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最終章
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14時の休憩を終えそこから2時間働き、俺は17時にタイムカードを切った。
「お疲れ様でしたー」
事務所にいた人たちに挨拶をし、荷物を持って店を出た。
しかし、その約2時間後……
(家に帰るまで気がつかないとは……俺もついに年を取ってきたな…)
俺はあの後、家についてからバイト先の事務所にスマホを忘れたことを思い出した。
さすがにスマホ無しで明日まで過ごすのは厳しいため、俺は片道45分の道を運転して店まで戻ってきた。
店についたのは、19時を少し回ったところだった。
(隼が終わる時間だな……)
今日の会話を思い出し、そんなことを考えながら俺は事務所のドアに手をかける。
すると……
「店長さん………ほんとに……」
普段は聞こえるはずのない甘い声が、中から聞こえてきた。
「あっ!やめてくださいっ……ほんとに…」
(え……!これ……隼!?)
なんと中から聞こえてきたのは、聞き覚えのある隼の声だったのだ。
吐息混じりの甘美な声は、俺があの日聴いたものとほとんど変わらない。
事務所の中で、隼が誰かとそういう行為に励んでいる……
その事実に俺は、目眩がしそうなくらい強いショックを受けた。
(どうしたものか……終わるまで中に入れないじゃないか……)
俺は自分の用事を邪魔されたという不快感と、隼と誰かがしているということへの嫉妬で、だんだんとイライラしてきていた。
(もう敢えてこのまま突入してやろうか?)
そんなことすら考えていた。
その時……
ガチャ!!
絶対にこのタイミングで開くはずがないドアが、内側から物凄い勢いで開けられたのだった。
「お疲れ様でしたー」
事務所にいた人たちに挨拶をし、荷物を持って店を出た。
しかし、その約2時間後……
(家に帰るまで気がつかないとは……俺もついに年を取ってきたな…)
俺はあの後、家についてからバイト先の事務所にスマホを忘れたことを思い出した。
さすがにスマホ無しで明日まで過ごすのは厳しいため、俺は片道45分の道を運転して店まで戻ってきた。
店についたのは、19時を少し回ったところだった。
(隼が終わる時間だな……)
今日の会話を思い出し、そんなことを考えながら俺は事務所のドアに手をかける。
すると……
「店長さん………ほんとに……」
普段は聞こえるはずのない甘い声が、中から聞こえてきた。
「あっ!やめてくださいっ……ほんとに…」
(え……!これ……隼!?)
なんと中から聞こえてきたのは、聞き覚えのある隼の声だったのだ。
吐息混じりの甘美な声は、俺があの日聴いたものとほとんど変わらない。
事務所の中で、隼が誰かとそういう行為に励んでいる……
その事実に俺は、目眩がしそうなくらい強いショックを受けた。
(どうしたものか……終わるまで中に入れないじゃないか……)
俺は自分の用事を邪魔されたという不快感と、隼と誰かがしているということへの嫉妬で、だんだんとイライラしてきていた。
(もう敢えてこのまま突入してやろうか?)
そんなことすら考えていた。
その時……
ガチャ!!
絶対にこのタイミングで開くはずがないドアが、内側から物凄い勢いで開けられたのだった。
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