90 / 355
第八章:新たなる希望
夢の中で
しおりを挟む
O5-1は夢を見ていた。
「ん、 ここは・・・」
「やぁ、 久しぶりだね、 ジャック・ブライト、 いや今はO5-1か」
ビジネススーツを着た成人男性に話しかけられるO5-1。
「SCP-990・・・」
SCP-990、 通称ドリームマン、 人の夢に現れて予言を残す謎の人物。
O5-1は以前にも彼に会っていた。
「その名前は嫌いだな」
「じゃあ何て呼ぶ? 選ばせてやるよ
ブラッドリー、 ブランドン、 ブレンダン、 ブレンドン
ブライアン、 ブルース、 ブライアン、 バイロン
カルヴィン、 キャルヴィン、 キャメロン、 カメロン好きな物を選べ」
「のりおで行こう」
「・・・・・分かった、 じゃあのりお、 一体何の用件だ?」
「君達が頭を悩ませている【アポビオーシス】についてだ
【アポビオーシス】を止めたければナヴ―に行くんだ」
「ナヴ―・・・マナ法国の第二の首都と呼ばれるナヴ―か?」
「なるべく早く、 そして手練れを送ると良いだろう
バルド君が適任だろう、 なるべく早く送り給え」
ドリームマンは語った。
「・・・・・お前を信じるしかないこの状況が恨めしいよ」
「君も真面目になったものだな」
「ほっとけ」
そしてO5-1は目覚めた。
O5-1の部屋に呼び出されたバルドは困惑した。
「ナヴ―・・・そこに何が有るのですか?」
「そこにこの状況を打開出来る何かが有るらしい」
O5-1に朝一番で呼び出されるなり、 ナヴ―に行く事を指示されたバルド。
「何か、 とは」
「私にも分からない」
「???」
「これは唯一の情報筋からの情報だ、 藁にもすがる思いだがこれしか信じられる物が無い」
「そんな・・・」
「このまま座して死を待つよりは良い、 尤も私は死なないが」
「・・・・・」
バルドは考えた。
「勿論君一人じゃない、 部隊は君が選定して、 私も秘蔵の宝を使用しようじゃないか」
「・・・・・」
バルドは考えた【アポビオーシス】に随伴するスシブレーダー達に対処する為にも
イエローストーンにはスシブレーダーを残しておくべき、 ならば選定するメンバーも
熟慮する必要が有るだろうか。
「君に協力は惜しまない、 だがしかし時間が無いから今すぐに選んで決めて旅立って貰おう」
「そんな無茶苦茶な・・・」
「この程度の事は無茶にも入らん、 世界を守る為だキリキリ働いて貰おう」
「そんなぁ・・・」
情けない声を出すバルド。
「そんな情けない声を出すんじゃないよバルド」
レーアが部屋の外から入って来た。
「レーア様!?」
「やるしかないんだからやるしかないのよ」
「・・・・・」
顔を叩くバルド。
そしてキリッとして目を見開いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場したSCP
SCP-990 - ドリームマン
http://scp-jp.wikidot.com/scp-990
「ん、 ここは・・・」
「やぁ、 久しぶりだね、 ジャック・ブライト、 いや今はO5-1か」
ビジネススーツを着た成人男性に話しかけられるO5-1。
「SCP-990・・・」
SCP-990、 通称ドリームマン、 人の夢に現れて予言を残す謎の人物。
O5-1は以前にも彼に会っていた。
「その名前は嫌いだな」
「じゃあ何て呼ぶ? 選ばせてやるよ
ブラッドリー、 ブランドン、 ブレンダン、 ブレンドン
ブライアン、 ブルース、 ブライアン、 バイロン
カルヴィン、 キャルヴィン、 キャメロン、 カメロン好きな物を選べ」
「のりおで行こう」
「・・・・・分かった、 じゃあのりお、 一体何の用件だ?」
「君達が頭を悩ませている【アポビオーシス】についてだ
【アポビオーシス】を止めたければナヴ―に行くんだ」
「ナヴ―・・・マナ法国の第二の首都と呼ばれるナヴ―か?」
「なるべく早く、 そして手練れを送ると良いだろう
バルド君が適任だろう、 なるべく早く送り給え」
ドリームマンは語った。
「・・・・・お前を信じるしかないこの状況が恨めしいよ」
「君も真面目になったものだな」
「ほっとけ」
そしてO5-1は目覚めた。
O5-1の部屋に呼び出されたバルドは困惑した。
「ナヴ―・・・そこに何が有るのですか?」
「そこにこの状況を打開出来る何かが有るらしい」
O5-1に朝一番で呼び出されるなり、 ナヴ―に行く事を指示されたバルド。
「何か、 とは」
「私にも分からない」
「???」
「これは唯一の情報筋からの情報だ、 藁にもすがる思いだがこれしか信じられる物が無い」
「そんな・・・」
「このまま座して死を待つよりは良い、 尤も私は死なないが」
「・・・・・」
バルドは考えた。
「勿論君一人じゃない、 部隊は君が選定して、 私も秘蔵の宝を使用しようじゃないか」
「・・・・・」
バルドは考えた【アポビオーシス】に随伴するスシブレーダー達に対処する為にも
イエローストーンにはスシブレーダーを残しておくべき、 ならば選定するメンバーも
熟慮する必要が有るだろうか。
「君に協力は惜しまない、 だがしかし時間が無いから今すぐに選んで決めて旅立って貰おう」
「そんな無茶苦茶な・・・」
「この程度の事は無茶にも入らん、 世界を守る為だキリキリ働いて貰おう」
「そんなぁ・・・」
情けない声を出すバルド。
「そんな情けない声を出すんじゃないよバルド」
レーアが部屋の外から入って来た。
「レーア様!?」
「やるしかないんだからやるしかないのよ」
「・・・・・」
顔を叩くバルド。
そしてキリッとして目を見開いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
登場したSCP
SCP-990 - ドリームマン
http://scp-jp.wikidot.com/scp-990
0
あなたにおすすめの小説
【完結】私は聖女の代用品だったらしい
雨雲レーダー
恋愛
異世界に聖女として召喚された紗月。
元の世界に帰る方法を探してくれるというリュミナス王国の王であるアレクの言葉を信じて、聖女として頑張ろうと決意するが、ある日大学の後輩でもあった天音が真の聖女として召喚されてから全てが変わりはじめ、ついには身に覚えのない罪で荒野に置き去りにされてしまう。
絶望の中で手を差し伸べたのは、隣国グランツ帝国の冷酷な皇帝マティアスだった。
「俺のものになれ」
突然の言葉に唖然とするものの、行く場所も帰る場所もない紗月はしぶしぶ着いて行くことに。
だけど帝国での生活は意外と楽しくて、マティアスもそんなにイヤなやつじゃないのかも?
捨てられた聖女と孤高の皇帝が絆を深めていく一方で、リュミナス王国では次々と異変がおこっていた。
・完結まで予約投稿済みです。
・1日3回更新(7時・12時・18時)
異世界に行った、そのあとで。
神宮寺 あおい
恋愛
新海なつめ三十五歳。
ある日見ず知らずの女子高校生の異世界転移に巻き込まれ、気づけばトルス国へ。
当然彼らが求めているのは聖女である女子高校生だけ。
おまけのような状態で現れたなつめに対しての扱いは散々な中、宰相の協力によって職と居場所を手に入れる。
いたって普通に過ごしていたら、いつのまにか聖女である女子高校生だけでなく王太子や高位貴族の子息たちがこぞって悩み相談をしにくるように。
『私はカウンセラーでも保健室の先生でもありません!』
そう思いつつも生来のお人好しの性格からみんなの悩みごとの相談にのっているうちに、いつの間にか年下の美丈夫に好かれるようになる。
そして、気づけば異世界で求婚されるという本人大混乱の事態に!
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる