見る目が無い王子の婚約破棄

Mr.後困る

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見る目が無い王子の婚約破棄

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「ガッキー!! 君との婚約を破棄する!!
そしてテツコとの婚約を宣言する!!」

ガワ王子がガッキー公爵令嬢に対し卒業パーティの場で婚約破棄を言い渡す。

「殿下、 無謀です」
「無謀? どういう事だ?」

ガッキーの言葉に意味が分からないと言いたげなガワ。

「ではこちらをどうぞ」

ガッキーが二杯のワインを取り出した。

「何だこれは?」
「飲んで下さい」
「?」

言われるがままに二杯のワインを飲むガワ。

「何方かが高級ワインで片方が安物のワインですが何方が高級ワインだが分かりますか?」
「・・・先に飲んだ方が高いワインだ」
「答えは後に飲んだ方が高いワインです」
「・・・だから何だ?」
「殿下は物を見る目が致命的に無いのですよ
ワインしかり食べ物しかり音楽しかり、 全てにおいて駄目な方を選んでしまう
当然ながら女性も・・・」
「そんな事は無い!!」

ガワは叫んだ。

「確かに私は見る目が無いかもしれない!!
一流王子じゃなく三流王子かもしれない!!
だが私は彼女と共に居て結婚したいと感じたんだ!!
例え不幸になってもその選択に後悔は無い!!」

ガワは心の底からそう言い切った。

「そうですか、 ではお好きにどうぞ、 私はもう知りません」
「あの・・・すみません、 喋っても良いでしょうか?」

テツコ男爵令嬢が挙手をして発言の許可を求める。

「はい、 どうぞ」
「あの・・・殿下が私と婚約を宣言すると仰っていましたが
私には別にちゃんと婚約者が居るのでそういうのは困るのですが・・・」
「なっ!!?」
「殿下、 これは三流では無く映す価値無しですわ」
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