄▽ ̄;)』
『バレバレだよ。
羨ましそうに、じーーーと覗いてるだろ。
視線が凄くてすぐにわかるよ。
まぁ~いつも見てるから、何となく木剣の使い方もわかってるんじゃないか?』
『う~ん、どうだろう?
使うのは初めてだしなぁ~?』
っと言いながら ブンブンブンブンと片手で試し振りをしている。
『おいおい、なんで初めてでそんな簡単そうに、片手で素振りしてるんだよ…Σ(゚д゚lll)オカシイダロ』
『えっ?そんなの?』
『そうなのって…( ̄▽ ̄;)
よし、じゃ~ユウト軽く打ってきてみな。』
『えっΣ(・□・;)
ボクが兄さんに、いいの?』
『まぁ~初めてだから、軽くやってみよう。』
『うん、わかった。
じゃ~いくよ。』
互いに木剣を構えて、見つめあう。
次の瞬間 一気に距離を詰め、兄さんの目の前までつっ込み木剣を振り上げて兄さんに打ち込もうとしたが、兄さんは、何が起こったのかわからないって顔で、動けないで固まっていた。
俺は慌てて、打ち込む手を止めた。
『兄さん大丈夫?』
…………
『おーーーーい!! ︎
にいさーーーーん!!』 ︎
『えっ・・・・なっ・・・
なんだいまのわぁぁぁぁ!!!! ︎ ︎ ︎ ︎ ︎
ユウト、今いったい何をしたんだよ!!』
『何って…兄さんの前まで踏みこんで、木剣を打ち込もうとしたんだけど。(苦笑)』
『踏み込む動きが見えなかったぞ。
木剣を構えて、向き合っていたはずなのに、気がついた時には、もう目の前で木剣を振り上げていたぞ。ユウト、今何をしたんだ?
ひょっとして、何かスキルを使ったのか?』
『あぁ~うん。
今のは、スキルじゃ無くて、魔法の【ブースト】って魔法を使って見たんだ。
初めて使うから、上手く行くかちょっと心配だったんだけど、上手くいったみたいだよ。
良かった良かったヽ(´▽`)/ヤッタァァァ』
『スキルだけじゃなく、魔法まで使えるのか ︎
(:(;゙゚'ω゚'):ドウナッテルンダヨォォォ)
いつ、そんな魔法を覚えたんだ。』
『実は・・・皆んなが外に出てる時に、内緒で父さんの部屋にある魔法や剣術なんかの本をいつも読んでいたんだ。
それで、何となく覚えて、使えるかなぁ?
って。えへっ(笑)』
(( ̄◇ ̄;)・・・何でそもそも、本が読めるんだよ・・・3歳で文字が読める訳が・・・・7歳の俺でも、読めないのに・・・・)
そうして、しばらくレオルは色々考えて見たが、答えが出ないので、ユウトは、凄いやつだからできるんだ。
っと、それ以上考えるのをやめた。
『なぁユウト ︎
俺 ︎強くなりたいんだ。
頼むから稽古をつけてくれ。m(__)m』
そう言ってレオルは、頭を下げてお願いしてきた。
『あれれれれっ?
何かいつの間にか、俺が兄さんを鍛えるみたいな事に、話が流れていってるような・・・
ありゃ・・・何故こうなった?』
『ちょっっ!!
ちょっとやめてよ兄さん!!
頭を上げてよ。:(;゙゚'ω゚'):ヤメチクリーーー
ボクなんかで、兄さんの役に立てるか分からないけど、また何時でも一緒に稽古しようね。』
『ありがとう。
いつか、ユウトに追い付けるようにがんばるからなぁ。』
兄さんを、強くしてあげる方法か。
手っ取り早いのは、やっぱり魔法やスキルだよな。
兄さんに、魔法かスキルを使えるようにしてあげれたら良いんだけどなぁ~。
うん?何か、つい最近同じ事を考えた事があるような?
・・・あっ!!姉さんだ!!
そうだそうだ、姉さんもスキルを覚えたがってたなぁ。
やっぱり、何が方法を考えた方がいいなぁ。
ちょって兄さんのステータスを確認して見よう
スキル 【鑑定】
名前 レオル•ウォーレル Lv5
年齢 7歳
種族 人間
HP 135 MP50
攻73 防67
魔攻48魔防42
素早50運38
流石兄さん、毎日鍛えてるから、体力は高いね。
このステータス画面に触れながら、覚えさせたい魔法の事を考えたりしたら、兄さんのステータスに魔法がついたりしないかな?
物は試しだな。
兄さんのステータス画面に触れ、魔法【ブースト】と唱えて見た。
すると、ステータス画面が一瞬光、画面を見てみると、魔法の項目が増えていた。
項目を見てみると、ブーストと書いてあった。
うわぁぁ~!!出来ちゃったよっ!!!!
うん、これは完全なチートだ。
やばいな。
普通は、いっぱい練習して覚えるものなんだよね?
こんな事、勝手にやって、兄さん怒らないかなぁ。
『あのね兄さん。』
『どうかしたのか?』
『その、言いにくいんだけど…
今、兄さんもボクと同じで、ブーストが使えるようになったよって言ったら…怒る?』
『へぇっ…(´⊙ω⊙`)?
いやいや、できる訳ないだろ。
普通は、沢山修行したりして覚えるものなんだ。
そんな簡単に出来るもんじゃないんだぞ。』
『あのね・・・それが・・・・たぶん・・出来るようになっちゃってるんだ。
試しに、あの20メートルぐらい離れた所にある木に向かって走って見てくれない?
走る時に、足の方に意識して魔力を少し込めてながら【ブースト】って唱えて走って見てよ。』
レオルは、何を言ってるんだと言わんばかりの顔をしながら、俺の言った木の方を向いた。
そして、走り出す体勢をとり、ゆっくりと深呼吸をして魔法を唱えた。
【ブースト】
すると、凄い速さで走り出し、あっという間に、木を通り越しちゃった。
あっ!!
早過ぎて止まれなかったのかな!
俺も慌ててブーストを使って、兄さんを追いかけた。
すると、100メートル程行った辺りで、やっと止まれたらしい。
『ねぇ兄さん。
やっぱり使えたでしょ?
(*´꒳`*)ニコニコ』
兄さんは、驚いた顔をしたまま動かない。
『おーい!!にいさーーん!!』
『はっ!!Σ(゚д゚lll
ユウト、今のは俺がやったのか?』
『何言ってるんだよ兄さん。
当たり前じゃない。
凄いスピードで走って、目標だった木を通り過ぎて行ったから、ビックリしたよ。
何回も練習して、スピードになれて、目標の場所で止まれるようにしないとね。』
『うん。毎日練習して頑張るよ。
ユウトありがとう。』
『お礼なんてやめてよ(*^^*)
兄さんの役に立てて良かったよ。
また、一緒に稽古してね。』
『あぁ任せとけ!!ブーストをマスターして、ユウトの相手が出来るようになってやるからな。
そうだ、ユウトに何かお礼をしなきゃな。
何かして欲しい事はあるか?
あったら何でも言ってくれよ。』
『お礼なんていらないよぉ~。』
『そうか?何でもいいんだぞ。』
そう言われて、これは何か言わなきゃいけない感じの空気になって。
キラキラした目でこちらを見て、返事
を待っている。
『あっ!!そうだ。』
『なんだなんだ ︎何か思い付いたか?
((o(^∇^)o))』
『あのね、夕方になったら野菜の収穫を、姉さんとやるんだけど、兄さんも手伝ってくれないかな?』
『えっ?野菜の収穫って、どこの野菜だ?』
『どこのって、うちの畑の野菜だよ。
夕方には、取れごろだと思うから、兄さんも手伝ってよ。』
『おい、ちょっと待てよ。
家の畑の野菜って……
昨日、畑を作って種まきをしたんだよな?』
『うん。
朝、姉さんが水やりに行ったら、凄い成長してて、ビックリしてボクを呼びに来たんだ。
それで、ボクも見に行ったら、本当ビックリしたよ。
凄い成長スピードだから、姉さんと夕方には 収穫出来そうだねって話になったんだ。
だから、兄さん宜しくね。』
『あぁ~わかった。
じゃ~収穫手伝うよ。』
(俺はもう、ユウトがする事に、いちいち驚かないぞ。)レオルは、心の中でそう思った。
俺は、兄さんと約束をして、いったん家に戻った。
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