31 / 220
4-31、ウサギ、巻き上げる
エターナニル魔法学園特殊クラス
しおりを挟む
ガァァァァアアアアァァアアアーーーー!!
それまで何の反応も示さなかったゾンビが急に奇声を上げてこちらに向かってきた。
「ファイヤートルネード」
イスカの放った炎の渦は何体ものゾンビを巻き上げて空へと消えた。
「なるほど、大きな魔力に反応するのですね」
「オウ、ソノ通リダ、ッテ誰ダ、オ前?」
「マジックアイテムクラスのザリです。どれ程の魔力に反応するのですか?」
「良い着眼点だ。簡単に言えば、中級以上の魔法を使おうとするとバレる」
「アロー系で倒せはりますの?」
「一体ニツキ3,4発トイッタトコロカ」
「魔導歌一回で出るのが5、6本だから、効率悪いわね。森ごと燃やさない?」
「ソノ辺ハ他ノ生徒ガヤッテル。俺ラハ他ノ解決方法ヲ、森ゴトカ、イイナ」
「でしょう」
鼻息荒くイスカは胸を張った。
「どうせ通常空間じゃないんだもの。全部呼び込んで燃やし尽くしちゃいましょ」
「問題ハドウヤッテ全部ヲ集メルカダナ」
「魔力に反応するんならそれで何とかならない?」
「量の問題があらはるえ?」
どこからどれだけの量を練るか。一歩間違えたら大惨事間違いない。
「そもそも何故ゾンビは入れられたのでしょうか?」
「単なる嫌がらせじゃないの?」
「それならもっと効率の良えことありますえ。船を止めるとか、精霊の契約を勝手に解除するとか」
「即座ニ襲ウヨウニハ作ラレテイナイ。ナラ何カヲ探シテイル、コレガ妥当カ」
「そんな高魔力の何かがここにあるのですか?」
ザリの質問に一同は首を捻る。
「あると言えばあらはるよ。本なんか魔導書ばかりやから、図書館の閲覧禁止欄を漁ればゴロゴロ出てきはります」
ネクロマンサーズ・マニュアル、ピカトリクス、ガラドラボーク、ホノリウスの誓いの書、悪魔の偽王国、術師アンブラメリンの聖なる魔術書などなど。
「アトハ倉庫ニアル山積ミノまじっくあいてむクライカ。卒業生ガ作ッタノヲ残シテイッタヤツダカラ大シタモノハホトンドナイゾ」
卒業記念品としてアイテムクラスの人達が勝手に残していった正体不明のグッツが倉庫一杯になっている。ただ、この辺を探すとして学園全土にゾンビをばらまく必要がはたしてあるのだろうか。
「マァ、魔導書ハ無理ダナ。亜空間ニこぴーサレル程度ノナラ普通ニ国営図書館ノ閲覧所ニ置イテアルれべるダ」
「ねぇ、ふと思ったんだけど他の先輩はどうなってるの?」
「そうだった。俺の兄がおかしいんです。本読んでいました」
「じるべガ、カ?ソリャ大爆笑モノダナ」
ロイズの証言からジルベは典型的な体育系な人だとわかった。あと、体育委員長でもあることを知った。
「委員長くらすハ生徒集メトぞんび掃討ヲ行ッテイル」
どうやら、各委員長はかなりハイレベルの生徒らしい。
「先生はどうしているんどすか?」
「別ノ厄件ヲ追ッテル」
「ゾンビよりも?」
「数ハ多イガ、ソレヲ利用シテ襲イクル訳デハナイ。ソウイウ意味デハ良イ案件ダッタナ」
遠くで爆音が聞こえ、森の一部が凍りついているのが見える。さっき雷光が走った。あれは先輩達が暴れているからだろう。そばに他の生徒がいないことを祈る。
「他の生徒はどうしてはります?」
「4,5年ニ守ラレテ避難シテイル」
「避難場どこどす?」
「ココダナ」
「問題なさそうだな」
「ザリはんはうちと共に非難しましょか」
「はい」
「いすかハ俺ト来イ」
「はーい」
腕を変形させたライフルで二匹の頭を撃ち抜き、ロイズは頭で行けと促す。ユーキとザリが崖を下りていく。
「フレアアロー!」
イスカが解き放った火の矢が降る。水分のないその体はパチパチと景気よく燃えた。
ザリに誤爆しそうになったが、ユーキの出した黒い気体の中に吸い込まれていった。
「案外簡単ね」
「まじデ数ガ多イダケナンダ」
「敵の意図が見えないわね」
「アソコデ量産シテイルノハワカッテイルンダガナ」
学園島上空を旋回する飛行船を見上げる。今も次から次へとゾンビが落下してくる。落下ダメージで足がおれている奴もいる。かなり乱雑に扱われているようだ。
「撃ち落とせないの?」
「生憎ろけっとらんちゃーハ一発シカ装備シテイナインダ」
狙撃用のライフルでは飛距離も威力も足りなかった。
「レイカはどうしてるの?」
どうせあんたの仕業でしょと言わんばかりである。
「無事保護サレタ。今ハりとあトイルハズダ」
幽霊屋敷の件で知り合った先輩だ。特殊クラスに所属していない人の中で一番友好的な人になる。こちらの世界では珍しく小型拳銃をメイン武器としていた。
「どこにいたのよ」
「真ッ黒黒助カラ預かったとか言ットッタナ」
「なにそれ、ともかく無事でよかったわ」
「ホレ、チョット待ッテロ」
携帯を取り出してどこかにかけ始めた、が、すぐにしかめ面になる。
「シマッタ、亜空間ダッタノ忘レテタ」
亜空間に中継所はない。もちろん、人工衛星もないので繋がるはずがないのだ。本来は、
「・・・・・・」
「どうしたの?」
「コッチノコトダ」
ピリリリ、ピリリリリ~
鳴る筈のない電話が鳴るのは何とも不気味なものだとロイズは思った。デスクトップには非通知と書かれている。
「オウ、誰ダ?」
『私、・・ちゃん』
聞き耳を立てていたイスカにもその声が届く。スピーカー越しだったが、少女の声のようだった。
「何ノ用ダ?」
『あのね、私・・・・・』
「オオウ、しゃっト言エ」
『私、今』
続く
それまで何の反応も示さなかったゾンビが急に奇声を上げてこちらに向かってきた。
「ファイヤートルネード」
イスカの放った炎の渦は何体ものゾンビを巻き上げて空へと消えた。
「なるほど、大きな魔力に反応するのですね」
「オウ、ソノ通リダ、ッテ誰ダ、オ前?」
「マジックアイテムクラスのザリです。どれ程の魔力に反応するのですか?」
「良い着眼点だ。簡単に言えば、中級以上の魔法を使おうとするとバレる」
「アロー系で倒せはりますの?」
「一体ニツキ3,4発トイッタトコロカ」
「魔導歌一回で出るのが5、6本だから、効率悪いわね。森ごと燃やさない?」
「ソノ辺ハ他ノ生徒ガヤッテル。俺ラハ他ノ解決方法ヲ、森ゴトカ、イイナ」
「でしょう」
鼻息荒くイスカは胸を張った。
「どうせ通常空間じゃないんだもの。全部呼び込んで燃やし尽くしちゃいましょ」
「問題ハドウヤッテ全部ヲ集メルカダナ」
「魔力に反応するんならそれで何とかならない?」
「量の問題があらはるえ?」
どこからどれだけの量を練るか。一歩間違えたら大惨事間違いない。
「そもそも何故ゾンビは入れられたのでしょうか?」
「単なる嫌がらせじゃないの?」
「それならもっと効率の良えことありますえ。船を止めるとか、精霊の契約を勝手に解除するとか」
「即座ニ襲ウヨウニハ作ラレテイナイ。ナラ何カヲ探シテイル、コレガ妥当カ」
「そんな高魔力の何かがここにあるのですか?」
ザリの質問に一同は首を捻る。
「あると言えばあらはるよ。本なんか魔導書ばかりやから、図書館の閲覧禁止欄を漁ればゴロゴロ出てきはります」
ネクロマンサーズ・マニュアル、ピカトリクス、ガラドラボーク、ホノリウスの誓いの書、悪魔の偽王国、術師アンブラメリンの聖なる魔術書などなど。
「アトハ倉庫ニアル山積ミノまじっくあいてむクライカ。卒業生ガ作ッタノヲ残シテイッタヤツダカラ大シタモノハホトンドナイゾ」
卒業記念品としてアイテムクラスの人達が勝手に残していった正体不明のグッツが倉庫一杯になっている。ただ、この辺を探すとして学園全土にゾンビをばらまく必要がはたしてあるのだろうか。
「マァ、魔導書ハ無理ダナ。亜空間ニこぴーサレル程度ノナラ普通ニ国営図書館ノ閲覧所ニ置イテアルれべるダ」
「ねぇ、ふと思ったんだけど他の先輩はどうなってるの?」
「そうだった。俺の兄がおかしいんです。本読んでいました」
「じるべガ、カ?ソリャ大爆笑モノダナ」
ロイズの証言からジルベは典型的な体育系な人だとわかった。あと、体育委員長でもあることを知った。
「委員長くらすハ生徒集メトぞんび掃討ヲ行ッテイル」
どうやら、各委員長はかなりハイレベルの生徒らしい。
「先生はどうしているんどすか?」
「別ノ厄件ヲ追ッテル」
「ゾンビよりも?」
「数ハ多イガ、ソレヲ利用シテ襲イクル訳デハナイ。ソウイウ意味デハ良イ案件ダッタナ」
遠くで爆音が聞こえ、森の一部が凍りついているのが見える。さっき雷光が走った。あれは先輩達が暴れているからだろう。そばに他の生徒がいないことを祈る。
「他の生徒はどうしてはります?」
「4,5年ニ守ラレテ避難シテイル」
「避難場どこどす?」
「ココダナ」
「問題なさそうだな」
「ザリはんはうちと共に非難しましょか」
「はい」
「いすかハ俺ト来イ」
「はーい」
腕を変形させたライフルで二匹の頭を撃ち抜き、ロイズは頭で行けと促す。ユーキとザリが崖を下りていく。
「フレアアロー!」
イスカが解き放った火の矢が降る。水分のないその体はパチパチと景気よく燃えた。
ザリに誤爆しそうになったが、ユーキの出した黒い気体の中に吸い込まれていった。
「案外簡単ね」
「まじデ数ガ多イダケナンダ」
「敵の意図が見えないわね」
「アソコデ量産シテイルノハワカッテイルンダガナ」
学園島上空を旋回する飛行船を見上げる。今も次から次へとゾンビが落下してくる。落下ダメージで足がおれている奴もいる。かなり乱雑に扱われているようだ。
「撃ち落とせないの?」
「生憎ろけっとらんちゃーハ一発シカ装備シテイナインダ」
狙撃用のライフルでは飛距離も威力も足りなかった。
「レイカはどうしてるの?」
どうせあんたの仕業でしょと言わんばかりである。
「無事保護サレタ。今ハりとあトイルハズダ」
幽霊屋敷の件で知り合った先輩だ。特殊クラスに所属していない人の中で一番友好的な人になる。こちらの世界では珍しく小型拳銃をメイン武器としていた。
「どこにいたのよ」
「真ッ黒黒助カラ預かったとか言ットッタナ」
「なにそれ、ともかく無事でよかったわ」
「ホレ、チョット待ッテロ」
携帯を取り出してどこかにかけ始めた、が、すぐにしかめ面になる。
「シマッタ、亜空間ダッタノ忘レテタ」
亜空間に中継所はない。もちろん、人工衛星もないので繋がるはずがないのだ。本来は、
「・・・・・・」
「どうしたの?」
「コッチノコトダ」
ピリリリ、ピリリリリ~
鳴る筈のない電話が鳴るのは何とも不気味なものだとロイズは思った。デスクトップには非通知と書かれている。
「オウ、誰ダ?」
『私、・・ちゃん』
聞き耳を立てていたイスカにもその声が届く。スピーカー越しだったが、少女の声のようだった。
「何ノ用ダ?」
『あのね、私・・・・・』
「オオウ、しゃっト言エ」
『私、今』
続く
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
現実に疲れ果てた俺がたどり着いたのは、圧倒的な自由度を誇るVRMMORPG『アナザーワールド・オンライン』。
選んだ職業は、幼い頃から密かに憧れていた“料理人”。しかし戦闘とは無縁のその職業は、目立つこともなく、ゲーム内でも完全に負け組。素材を集めては料理を作るだけの、地味で退屈な日々が続いていた。
だが、ある日突然――運命は動き出す。
フレンドに誘われて参加したレベル上げの最中、突如として現れたネームドモンスター「猛き猪」。本来なら三パーティ十八人で挑むべき強敵に対し、俺たちはたった六人。しかも、頼みの綱であるアタッカーたちはログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク・クマサン、ヒーラーのミコトさん、そして非戦闘職の俺だけ。
「逃げろ」と言われても、仲間を見捨てるわけにはいかない。
死を覚悟し、包丁を構えたその瞬間――料理スキルがまさかの効果を発揮し、常識外のダメージがモンスターに突き刺さる。
この予想外の一撃が、俺の運命を一変させた。
孤独だった俺がギルドを立ち上げ、仲間と出会い、ひょんなことからクマサンの意外すぎる正体を知り、ついにはVチューバーとしての活動まで始めることに。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業。
そんな俺が、仲間と共にゲームと現実の垣根を越えて奇跡を起こしていく物語が、いま始まる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる