爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~

Mr.後困る

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第一章:見えざる脅威

貧しい食生活

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「師匠、 探してみましたが泡だて器も無いです」
「正気か!? 一体どうやってケーキを作っているんだ!?」

頭を悩ませる闇。

「あの・・・貴方が洗脳しているんだから
別にケーキを作らなくても良いのではないでしょうか?」

サーストンが疑問を口にする。

「馬鹿か、 ケーキを喰いたいと言われてケーキを出さない馬鹿が何処にいる!?」
「でもこれじゃあケーキを作る事は実質不可能・・・如何します?」
「あのー・・・パンを切ってクリームを塗った物がケーキじゃないんです?」

サーストンが口にした言葉はこの世界の常識である。
現代のケーキのルーツはいくつかあり
その一つはパンであり長い歴史の中でケーキとパンの概念の差は非常に曖昧であるが
ぜいたくな平らなパンをケーキと称していたようである。

「それをケーキとして出せと? 俺のプライドが許さん」
「ハッ・・・思いつきましたよ師匠
この女に色々調理器具とか食材とか召喚させましょうよ」
「そんな事出来る訳無いじゃないですか
勇者様を呼ぶだけでも生贄とか凄い必要だったのですよ」
「その生贄達を武装させて軍隊を作れ・・・愚痴っても仕方が無い
やるしかねぇな」
「やるしかないって・・・何を作る気ですか?」
「パンケーキを作る、 これならばこの環境でも作れるだろう
手間はかかるだろうが、 メイプルシロップは有ったか?」
「無いです」
「ハチミツは?」
「無いです」
「無い物だらけじゃねぇかこの城!!」
「砂糖も無かったです」
「ちょっと待て、 食糧庫を見せろ」

食糧庫を見ると保存食の干し肉にパンが大量に有った。
安物で有るのは見て分かる、 決して王族に出して良い物では無い。

「これは・・・」
「王族は今回の勇者召喚の為に相当切り詰めた生活をしていた様です」

サーストンが答える。

「・・・なるほどな、 この状況ならクリーム塗ったくったパンもケーキと呼べるだろう」
「そうですよ」
「だがノー!! ここは俺流で通す、 魔法使い熱した鉄板を二枚用意しろ」
「な、 何をするつもりですか?」
「ホットサンドを作る、 クリーム塗ったくったパンをケーキと呼ぶのならば
これもケーキと呼んで貰おうか、 幸いにも手持ちに餡子が有る」
「餡子ホットサンド、 絶対旨い奴じゃないですか、 俺にも下さい」
「良いだろう」

画して闇は美味しいホットサンドをアサージに食べさせる事に成功したのだった。

「とても美味しいです!!」

ホットサンドを頬張るアサージ。

「そうだろうそうだろう」
「何で洗脳しているのにこんな手間を・・・」
「だからこその俺だ!!」
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