料理人がいく!

八神

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「…あ、ああ、分かった」

「…私には異性に裸を見られたからって叫ぶ神経が分からないよ…」


青年が了承すると彼女は呆れたようにため息を吐きながら言う。


「…それに関しては俺からは何も言えないな…」


青年は彼女の言葉に返答に困ったように返した。


「…とりあえず掃除も終わったし、アレが出てきたら私も入ろうかね」


誰に言うわけでもなく言った彼女は寝室に着替えを取りに行く。


「…あ、あの…先ほどはすみませんでした…」


女の子は脱衣所から出て来るや否や青年に向かって謝る。


「…いや、俺は気にしてないから君も気にするな」

「は、はい…」

「ふふんふふん♪」


なんとも微妙な雰囲気になるが彼女は我関せずで鼻歌混じりで脱衣所に行った。


「…そういえば」

「…はい」


彼女が脱衣所のドアを閉めた所で青年が言いづらそうに話を切り出す。


「風呂場で鉢合わせになったからといって騒ぐな、と彼女が言っていてな…」

「…そ、そうですよね…」


うるさかったかな…?と呟く女の子に青年は気まずそうな顔をする。


「ま、まあなんだ…騎士団では基本的にプライベートは男女別だったから慣れないとは思うが…」

「だ、大丈夫です!今回は初めてでびっくりしましたけど、次からはちゃんと慣れます!」


青年の言葉を遮るように女の子が宣言した。


が、その内容に青年の顔は気まずそうなまま。


「ふ~……後は髪を乾かして寝るだけだ、っと…」


お互い喋らず微妙な空気が流れる中、マイペースな彼女が眠そうに脱衣所から出てくる。


翌日の朝食後。


「…少し出かけてくる、夜までには戻るから夕飯は頼む」


彼女が後片付けを済ますと男が椅子から立ち上がりながら告げた。


「?どこに行くんだ?」

「支部の魔導院に登録に行こうと思ってな」


青年が不思議そうに問うと男は目的を話す。


「魔導協会のか…俺の記憶が確かならば、この近くにはダンタルとデミの二つの街にあったと思うが…」

「…詳しいんだな」


顎に手を当て思い出すように言った青年に男が驚いたように呟く。


「騎士団と協力する場合もあったからな」

「なるほどな」


笑いながら言った青年の言葉に男は納得する。


「じゃあ行ってくる」

「おー…」


男がドアを開けて言うと彼女がどうでも良さそうに返事した。


「召喚スキル『シュリオ』…『ライド』」


男は外に出ると直ぐにスキルを使って飛空艇を呼び出して乗り込んだ。


「…行ったか…よし、俺たちも修行を始めよう」

「はい!」


青年は窓から男が飛び立つのを見てそう言うと女の子が元気よく返事をする。


「今日は魔物と闘ってもらう」


そして修行内容を告げると指笛を鳴らして魔物を呼ぶ。


「ヘッヘッヘッ…」

「一応回復アイテムはあるが、あまり無茶をするなよ?」

「分かりました!」


魔物が近づいて来ると青年が疑問系で注意し、女の子は袋から盾を取り出して装備した。
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