英雄に食べられました

まちゃまま

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し、しまったあ!

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「ベッドの上で、無防備すぎるんじゃないのか?」

-はっ?
あ。私ってば、さっきの今で危機感なさすぎでしょう!謎の安心感があって、ふ抜けてしまいましたよ?

慌てて起きようとしているのに、うまく身体を抑えられているのか、もがくだけで起き上がれない…!
「な、に…っ」

-は、…んっ。…え?
キスされた?
ち、ちょっと待って!何が起きて…?それよりも!

「 いきなり過ぎでしょう…!」
-ってちっがーう!そもそもキスするのがおかしいから!
なんで抵抗しないの私っ!
そしてなんで嫌悪感を欠片も感じてないの…!
-男なんて死んでもゴメンなのに!

パニックになりかけた時。気付いてしまった。

-あれ?…隊長…? 
え、うそ?さっき、あの男が英雄って…
…え?

驚きに力が抜けてしまい。抵抗らしい抵抗ができないまま。
気付いた時にはドレスを脱がされ生まれたままの姿をさらしていた。

「先ほど薬を盛られたようでな。おさまりがつかん。逃げなかったのはお前だ。あきらめろ。」

-うっわ。ワルそうな笑顔…!
って、クスリとか。この国大丈夫?
英雄にそんなことして、そいつらオワッタナ。

「待って、…ふ、」

-もう!口を塞がないで…頭が真っ白で、



あなたしか見えなくなる
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