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5人目:平凡後輩の話
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1度外れてしまったタガは、自分の意志では戻せないのだ。
もはや普段の関係も距離感も立場も捨てて、ただ「気持ちよくなりたい」というある種本能的な渇望のまま、俺達は互いを求め合った。
「あーもうこんな時間だ。さすがに帰らないとやばくないですか?」
あれから隼先輩と求め合いまくってたら、あっという間に午後8時になっていた。
この学校は部活動に力を入れている私立中学とはいえ、流石に8時を回るまで誰かしらが部室に残っている部活は少ない。
「そろそろ出ないと、先生に見つかっちゃいますね~」
俺はそう言って動こうとするが、俺に傷口を手当された隼先輩は動かない。
「……先輩?」
隼先輩のロープは俺によって解かれた。
だけど事後から座り込んだまま、ずっと動かずに遠くを見つめている。
「………海吏………」
隼先輩は目線を俺の目にバッチリ合わせてきた。
大きくて真っ黒な瞳が揺れている。
「海吏…何であんなに……上手なの?」
しばしの沈黙の中、隼先輩の声が響く。
「はい……?」
「海吏、ああいうことするの初めてなんだよね?……なんか、初めてとは思えないくらい上手だった……」
「あー……あれだけ最初抵抗してたのに、結局隼先輩、俺を求めてましたもんね」
「………うん………」
隼先輩は俺の言葉に恥じたのか、顔を赤くして目線を斜め下に落とした。
言葉の通り、隼先輩は何だかんだで俺の与える刺激を悦んで受け取っていた。
初めこそ抵抗していたものの、俺が隼先輩を愛して攻めて果てさせる度に、次第に本能と欲を全開にしてきたのだった。
「しかも……その……すごい大きくて太かった……」
先輩は目線を下にしたまま、さっき以上に恥ずかしそうにして言う。
普段はあんなに優しくて品のある隼先輩がそんなことを言うのを見て、俺はまた興奮した。
「まあ、俺の唯一の取り柄ですからね。使う機会も見せる機会もありませんでしたけどw」
俺は恥じらい下を向く隼先輩に目線を合わせるため、先輩の前にしゃがみ込みながらそう言った。
「彼女いない歴イコール年齢のモテない童○ですが、大きさと体力とテクニックには自信があったんですw……まあ、テクニックと言っても全部自己流の研究結果なんですけどね」
俺が隼先輩の前に座ると、先輩はやっと顔を上げて目を合わせてくれた。
「研究……?」
「そうです。俺実は、隼先輩と『こういうこと』をする日が来るのを妄想しながら、自分の体を使って隼先輩の感じさせ方を研究してたんです。」
「えええ…!そうなの?」
「はい。実際自分の中に指を挿れたりしてました。だから指もアレもスムーズに入ったでしょ?それに、舐め方とかキスの仕方とか…あくまでネットの知識ですけど、一応勉強してたんです。それで勉強したことを色んな方法で練習してました。」
俺のカミングアウトに隼先輩は驚いている。
「……けど先輩がそれをいいと言ってくれるなら、俺の研究は間違ってなかったってことですね」
俺も隼先輩の目をのぞき込んでそう言うと、先輩もまた、俺の目を見て微笑んでくれた。
「…うん、全然間違ってない。…むしろ大正解だよ!」
純粋な天使のような笑顔で言う隼先輩の裏の顔は、実は艶美な悪魔のよう。
普段テニスや生活態度で俺を褒めるときのような笑顔で、そういうことに関しても褒めてくれた。
もはや普段の関係も距離感も立場も捨てて、ただ「気持ちよくなりたい」というある種本能的な渇望のまま、俺達は互いを求め合った。
「あーもうこんな時間だ。さすがに帰らないとやばくないですか?」
あれから隼先輩と求め合いまくってたら、あっという間に午後8時になっていた。
この学校は部活動に力を入れている私立中学とはいえ、流石に8時を回るまで誰かしらが部室に残っている部活は少ない。
「そろそろ出ないと、先生に見つかっちゃいますね~」
俺はそう言って動こうとするが、俺に傷口を手当された隼先輩は動かない。
「……先輩?」
隼先輩のロープは俺によって解かれた。
だけど事後から座り込んだまま、ずっと動かずに遠くを見つめている。
「………海吏………」
隼先輩は目線を俺の目にバッチリ合わせてきた。
大きくて真っ黒な瞳が揺れている。
「海吏…何であんなに……上手なの?」
しばしの沈黙の中、隼先輩の声が響く。
「はい……?」
「海吏、ああいうことするの初めてなんだよね?……なんか、初めてとは思えないくらい上手だった……」
「あー……あれだけ最初抵抗してたのに、結局隼先輩、俺を求めてましたもんね」
「………うん………」
隼先輩は俺の言葉に恥じたのか、顔を赤くして目線を斜め下に落とした。
言葉の通り、隼先輩は何だかんだで俺の与える刺激を悦んで受け取っていた。
初めこそ抵抗していたものの、俺が隼先輩を愛して攻めて果てさせる度に、次第に本能と欲を全開にしてきたのだった。
「しかも……その……すごい大きくて太かった……」
先輩は目線を下にしたまま、さっき以上に恥ずかしそうにして言う。
普段はあんなに優しくて品のある隼先輩がそんなことを言うのを見て、俺はまた興奮した。
「まあ、俺の唯一の取り柄ですからね。使う機会も見せる機会もありませんでしたけどw」
俺は恥じらい下を向く隼先輩に目線を合わせるため、先輩の前にしゃがみ込みながらそう言った。
「彼女いない歴イコール年齢のモテない童○ですが、大きさと体力とテクニックには自信があったんですw……まあ、テクニックと言っても全部自己流の研究結果なんですけどね」
俺が隼先輩の前に座ると、先輩はやっと顔を上げて目を合わせてくれた。
「研究……?」
「そうです。俺実は、隼先輩と『こういうこと』をする日が来るのを妄想しながら、自分の体を使って隼先輩の感じさせ方を研究してたんです。」
「えええ…!そうなの?」
「はい。実際自分の中に指を挿れたりしてました。だから指もアレもスムーズに入ったでしょ?それに、舐め方とかキスの仕方とか…あくまでネットの知識ですけど、一応勉強してたんです。それで勉強したことを色んな方法で練習してました。」
俺のカミングアウトに隼先輩は驚いている。
「……けど先輩がそれをいいと言ってくれるなら、俺の研究は間違ってなかったってことですね」
俺も隼先輩の目をのぞき込んでそう言うと、先輩もまた、俺の目を見て微笑んでくれた。
「…うん、全然間違ってない。…むしろ大正解だよ!」
純粋な天使のような笑顔で言う隼先輩の裏の顔は、実は艶美な悪魔のよう。
普段テニスや生活態度で俺を褒めるときのような笑顔で、そういうことに関しても褒めてくれた。
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