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I.右眼
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ある森の奥にある大きな屋敷で1人の青年が楽しそうに料理をしていた
その青年の周りには様々な動物に似た魔物達や妖精、精霊などの存在がいた
その魔物達は青年の手元を待ち遠しそうに眺めていた
『コオリ、ご飯まだ?』
狐の姿に翼の生えた魔物が、すでに出来ている料理の匂いに我慢できず青年へと問いかける
「少し待ってて、もうすぐ全て出来上がるから」
頭を優しく撫で料理を作るべく手元を見る
「でも、あの子まだ帰ってきてないわよ」
妖精の1人がコオリの肩に停まり言う
「えっ、またどっか行っちゃったの?」
コオリは手に持っていたフライパンを置き、エプロンを脱ぐ
『ソウダヨ、マタ ニンゲンノマチ イッテル』
コオリの脚へと頭を押し付けながら1匹の狼の魔物が応える
「みんな、マスター迎えに行ってるからからご飯もう少し待っててね」
コオリが扉へと手を伸ばすと扉がゆったりと開く
「マスター、お帰りなさ…い?」
コオリは、マスターなる青年の姿を見ると急いでタオルを持ってきて青年の右眼を抑える
右眼から血が流れていたのだ
「マスター、どうしたのですかその眼」
コオリは震える声で問いかける
青年は、無言で手元に抱えている1人の子供を見る
コオリがそちらに目をやるとその子供も右眼から血を流していた
「マスター、この子供は?」
「…拾った」
それだけを言うと青年はコオリの手を自分の目から離すとその子供をコオリに抱えさせた
「マスター?っ…この子供人間、いや有翼人ではないですか!?」
「怪我を…」
青年はそういうと部屋を出ていった
コオリはもう一度子供を見る
子供は目だけではなく体のあちこちに怪我をしていた
「リリー、この怪我治せる?」
「できるわ」
先程肩に乗ってきていた妖精が答える
「じゃあ、お願いするね」
リリーはコオリの肩から子供の体へと羽ばたく
子供の体へと手をつける
「癒せ」
そう言うと子供の傷元が光だし、だんだんと塞がっていく
10秒程経つと傷は塞がり血は止まっていた
傷が塞がったことで安心したコオリは子供の汚れを落とすために風呂場へと抱きかかえて連れていく
子供の服を脱がせようとした時、子供が目を覚ました
2人は互いを見つめ合う
2人はお互いに驚いた
子供は全然知らない青年がいたことに
コオリは子供の右眼を見て
子供右眼には己が主人の目を持っていた
主人以外で持っているのを見たことがない琥珀色の綺麗な瞳を
コオリは脳がその事を認識した瞬間主人である青年の元へと走った
子供を風呂場に置き去りにして
その青年の周りには様々な動物に似た魔物達や妖精、精霊などの存在がいた
その魔物達は青年の手元を待ち遠しそうに眺めていた
『コオリ、ご飯まだ?』
狐の姿に翼の生えた魔物が、すでに出来ている料理の匂いに我慢できず青年へと問いかける
「少し待ってて、もうすぐ全て出来上がるから」
頭を優しく撫で料理を作るべく手元を見る
「でも、あの子まだ帰ってきてないわよ」
妖精の1人がコオリの肩に停まり言う
「えっ、またどっか行っちゃったの?」
コオリは手に持っていたフライパンを置き、エプロンを脱ぐ
『ソウダヨ、マタ ニンゲンノマチ イッテル』
コオリの脚へと頭を押し付けながら1匹の狼の魔物が応える
「みんな、マスター迎えに行ってるからからご飯もう少し待っててね」
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コオリは、マスターなる青年の姿を見ると急いでタオルを持ってきて青年の右眼を抑える
右眼から血が流れていたのだ
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コオリは震える声で問いかける
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コオリがそちらに目をやるとその子供も右眼から血を流していた
「マスター、この子供は?」
「…拾った」
それだけを言うと青年はコオリの手を自分の目から離すとその子供をコオリに抱えさせた
「マスター?っ…この子供人間、いや有翼人ではないですか!?」
「怪我を…」
青年はそういうと部屋を出ていった
コオリはもう一度子供を見る
子供は目だけではなく体のあちこちに怪我をしていた
「リリー、この怪我治せる?」
「できるわ」
先程肩に乗ってきていた妖精が答える
「じゃあ、お願いするね」
リリーはコオリの肩から子供の体へと羽ばたく
子供の体へと手をつける
「癒せ」
そう言うと子供の傷元が光だし、だんだんと塞がっていく
10秒程経つと傷は塞がり血は止まっていた
傷が塞がったことで安心したコオリは子供の汚れを落とすために風呂場へと抱きかかえて連れていく
子供の服を脱がせようとした時、子供が目を覚ました
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子供は全然知らない青年がいたことに
コオリは子供の右眼を見て
子供右眼には己が主人の目を持っていた
主人以外で持っているのを見たことがない琥珀色の綺麗な瞳を
コオリは脳がその事を認識した瞬間主人である青年の元へと走った
子供を風呂場に置き去りにして
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