エターナニル魔法学園特殊クラス

シロ

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10ー13、カメ、重い

エターナニル魔法学園特殊クラス

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 日が経過し、3日目の朝。ガルクザルグに着いた時、イスカとレイカは疲労状態になっていた。リトアがとってくれた宿のベッドでぐったりとしている。馬はレンタルショップに返却された。中々快適な旅だった。最後に鬣を触らせてくれたのはレイカにとって嬉しい誤算だった。部屋割りはリトアとレイカがロンとイスカが同室である。2人がいないのをいいことにイスカは女子部屋に入り込んでいた。帰ってきたとしても咎める人は何処にもいないが。
「ねぇ、これは初めてよね」
7月の中旬。今までの最長が7月上旬なのでここからは未知の領域となる。
「・・・そうどすなぁ」
思考を働かそうとする2人だったが、体が重い。意識していなければ、睡魔の彼方に連れて行かれそうだ。もったいないが、体を起こして気が付いた。いつの間にか部屋の中の人数が増えている。これでは話題に入れない。5人?1、2、3、4、自分も入れて確かに5人。自分と同じくベッドで倒れているイスカ。部屋の隅で丸くなっているロンとベッドで寝ているリトア、に満足気に抱き付いているジアル。
「って、ちょっと、何であんたがここにいるのよ!?」
「うん~、依頼。その前にちょっと話そうぜ」
「ちょっとって何をよ?」
「イスカはん、ジアルはんも記憶保持者どす」
「同類って訳ね。でも、リトアは違うわよ。たぶん、ロンも」
「平気平気、さっき聞いたんだけれど強行軍して来たんだろ。今日一日は何しても起きねーよ」
本当だろう。さっきからジアルが抱き付いても頬を突いても目を覚ます様子はない。
「で、何か分かったのか?」
「「全然わかんにゃい」」
「何か些細なことでも・・・何で俺がこんなことしてるんだ?」
「あたしもそう思うの」
二人とも脳筋の部類に入るから頭を使う技能は苦手なようだ。おそらく、知識も教養も低い。話もいつの間にか逸れて鍛錬の約束に変わっていた。ガシッと拳を合わせ合う。
「考えてても仕方がないわ」
「だな。わかんねーものはわかんねーさ。で、今何やってんだ?」
「えっとね・・・」
「イスカはんストップ」
レイカは慌ててイスカの口を塞いだ。
「ギルド員には守秘義務があらはる。依頼者とその詳しい内容は伏せなあきまへんぇ」
「えっと、じゃあ、この場合は?」
「とある人から荷運びの仕事を受けたんどす」
この程度なら大丈夫だろう情報を口にする。
「知り合いだろ」
「そうよ」
「じゃあ、ロイズか」
「何で分かったのよ!?」
そこは否定してほしかった、とレイカはベッドに倒れこんだ。


                           続く
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