胸糞注意報

いちごみるく

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遥と帽子の男を見かけてから200m。


(え……この辺って……)

2人が迷い込んだのは、紛れもなく……

(あ!建物の中に入っていった!)


遥たちが入った建物は……



豪華な造りをした……所謂ラブホテルだった。


俺は気がついたら、2人の後を追って走っていた。

そしてその勢いで建物に入り、まだフロントにいた2人を驚かせた。



「え…樹…くん…?」

「なんだよアンタ!?誰だ?」

「遥の彼氏だよ。」

「はっ?」

突然の俺の登場に驚きを隠せないでいる男は、素っ頓狂な声を上げている。


「どういうことか…説明してもらおうか遥」


俺にそう言われた遥の目には、怯えたような色が含まれていた。
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