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「別になんでも有りってほど全能じゃねーぞ。使い方によっては万能になるだけで」
「一緒じゃん」
「そーか?」
「そうだよ。万能だってなんでも出来るって意味でしょ」
「いや…そういう意味じゃねーと思うけど…めんどくせーからなんでもいいか」
俺の否定に清水が納得いかなそうに返してくるのでそう尋ねると良く分からない事を言われ、俺は面倒になってきたので適当に流す事に。
「そろそろ晩飯の時間だし、戻んぞ」
「あ、うん」
「分かった」
俺は時間を確認して佐藤と清水に言うと素直に馬車に乗り込むので拠点のテントまで戻った。
…翌日。
「どっから行く?」
「森は避けた方が良いかもな。どっから襲って来るか分かったもんじゃねーし」
「じゃあ金貨の裏表で決めるか。表が右な」
朝食後に周りの探索をする前に俺が場所を聞くと藤原が昨日行った方向は却下するので柴田が金貨を指で上に弾く。
「…裏。って事は昨日俺が行った場所だな」
「あの黒い馬が居るって言ってたトコか」
「んじゃ、行きますか」
探索に行く場所が決まったので俺らは早速拠点の左側の鉄門から出て行く事にした。
「お、ホントに黒いユニコーンがいる」
「黒いヤツはバイコーンだろ?こっちでなんて呼ばれてっか知らんけど」
「そういや図鑑でもペガサスは見たけどユニコーンは見なかったな…」
拠点から出てしばらく歩いていると昨日聞いた魔獣が遠くの方で歩いてるので俺が意外そうに言うと藤原が豆知識のような事を話し、柴田は思い出すように呟く。
「へー、じゃあ意外と珍しい魔獣なんだな。ココには4頭いるが」
「元の世界じゃ『ユニコーンの角は万病の薬になる』とか言われてたけど、この世界じゃどうなんだろな」
「そもそもアイツ黒いから万病の薬にはならないんじゃね?」
「確かに。逆に考えたら飲ませた相手を病気にする毒とかになりそうだな」
俺らが雑談しながら歩いていると魔獣との距離もどんどん縮まり…
ついにこっち気づいて襲って来るもスキルの連携で隔離してエンカウントを避けて先へと進む。
「そーいやよ、海」
「ん?」
「お前魔法で色々出来るじゃん?ソレって全部色んな国の研究の手伝いしたからだろ?」
「おう」
「じゃあなんか手伝ったヤツの中にやべー研究とか無かったのか?別に魔法絡みじゃなくても良いけど」
「あ、俺もソレ気になるわ」
柴田が適当な疑問を聞くように話を切り出すと藤原も興味が湧いたように乗ってくる。
「やべー研究ねぇ…効率的なヤバさで言えばトルツのが一番だし、聖石とかのも発想力がやべーと思ったけど…そういうのじゃないんだろ?」
「おう。なんかこう…裏社会関係とか」
「社会の闇、的な研究はやっぱお前でも知らねーの?」
俺の確認に柴田と藤原はヤクザとか殺し屋をテーマにした青年漫画を探してるようなライトな感じで聞いて来た。
「一緒じゃん」
「そーか?」
「そうだよ。万能だってなんでも出来るって意味でしょ」
「いや…そういう意味じゃねーと思うけど…めんどくせーからなんでもいいか」
俺の否定に清水が納得いかなそうに返してくるのでそう尋ねると良く分からない事を言われ、俺は面倒になってきたので適当に流す事に。
「そろそろ晩飯の時間だし、戻んぞ」
「あ、うん」
「分かった」
俺は時間を確認して佐藤と清水に言うと素直に馬車に乗り込むので拠点のテントまで戻った。
…翌日。
「どっから行く?」
「森は避けた方が良いかもな。どっから襲って来るか分かったもんじゃねーし」
「じゃあ金貨の裏表で決めるか。表が右な」
朝食後に周りの探索をする前に俺が場所を聞くと藤原が昨日行った方向は却下するので柴田が金貨を指で上に弾く。
「…裏。って事は昨日俺が行った場所だな」
「あの黒い馬が居るって言ってたトコか」
「んじゃ、行きますか」
探索に行く場所が決まったので俺らは早速拠点の左側の鉄門から出て行く事にした。
「お、ホントに黒いユニコーンがいる」
「黒いヤツはバイコーンだろ?こっちでなんて呼ばれてっか知らんけど」
「そういや図鑑でもペガサスは見たけどユニコーンは見なかったな…」
拠点から出てしばらく歩いていると昨日聞いた魔獣が遠くの方で歩いてるので俺が意外そうに言うと藤原が豆知識のような事を話し、柴田は思い出すように呟く。
「へー、じゃあ意外と珍しい魔獣なんだな。ココには4頭いるが」
「元の世界じゃ『ユニコーンの角は万病の薬になる』とか言われてたけど、この世界じゃどうなんだろな」
「そもそもアイツ黒いから万病の薬にはならないんじゃね?」
「確かに。逆に考えたら飲ませた相手を病気にする毒とかになりそうだな」
俺らが雑談しながら歩いていると魔獣との距離もどんどん縮まり…
ついにこっち気づいて襲って来るもスキルの連携で隔離してエンカウントを避けて先へと進む。
「そーいやよ、海」
「ん?」
「お前魔法で色々出来るじゃん?ソレって全部色んな国の研究の手伝いしたからだろ?」
「おう」
「じゃあなんか手伝ったヤツの中にやべー研究とか無かったのか?別に魔法絡みじゃなくても良いけど」
「あ、俺もソレ気になるわ」
柴田が適当な疑問を聞くように話を切り出すと藤原も興味が湧いたように乗ってくる。
「やべー研究ねぇ…効率的なヤバさで言えばトルツのが一番だし、聖石とかのも発想力がやべーと思ったけど…そういうのじゃないんだろ?」
「おう。なんかこう…裏社会関係とか」
「社会の闇、的な研究はやっぱお前でも知らねーの?」
俺の確認に柴田と藤原はヤクザとか殺し屋をテーマにした青年漫画を探してるようなライトな感じで聞いて来た。
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