エターナニル魔法学園特殊クラス

シロ

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9ー8、カメ、心臓に悪い

エターナニル魔法学園特殊クラス

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 翌日、大量の朝食を食べ終えるとさっそく部屋に向かい、大掃除を開始した。家具を全て外に出して床や壁の拭き掃除から始める。様子を見に来た他の部屋の人も、掃除だとわかるとつまらなそうに帰っていった。その背中を見送ると、例のCMの歌を口遊みながらレイカは布団を解いて行った。綿貫しながら念入りにチェックをする。すると小さな円盤が転がり出てきた。隠しておいた立体映像を確認すると、それは確かに電波を発している。棚の後ろから、机の引き出しの裏から。合計五個の円盤が見つかった。サーチするとこれ以上はないようだ。テーブルの上に置いたそれを2人は見つめる。
「何これ。気持ち悪いわね」
「・・・ナメクジには塩」
上から落ちてきた白い布が円盤の上に覆い被さる。そのまま摘み上げると器用に結んだ。まるで花のようだ。そしてロンは外に捨てた。
「もう話しても大丈夫?」
「・・・平気」
「あれ何なんどすか?」
「・・・盗聴器」
「電気で動いていたってことはカーレント製どすなぁ」
「何であたし達の部屋に?」
ロイズの部屋に仕掛けられているのならわかる。あそこは第2の研究室に化しているからだ。ロンが同室している。他の生徒は気に入らないとロイズが追い出したからだ。今考えれば研究内容の漏出を止める為だったのだろう。
「・・興味がある」
「まさか、盗撮事件再来!?」
「それはないと思うぇ」
カメラならその可能性もある(犯人はロリコン確定だ)が、設置されていたのはスピーカーである。声フェチの可能性も残っているが、単純に考えて会話が聞きたかったのだろう。
「もう反応はないどす」
サーチし直すと赤い点は部屋から綺麗に消えていた。
「仕掛けた人物に心当たりがあることはあるのよね」
「誰どす?」
「・・・リング先生」
「俺がなんだって?」
2人はギョッとした。ドアのところには腕を組んだリング先生がこちらを見ていた。普段と表情は変わらない。
「レイカ、連絡はいってなかったか?」
「何かあるんどすか?」
「通常クラスの他に戦闘スタイルで選別されたクラスがあることは説明しただろう」
呆けていた時かな、とレイカはちょっと反省した。彼が言っているのは特別クラスのことだろう。
「そのクラス分けを今日するんだ。今すぐいけるか?」
「は、はい、大丈夫どす」
「見学してもいい?」
「いいぞ。ロンも行くか?」
「・・・(コクン)」
「こっちだ、ついてこい」


                              続く
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