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学生期 9
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…そして更に数ヶ月後。
「えー、みなさんに魔物学や魔法学を教えてそろそろ半年が経ちますので…そろそろ頃合いかと思い、明日。野外学習として実際にダンジョンへと行き、実戦として魔物と戦ってもらいます」
「おー!ついにか!」
「でも怪我とかしたらどうしよう…」
「ダンジョンがどうなってるのか楽しみだな!」
帰りのホームルームで担任が報告するとクラス中が盛り上がり、急にザワザワと騒がしくなる。
「静かに。明日の出発は朝7時ですので遅刻しないよう気をつけて下さい。特にリデック君はちゃんと参加するように」
担任は時間を告げると俺を見ながら名指しで釘を刺してきた。
「なんで俺だけ名指し?」
「そりゃお前。いつも午前中は裏山で寝てて授業サボってるからだろ」
「先生、もし寝坊して遅刻したら?」
「みんなが帰ってくるまでこの教室で自習してて下さい。出発前に体調を崩した人も同様です」
俺が不本意に思いながら返すと前の席の男子生徒が振り向きながら弄るように言い、他の女子生徒の質問に担任は教室に待機するような指示を出す。
「…ついにダンジョンに行けるのかー…楽しみだな!」
「俺は別に」
「なにクールぶってんだよ。 お前も内心嬉しいんだろ?」
なんせ初めてのダンジョンだからな!と、隣の席の男子生徒が興奮しながら言い…
いつもは放課後になると数人しか残ってない教室も今日はクラスメイトのみんなが残っていて明日の話題で持ちきりだ。
「…俺は明日に備えて早く寝るために帰るが、お前らも早く帰れよ。『寝坊しました』じゃシャレにならんぞ」
「おう。また明日」
「なんだかんだ言ってお前も楽しみなんじゃねーか。明日な」
俺が男子生徒達に注意しながら席を立って教室から出るが、後に続くクラスメイトは誰もいなかった。
…翌朝。
「みなさん揃ってますか?…リデック君もちゃんと居ますね。じゃあ馬車に乗り込んで下さい」
「うおー!楽しみだな!」
「俺張り切って武器、ピカピカに磨いて来たぜ!」
担任が出欠確認をすると8台の馬車を指して行動を促すのでみんなそれぞれの仲良いメンバーとグループを作って乗り込んで行く。
…それから移動する事約一時間ほどで一番近くの初心者用ダンジョンに到着した。
「はい、ココが今日入る初心者用のダンジョンですね。授業で教えた通りダンジョンは国の管理する施設になっていますので許可の無い人は入れません」
今回は学校側でちゃんと許可を取っていますが。と、担任は馬車から降りたみんなを集めて授業の復習をするように説明する。
「先生。流石にこのままダンジョンに入るには人数が多いと思うので、俺が引率補助とか監督補助とかで半分引き受けましょうか?」
流石に30人近くの生徒を一人の教師が見るには多すぎて気が回らずに事故とか起きそうなので、俺がそう申し出ると…
「リデック君が?…分かりました。ではお願いします」
担任は意外そうに驚くと少し考えて俺の申し出を受けた。
「お前そのつもりで武器も防具も持って来てねーな!」
「どーりでおかしいと思ったぜ」
「最初から魔物と戦う気は無かったのかよ!」
すると数人の男子生徒が笑いながら俺を弄るように言う。
「ははは、バレたか。まあとりあえず俺もお前らを一時的に引率とか監督する立場になったからよろしくな」
「みなさん、リデック君の言うことを良く聞いて、彼の指示に従いながら行動するように」
俺が笑いながら返すと担任がクラスメイト全員に指示を出すようにそう告げる。
「とりあえずダンジョンに入る前に俺から一つだけみんなに注意して守って欲しいルールがある」
俺はみんなの前に出て担任の隣に行き、人差し指を立てながら話を切り出す。
「注意?」
「何かあるのか?」
「おう。ダンジョン内では絶対に一人にならず、必ず二人以上で行動する事…だ。冗談抜きで真面目に言うが、ハンターとかシーカーの新米や初心者がダンジョン内で一人になって大怪我したり犠牲になるケースはよく聞くからな」
男子生徒の問いに俺はハンターとして後輩によくやる指導のように安全のための行動と失敗例を挙げて話した。
「…大怪我…」
「犠牲って…死亡者ってこと…?」
「遊び気分でダンジョンに入ったら必ず痛い目を見る。必ず絶対100%だ。だからみんなに不都合な事態が起きないように…怪我とかしないようにこうして事前に注意してる」
絶対に、なにがあろうと、短時間でも…単独行動はダメだ。と、俺は更に結構強めの警告をする。
「…リデック君の言う通り。ダンジョンは魔物が徘徊する危険な場所です。一瞬の油断で、致命的な…取り返しのつかない事態に陥る可能性もありますので…みなさん、気を引き締めて行動にあたって下さい」
担任も俺の意見に同意しながら念を押すようにクラスメイト達に注意した。
「ではそれをふまえた上でダンジョン内で行動を共にするグループを作って下さい。二人以上であれば人数制限は設けませんが…なるべくなら4人までが好ましいですね」
「…二人以上か…リデック、お前は無理か?」
「俺は監督する立場だから無理」
「そっか」
担任が指示を出すと緊張感に包まれていた雰囲気が一変してワイワイとみんな楽しそうにグループを決めていく。
…そして10分ほどで生徒達のグループが決まったので、俺と担任で引率するグループ数を半々に分けて行動する事に。
「えー、みなさんに魔物学や魔法学を教えてそろそろ半年が経ちますので…そろそろ頃合いかと思い、明日。野外学習として実際にダンジョンへと行き、実戦として魔物と戦ってもらいます」
「おー!ついにか!」
「でも怪我とかしたらどうしよう…」
「ダンジョンがどうなってるのか楽しみだな!」
帰りのホームルームで担任が報告するとクラス中が盛り上がり、急にザワザワと騒がしくなる。
「静かに。明日の出発は朝7時ですので遅刻しないよう気をつけて下さい。特にリデック君はちゃんと参加するように」
担任は時間を告げると俺を見ながら名指しで釘を刺してきた。
「なんで俺だけ名指し?」
「そりゃお前。いつも午前中は裏山で寝てて授業サボってるからだろ」
「先生、もし寝坊して遅刻したら?」
「みんなが帰ってくるまでこの教室で自習してて下さい。出発前に体調を崩した人も同様です」
俺が不本意に思いながら返すと前の席の男子生徒が振り向きながら弄るように言い、他の女子生徒の質問に担任は教室に待機するような指示を出す。
「…ついにダンジョンに行けるのかー…楽しみだな!」
「俺は別に」
「なにクールぶってんだよ。 お前も内心嬉しいんだろ?」
なんせ初めてのダンジョンだからな!と、隣の席の男子生徒が興奮しながら言い…
いつもは放課後になると数人しか残ってない教室も今日はクラスメイトのみんなが残っていて明日の話題で持ちきりだ。
「…俺は明日に備えて早く寝るために帰るが、お前らも早く帰れよ。『寝坊しました』じゃシャレにならんぞ」
「おう。また明日」
「なんだかんだ言ってお前も楽しみなんじゃねーか。明日な」
俺が男子生徒達に注意しながら席を立って教室から出るが、後に続くクラスメイトは誰もいなかった。
…翌朝。
「みなさん揃ってますか?…リデック君もちゃんと居ますね。じゃあ馬車に乗り込んで下さい」
「うおー!楽しみだな!」
「俺張り切って武器、ピカピカに磨いて来たぜ!」
担任が出欠確認をすると8台の馬車を指して行動を促すのでみんなそれぞれの仲良いメンバーとグループを作って乗り込んで行く。
…それから移動する事約一時間ほどで一番近くの初心者用ダンジョンに到着した。
「はい、ココが今日入る初心者用のダンジョンですね。授業で教えた通りダンジョンは国の管理する施設になっていますので許可の無い人は入れません」
今回は学校側でちゃんと許可を取っていますが。と、担任は馬車から降りたみんなを集めて授業の復習をするように説明する。
「先生。流石にこのままダンジョンに入るには人数が多いと思うので、俺が引率補助とか監督補助とかで半分引き受けましょうか?」
流石に30人近くの生徒を一人の教師が見るには多すぎて気が回らずに事故とか起きそうなので、俺がそう申し出ると…
「リデック君が?…分かりました。ではお願いします」
担任は意外そうに驚くと少し考えて俺の申し出を受けた。
「お前そのつもりで武器も防具も持って来てねーな!」
「どーりでおかしいと思ったぜ」
「最初から魔物と戦う気は無かったのかよ!」
すると数人の男子生徒が笑いながら俺を弄るように言う。
「ははは、バレたか。まあとりあえず俺もお前らを一時的に引率とか監督する立場になったからよろしくな」
「みなさん、リデック君の言うことを良く聞いて、彼の指示に従いながら行動するように」
俺が笑いながら返すと担任がクラスメイト全員に指示を出すようにそう告げる。
「とりあえずダンジョンに入る前に俺から一つだけみんなに注意して守って欲しいルールがある」
俺はみんなの前に出て担任の隣に行き、人差し指を立てながら話を切り出す。
「注意?」
「何かあるのか?」
「おう。ダンジョン内では絶対に一人にならず、必ず二人以上で行動する事…だ。冗談抜きで真面目に言うが、ハンターとかシーカーの新米や初心者がダンジョン内で一人になって大怪我したり犠牲になるケースはよく聞くからな」
男子生徒の問いに俺はハンターとして後輩によくやる指導のように安全のための行動と失敗例を挙げて話した。
「…大怪我…」
「犠牲って…死亡者ってこと…?」
「遊び気分でダンジョンに入ったら必ず痛い目を見る。必ず絶対100%だ。だからみんなに不都合な事態が起きないように…怪我とかしないようにこうして事前に注意してる」
絶対に、なにがあろうと、短時間でも…単独行動はダメだ。と、俺は更に結構強めの警告をする。
「…リデック君の言う通り。ダンジョンは魔物が徘徊する危険な場所です。一瞬の油断で、致命的な…取り返しのつかない事態に陥る可能性もありますので…みなさん、気を引き締めて行動にあたって下さい」
担任も俺の意見に同意しながら念を押すようにクラスメイト達に注意した。
「ではそれをふまえた上でダンジョン内で行動を共にするグループを作って下さい。二人以上であれば人数制限は設けませんが…なるべくなら4人までが好ましいですね」
「…二人以上か…リデック、お前は無理か?」
「俺は監督する立場だから無理」
「そっか」
担任が指示を出すと緊張感に包まれていた雰囲気が一変してワイワイとみんな楽しそうにグループを決めていく。
…そして10分ほどで生徒達のグループが決まったので、俺と担任で引率するグループ数を半々に分けて行動する事に。
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