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7-15、カメ、食べる
エターナニル魔法学園特殊クラス
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場面は跳んで昼休み。リトアは小さくなったままのレイカと猫と弁当箱を抱えて生徒会室にやってきた。軽くノックすると中から入れと返事がくる。
「失礼します」
「おう、来たな」
「待っていたぞ」
鋭利な眼光をメガネの向こうに宿した双子が待っていた。仕事中だったのだろう。手には書類が握られている。
「何だ。お前も来たのか」
睨まれてレイカはパッとリトアの後ろに隠れた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ジー
ジー
ジー
「えっと、とりあえずご飯にしませんか?」
「「ふむ」」
「はい」
開けられたランチボックスの中には美味しそうなサンドイッチがぎっしりと詰まっている。それを確認した会計長がなぜか設置されている冷蔵庫からオレンジジュースを取り出した。
「こうしてゆっくり昼食をとるのは久しぶりか」
「そうだな」
口でそう言いつつも目は書類を追っている。全然ゆっくりしていないのではとリトアを見ると、これでもいつもよりマシだよと視線で帰された。
「ほれ、もっと食べろ」
「そんなのだから小さいんだ」
そう言ってレイカの口にサンドイッチを持って行く。マグマグと食べていたのが面白かったのだろう。次から次にサンドイッチがレイカに運ばれ、気が付けばランチボックスは空になっていた。
「美味しかったどす」
「・・・ああ」
「・・・そうか」
「それはよかった、かな」
三人とも二つずつしか食べていない。ボックスの中には三層にわたりギッシリとサンドイッチが種類も豊富に詰まっていた。もうお分かりだろうか。レイカの大食いがばれた瞬間である。
「ふむ、腹も膨れたところで早速議題に移るとしよう」
「昨日兄上があった蛇とけったいな植物のことだな」
「木の方は昨日倒したから、シードが残っていない限り大丈夫です」
「お兄ちゃんそれフラグどす」
「種というが、見たところかなりの大きさだった」
「そうだな。これだけ生徒がいるんだ。発見されやすいだろう」
「それはそれで心配じゃあらへんの?」
「ここの人達何だかんだで喧嘩慣れしているからね」
「撃破は無理でも大声を出すくらいはできるだろう。問題ない」
「問題は蛇の方だな。何故今まで無事でいたか不思議でならない」
「おい、貴様。誰にとは言わない。いつ依頼を受けた?」
「昨日です」
あまりの事実に一同絶句する。
「一昨日発見したそうで」
「早急な対策感謝する。して、あの蛇はいったいなんなのだ?」
「蛇の魔物、かな」
「そんなことは分かっている!」
先生達の証言では不気味な黄色い瞳を見た瞬間に意識が遠のいたそうだ。他に何か見たかと訊いてみたが、霧が濃くってほとんど何も見えなかったそうだ。ただ、宙に浮く二つの光を見た、と。
「意識喪失は木の魔物が発していた霧のためだと思います。あれには睡眠促進効果がありますから」
「促進か。しっかり取っていた俺に死角はなかったな」
「昼寝でもしてはったん?」
「「そんなわけないだろう」」
場を和ませるためのジョークは無駄に怒りを買うだけとなった。
「蛇はバジリスク。これは決定でいいな。しかし、奴が今の今まで何も事件を起こしてなかったのは気がかりだ。見回りは毎夜やっていたのだが、それらしい形跡はなかった」
「シードを食べていた、と思います」
シードには魔界の瘴気が含まれている。それを摂取することで成長を維持することができ、立派な魔物に進化することができる。
「つまり、どちらにも遭遇しなかったのは蛇が種を食べていたからだと言いたいんだな」
「はい、シードは簡単な飼料として販売されていますし、成長も早いですからあの木は零れた種が発芽したものだと思います。月の光で成長しますし」
「日光やあらへんの?」
「魔物には日光は明る過ぎ、暑過ぎ、痛過ぎるんだ。魔法が使える魔族と違って皮膚に防御器官が備わってないのが魔物だからね。多くの魔物が夜行性なのはそのためだよ」
「魔族学の基礎だな。さすが幻獣ハンターだ」
「そんな、褒められるようなことではないですよ」
「そうだ、・・・。知っていて当然のことだ」
生徒会長は手厳しい。
「今は日照時間が寮の点呼時間より長い。大概の生徒に被害が出ることはないだろう」
「全員ではないんどすか?」
「昨日の貴様らの言動がある。完全にとは言い切れまい」
あ、とレイカは思った。自分とカズは昨日夜に校舎に忍び込んで蛇の集団に囲まれたのだった。
「カズはん今回もくるやろか?」
「来ないようにするしかあるまい」
「適当な理由をつけるか」
言うが早いが生徒会長は紙に何かを書き始めた。スラスラと書かれる文字は達筆で、その文字の中に不穏な文字がいくつか見えた。
「これをハルニーガに渡せ」
そう言ってレイカにキチンと封をされた手紙を渡す。その表紙には見覚えのある読めない文字があった。
「お兄ちゃん、これなんて書いてあらはります?」
「『果たし状』だね。とうとう全面戦争かな」
「これ、うちが届けたらどうなってしまはるの?」
開戦の使者が無事に帰ってこられる可能性は限りなく低い。
「僕が行こうか?」
「お願いします」
流石に中学一年生の平均身長・・・は越えてないが、それに近い数値になっている。修行前の姿ならまだ警戒心を削げただろう。どっちにしてもハルニーガの顔をレイカは正面から見ることができない。彼と友達なリトアなら何かされるということはないだろう。仲が壊れることはあるだろうが。
「せや、職員室の書類。変なのあったから写真撮ったぇ」
「「何!?」」
出る直前にリトアだけに伝えようとした言葉は生徒会長と会計長の耳にも届いた。
「「見せろ、今すぐにだ!」」
「これどす」
ボタンで回しながら見ていた生徒会長がニヤリと笑った。メモリーを取り出し、パソコンにセットする。しばらくするとプリンターが起動した。
「ほれ、貴様にやる」
そう言って渡されたのは書類3枚とチケット一枚だった。
「ありがとうございます。これは?」
「見てわからんか」
文化祭の入場チケットなのは見て取れる。しかし、生徒会長がそれをレイカに渡したことは意味が分からない。
「礼だ。これで不穏分子を排除できる」
「マガツ学校最大の祭りだ。楽しんでいくがよい」
あれ、何かが違う気がする。
「はい、ありがとうございます」
「僕達も参加するから楽しんで行ってね」
「それはもちろん期待していますぇ」
あの興奮をもう一度。今からワクワクが止まらないレイカだった。
続く
「失礼します」
「おう、来たな」
「待っていたぞ」
鋭利な眼光をメガネの向こうに宿した双子が待っていた。仕事中だったのだろう。手には書類が握られている。
「何だ。お前も来たのか」
睨まれてレイカはパッとリトアの後ろに隠れた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ジー
ジー
ジー
「えっと、とりあえずご飯にしませんか?」
「「ふむ」」
「はい」
開けられたランチボックスの中には美味しそうなサンドイッチがぎっしりと詰まっている。それを確認した会計長がなぜか設置されている冷蔵庫からオレンジジュースを取り出した。
「こうしてゆっくり昼食をとるのは久しぶりか」
「そうだな」
口でそう言いつつも目は書類を追っている。全然ゆっくりしていないのではとリトアを見ると、これでもいつもよりマシだよと視線で帰された。
「ほれ、もっと食べろ」
「そんなのだから小さいんだ」
そう言ってレイカの口にサンドイッチを持って行く。マグマグと食べていたのが面白かったのだろう。次から次にサンドイッチがレイカに運ばれ、気が付けばランチボックスは空になっていた。
「美味しかったどす」
「・・・ああ」
「・・・そうか」
「それはよかった、かな」
三人とも二つずつしか食べていない。ボックスの中には三層にわたりギッシリとサンドイッチが種類も豊富に詰まっていた。もうお分かりだろうか。レイカの大食いがばれた瞬間である。
「ふむ、腹も膨れたところで早速議題に移るとしよう」
「昨日兄上があった蛇とけったいな植物のことだな」
「木の方は昨日倒したから、シードが残っていない限り大丈夫です」
「お兄ちゃんそれフラグどす」
「種というが、見たところかなりの大きさだった」
「そうだな。これだけ生徒がいるんだ。発見されやすいだろう」
「それはそれで心配じゃあらへんの?」
「ここの人達何だかんだで喧嘩慣れしているからね」
「撃破は無理でも大声を出すくらいはできるだろう。問題ない」
「問題は蛇の方だな。何故今まで無事でいたか不思議でならない」
「おい、貴様。誰にとは言わない。いつ依頼を受けた?」
「昨日です」
あまりの事実に一同絶句する。
「一昨日発見したそうで」
「早急な対策感謝する。して、あの蛇はいったいなんなのだ?」
「蛇の魔物、かな」
「そんなことは分かっている!」
先生達の証言では不気味な黄色い瞳を見た瞬間に意識が遠のいたそうだ。他に何か見たかと訊いてみたが、霧が濃くってほとんど何も見えなかったそうだ。ただ、宙に浮く二つの光を見た、と。
「意識喪失は木の魔物が発していた霧のためだと思います。あれには睡眠促進効果がありますから」
「促進か。しっかり取っていた俺に死角はなかったな」
「昼寝でもしてはったん?」
「「そんなわけないだろう」」
場を和ませるためのジョークは無駄に怒りを買うだけとなった。
「蛇はバジリスク。これは決定でいいな。しかし、奴が今の今まで何も事件を起こしてなかったのは気がかりだ。見回りは毎夜やっていたのだが、それらしい形跡はなかった」
「シードを食べていた、と思います」
シードには魔界の瘴気が含まれている。それを摂取することで成長を維持することができ、立派な魔物に進化することができる。
「つまり、どちらにも遭遇しなかったのは蛇が種を食べていたからだと言いたいんだな」
「はい、シードは簡単な飼料として販売されていますし、成長も早いですからあの木は零れた種が発芽したものだと思います。月の光で成長しますし」
「日光やあらへんの?」
「魔物には日光は明る過ぎ、暑過ぎ、痛過ぎるんだ。魔法が使える魔族と違って皮膚に防御器官が備わってないのが魔物だからね。多くの魔物が夜行性なのはそのためだよ」
「魔族学の基礎だな。さすが幻獣ハンターだ」
「そんな、褒められるようなことではないですよ」
「そうだ、・・・。知っていて当然のことだ」
生徒会長は手厳しい。
「今は日照時間が寮の点呼時間より長い。大概の生徒に被害が出ることはないだろう」
「全員ではないんどすか?」
「昨日の貴様らの言動がある。完全にとは言い切れまい」
あ、とレイカは思った。自分とカズは昨日夜に校舎に忍び込んで蛇の集団に囲まれたのだった。
「カズはん今回もくるやろか?」
「来ないようにするしかあるまい」
「適当な理由をつけるか」
言うが早いが生徒会長は紙に何かを書き始めた。スラスラと書かれる文字は達筆で、その文字の中に不穏な文字がいくつか見えた。
「これをハルニーガに渡せ」
そう言ってレイカにキチンと封をされた手紙を渡す。その表紙には見覚えのある読めない文字があった。
「お兄ちゃん、これなんて書いてあらはります?」
「『果たし状』だね。とうとう全面戦争かな」
「これ、うちが届けたらどうなってしまはるの?」
開戦の使者が無事に帰ってこられる可能性は限りなく低い。
「僕が行こうか?」
「お願いします」
流石に中学一年生の平均身長・・・は越えてないが、それに近い数値になっている。修行前の姿ならまだ警戒心を削げただろう。どっちにしてもハルニーガの顔をレイカは正面から見ることができない。彼と友達なリトアなら何かされるということはないだろう。仲が壊れることはあるだろうが。
「せや、職員室の書類。変なのあったから写真撮ったぇ」
「「何!?」」
出る直前にリトアだけに伝えようとした言葉は生徒会長と会計長の耳にも届いた。
「「見せろ、今すぐにだ!」」
「これどす」
ボタンで回しながら見ていた生徒会長がニヤリと笑った。メモリーを取り出し、パソコンにセットする。しばらくするとプリンターが起動した。
「ほれ、貴様にやる」
そう言って渡されたのは書類3枚とチケット一枚だった。
「ありがとうございます。これは?」
「見てわからんか」
文化祭の入場チケットなのは見て取れる。しかし、生徒会長がそれをレイカに渡したことは意味が分からない。
「礼だ。これで不穏分子を排除できる」
「マガツ学校最大の祭りだ。楽しんでいくがよい」
あれ、何かが違う気がする。
「はい、ありがとうございます」
「僕達も参加するから楽しんで行ってね」
「それはもちろん期待していますぇ」
あの興奮をもう一度。今からワクワクが止まらないレイカだった。
続く
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