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第1章
45 約束
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「ニナ。こちらに来なさい」
お父様が私を呼んだ。
あまり行きたくはなかったけれど、リリーが私の手を掴んで引っ張って行く。
絶えずニタニタ笑っているリリーも、なんだか気味が悪い。
「お父様、お姉様を連れてきたわ」
「ああ、リリーはレイン辺境伯と共にいなさい」
「はぁい」
リリーは嬉しそうに、私の手を振り払って、レインの元に戻っていった。
レインは心配げに私を見ている。リリーは、そのレインに抱きついていった。
その先は見たくなかったので、お父様のお顔を見た。
お父様のお顔はブルーリングス王国のお色をしております。
白銀の髪に透き通るようなブルーアイ。
改めてみると、とても美しいお色です。
お父様には、美しいお色に、凜々しさも威厳もあります。
そうだわ、お父様は伯爵家で、レインより格下だったわ。
「お父様、レイン辺境伯は国王陛下より公爵の位を戴き、この地では陛下と呼ばれる立場のお方です。しかもブルーリングス王国を建立いたします。国王陛下と同じになられます。そんなお方の前で、お父様もお母様もお行儀が悪いですわ」
「黙れ!」
お父様は机の上に載せていた足で、私の胸を正面から蹴った。
勢いで、尻餅をついたついでに、背後に倒れた私を、わざわざ立ち上がって、足蹴にする。
失敗したわ。ただ痛い思いをするだけだなんて。
「以前も話したが、ブルーリングス王国の生き残りに、正式な爵位はない。保護してくれた親切な貴族の爵位を引き継いでいる」
そうだったわ。うっかり忘れていた。
「痛いわ、お父様」
まるで背中の傷の辺りを蹴っているようです。
これでは八つ当たりと変わりません。
お父様は子供に、こんな事をするお方ではありませんでした。
「ニナ、謝りなさい。貴方が生きていることが、想定外なのよ。どうして盗賊に遭ったときに死ななかったの?」
「お母様?」
お母様は理解不能な事を言い出した。
私が生きていることが罪だという。
私を可愛がってくださっていたお母様は、まるで別人のようです。
「愛するリックが、国王陛下に必要ないと言われてから、ニナも必要のない子になったのよ。ブルーリングス王国を象徴する色は、もう必要なくなったのよ。レイン辺境伯にはリリーが適任ね」
本物のお母様かしら?
私を愛してくれていたお母様とは別人のようですわ。
お父様に蹴られている私を庇うように、間に入り込んで代わりに蹴られているのは、レインです。
「止めてください」
「そこを退け」
「退きません」
レインは私を庇って、そうしてアルクがレインの下になっている私を救い出してくださいました。
「立てますね?」
「はい」
私は痛みを堪えて這い出ると、お父様から離れた場所に立った。
みっともないけれど、逃げ出すにはその方法しかなかった。
背中の刀傷も胸も、そこら中痛くなってしまったわ。
レインは私が逃げ出すと、お父様の足を掴んで立ち上がった。
お行儀悪く蹴っていたお父様は、レインに足を掴まれて、後ろに転がった。
「この生意気な小僧が!」
お父様は苛立ちを露わにして、怒鳴った。
ダイニングにいるシェフ達が怯えて、キッチンの中に逃げていった。
お兄様もハルマ様もビストリ様も、こちらを見ている。
「生意気ではありません。私は私の妻を助けただけです。変な言いがかりで妻を殺すとか冗談でも失礼ではありませんか?」
「失礼なのは其方の方ではないか?不要になった娘だ。ゴミと変わらぬ娘だ、土に返してやった方が無駄がない」
お父様の言葉に、キリキリと胃も痛くなってくる。
誰がお父様をこの地に呼んだのよ。
私もお父様に会いたくはなかったわ。
「アイドリース伯爵、ニナを不要になった娘と言いましたね。不要になったならば、私がニナをもらいましょう。落ちていたニナを拾ったのですからね。今更文句など言わないでいただきたい」
レインは揚げ足を取るような言葉をはくと、お父様の前から私の元にやってきて、怪我が無いかと私を気遣ってくれた。
レインの優しい行為だけでも嬉しい。
「お姉様だけ、依怙贔屓だわ。レインは私の夫になるのよ。私ね、ウエディングドレスを作ってもらったのよ。お父様が、辺境区にお嫁に行くなら美しく飾る必要があると言われたのよ。だって、ブルーリングス王国の王妃になるんですもの」
まるで私が主役よと言わんばかりのリリーが、るららるららと踊りながら近づいてくる。
「そうだったわ、ハルマ・シュラハト伯爵令息が、お姉様をお慕いしているそうよ。この際、ハルマ様にお姉様を差し上げたら如何ですか?ブルーリングス王国の血は継続されますわ」
「私は嫌です」
変な笑い方をしているお母様の前に私は行きました。
「お母様にお聞きします」
「お兄様の髪や瞳の色が必要のなくなった色ならば、お父様も同色ですわ。お父様もいらないのですか?お兄様もお父様の存在もいらない存在なのですか?」
「それは……」
お母様は口を閉じた。
「色など関係ないのでしょう。お母様もリリーも間違いなくブルーリングス王国の血を受け継いでいます。ハルマ様もビストリ様も同じです。違うというならば、それは差別です」
仲間同士でいがみあってはいけません。
数少ない仲間なのです。
「レインがリリーを選ぶのならば、私は身を引きます。でも、ハルマ様と結婚をするつもりは微塵もありません」
私は頭を下げて、ダイニングルームを出て行こうとした。
身体がフラフラと倒れそうだ。でも、こんな所で倒れてたまるか。
私の両親は、もう敵よ。
弱さを見せたくはない。
レインがすぐに私を支えに来てくださいました。
「レイン、ありがとう」
レインは口元で微笑む。もう大丈夫だとその目元がいっています。
「食事はニナの部屋でする。食事を運んでもらってくれ」
「承知した」
アルクはそう答えて、私達から離れていった。
「では、寝室に案内いたします」とアルクの声を背後に聞き、私達はダイニングから出て行った。
お父様もお母様も人が変わってしまったようです。
私は今まで姫ともてはやされてきたのに、今では汚物を見るような眼差しで、私を殺そうとしております。
なんともやりきれないような気持ちで、レインと二人で食事をいただく。
料理は美味しいのに、食が進みません。
溜息も出てしまう。
「ニナ、権力は人を変える。ニナの父君も母君も自分の言いなりに動くリリー嬢を後継者にして、王妃の親族の座に君臨したいのだろう」
レインは自分で考えた気持ちを伝えてくれた。
「同じ姉妹だというのに?」
私はリリーを嫌いだけれどね。
アリシアン様は白い結婚である事を公表されたので、そろそろ邸を出て行くのだろう。
「リリーは自分のやりたいことをしているだけだわ。飽きたら、何でも捨ててしまうわ」
「王妃になれるのだぞ?ある程度、宝石もドレスも自由に買える。リリー嬢の好きな男も自由にできる権力を持つのだ」
「男ね」
確かにリリーは手当たり次第に男性と関係を持っている。
きっとお金や宝石よりも、リリーは男の存在の方が重要な気がします。
今の獲物はレインよね。
レインには、もれなく権力も付いてきます。
両親も応援しているのだから。
私から奪うのも楽しいでしょうね?
「レインはリリーをどう思う?」
「俺は阿婆擦れはいらん。それに、俺にはニナがいる」
「レイン、ありがとう」
「始めに約束したではないか?」
「覚えていてくれているの?」
レインは微笑んで、私を抱き寄せた。
痛まない加減で、抱きしめてくれる。
「俺はニナがハルマのことを拒絶してくれて嬉しかった」
「私が好きなのはレインよ」
レインからの優しいキスは、私の不安を吸い取ってくれるようです。
久しぶりにキスに酔って、不安ないろんな事を忘れていられた。
お父様が私を呼んだ。
あまり行きたくはなかったけれど、リリーが私の手を掴んで引っ張って行く。
絶えずニタニタ笑っているリリーも、なんだか気味が悪い。
「お父様、お姉様を連れてきたわ」
「ああ、リリーはレイン辺境伯と共にいなさい」
「はぁい」
リリーは嬉しそうに、私の手を振り払って、レインの元に戻っていった。
レインは心配げに私を見ている。リリーは、そのレインに抱きついていった。
その先は見たくなかったので、お父様のお顔を見た。
お父様のお顔はブルーリングス王国のお色をしております。
白銀の髪に透き通るようなブルーアイ。
改めてみると、とても美しいお色です。
お父様には、美しいお色に、凜々しさも威厳もあります。
そうだわ、お父様は伯爵家で、レインより格下だったわ。
「お父様、レイン辺境伯は国王陛下より公爵の位を戴き、この地では陛下と呼ばれる立場のお方です。しかもブルーリングス王国を建立いたします。国王陛下と同じになられます。そんなお方の前で、お父様もお母様もお行儀が悪いですわ」
「黙れ!」
お父様は机の上に載せていた足で、私の胸を正面から蹴った。
勢いで、尻餅をついたついでに、背後に倒れた私を、わざわざ立ち上がって、足蹴にする。
失敗したわ。ただ痛い思いをするだけだなんて。
「以前も話したが、ブルーリングス王国の生き残りに、正式な爵位はない。保護してくれた親切な貴族の爵位を引き継いでいる」
そうだったわ。うっかり忘れていた。
「痛いわ、お父様」
まるで背中の傷の辺りを蹴っているようです。
これでは八つ当たりと変わりません。
お父様は子供に、こんな事をするお方ではありませんでした。
「ニナ、謝りなさい。貴方が生きていることが、想定外なのよ。どうして盗賊に遭ったときに死ななかったの?」
「お母様?」
お母様は理解不能な事を言い出した。
私が生きていることが罪だという。
私を可愛がってくださっていたお母様は、まるで別人のようです。
「愛するリックが、国王陛下に必要ないと言われてから、ニナも必要のない子になったのよ。ブルーリングス王国を象徴する色は、もう必要なくなったのよ。レイン辺境伯にはリリーが適任ね」
本物のお母様かしら?
私を愛してくれていたお母様とは別人のようですわ。
お父様に蹴られている私を庇うように、間に入り込んで代わりに蹴られているのは、レインです。
「止めてください」
「そこを退け」
「退きません」
レインは私を庇って、そうしてアルクがレインの下になっている私を救い出してくださいました。
「立てますね?」
「はい」
私は痛みを堪えて這い出ると、お父様から離れた場所に立った。
みっともないけれど、逃げ出すにはその方法しかなかった。
背中の刀傷も胸も、そこら中痛くなってしまったわ。
レインは私が逃げ出すと、お父様の足を掴んで立ち上がった。
お行儀悪く蹴っていたお父様は、レインに足を掴まれて、後ろに転がった。
「この生意気な小僧が!」
お父様は苛立ちを露わにして、怒鳴った。
ダイニングにいるシェフ達が怯えて、キッチンの中に逃げていった。
お兄様もハルマ様もビストリ様も、こちらを見ている。
「生意気ではありません。私は私の妻を助けただけです。変な言いがかりで妻を殺すとか冗談でも失礼ではありませんか?」
「失礼なのは其方の方ではないか?不要になった娘だ。ゴミと変わらぬ娘だ、土に返してやった方が無駄がない」
お父様の言葉に、キリキリと胃も痛くなってくる。
誰がお父様をこの地に呼んだのよ。
私もお父様に会いたくはなかったわ。
「アイドリース伯爵、ニナを不要になった娘と言いましたね。不要になったならば、私がニナをもらいましょう。落ちていたニナを拾ったのですからね。今更文句など言わないでいただきたい」
レインは揚げ足を取るような言葉をはくと、お父様の前から私の元にやってきて、怪我が無いかと私を気遣ってくれた。
レインの優しい行為だけでも嬉しい。
「お姉様だけ、依怙贔屓だわ。レインは私の夫になるのよ。私ね、ウエディングドレスを作ってもらったのよ。お父様が、辺境区にお嫁に行くなら美しく飾る必要があると言われたのよ。だって、ブルーリングス王国の王妃になるんですもの」
まるで私が主役よと言わんばかりのリリーが、るららるららと踊りながら近づいてくる。
「そうだったわ、ハルマ・シュラハト伯爵令息が、お姉様をお慕いしているそうよ。この際、ハルマ様にお姉様を差し上げたら如何ですか?ブルーリングス王国の血は継続されますわ」
「私は嫌です」
変な笑い方をしているお母様の前に私は行きました。
「お母様にお聞きします」
「お兄様の髪や瞳の色が必要のなくなった色ならば、お父様も同色ですわ。お父様もいらないのですか?お兄様もお父様の存在もいらない存在なのですか?」
「それは……」
お母様は口を閉じた。
「色など関係ないのでしょう。お母様もリリーも間違いなくブルーリングス王国の血を受け継いでいます。ハルマ様もビストリ様も同じです。違うというならば、それは差別です」
仲間同士でいがみあってはいけません。
数少ない仲間なのです。
「レインがリリーを選ぶのならば、私は身を引きます。でも、ハルマ様と結婚をするつもりは微塵もありません」
私は頭を下げて、ダイニングルームを出て行こうとした。
身体がフラフラと倒れそうだ。でも、こんな所で倒れてたまるか。
私の両親は、もう敵よ。
弱さを見せたくはない。
レインがすぐに私を支えに来てくださいました。
「レイン、ありがとう」
レインは口元で微笑む。もう大丈夫だとその目元がいっています。
「食事はニナの部屋でする。食事を運んでもらってくれ」
「承知した」
アルクはそう答えて、私達から離れていった。
「では、寝室に案内いたします」とアルクの声を背後に聞き、私達はダイニングから出て行った。
お父様もお母様も人が変わってしまったようです。
私は今まで姫ともてはやされてきたのに、今では汚物を見るような眼差しで、私を殺そうとしております。
なんともやりきれないような気持ちで、レインと二人で食事をいただく。
料理は美味しいのに、食が進みません。
溜息も出てしまう。
「ニナ、権力は人を変える。ニナの父君も母君も自分の言いなりに動くリリー嬢を後継者にして、王妃の親族の座に君臨したいのだろう」
レインは自分で考えた気持ちを伝えてくれた。
「同じ姉妹だというのに?」
私はリリーを嫌いだけれどね。
アリシアン様は白い結婚である事を公表されたので、そろそろ邸を出て行くのだろう。
「リリーは自分のやりたいことをしているだけだわ。飽きたら、何でも捨ててしまうわ」
「王妃になれるのだぞ?ある程度、宝石もドレスも自由に買える。リリー嬢の好きな男も自由にできる権力を持つのだ」
「男ね」
確かにリリーは手当たり次第に男性と関係を持っている。
きっとお金や宝石よりも、リリーは男の存在の方が重要な気がします。
今の獲物はレインよね。
レインには、もれなく権力も付いてきます。
両親も応援しているのだから。
私から奪うのも楽しいでしょうね?
「レインはリリーをどう思う?」
「俺は阿婆擦れはいらん。それに、俺にはニナがいる」
「レイン、ありがとう」
「始めに約束したではないか?」
「覚えていてくれているの?」
レインは微笑んで、私を抱き寄せた。
痛まない加減で、抱きしめてくれる。
「俺はニナがハルマのことを拒絶してくれて嬉しかった」
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