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第十二章:ヴォルフガングの願い
ヴォルフガングの願い
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トゥーンウィが次元間スシフィールドを展開してダーク・イタマエを連れ去った。
「こっちはまかせて!!」
「・・・頼んだよ!!」
次元間スシフィールドに消えるトゥーンウィとダーク・イタマエ。
「分断された、 か」
ヴォルフガングがぽつりと呟いた。
そしてバラムツを手元に戻した。
「・・・何のつもりだ?」
バルドもエッグヴィーナス・カスタムEを手元に戻す。
「なぁ、 君はこうなる前何だった?」
「こうなる前?」
「スシブレーダーになる前だよ」
ヴォルフガングが尋ねる、 まるで何かに縋りつく様に。
「・・・ただの執事だよ」
「そうか、 そういえばそうだったな・・・
僕は色々有って貴族の隠し子だって事が分かった平民でね
死ぬまで戦うとかそう言う事はやりたくないんだよ」
「何が言いたい?」
「僕ははっきり言って戦いたくないんだ
目的を達成出来れば良い、 僕は君の主が持っているお宝で願いを叶えたいんだよ
その為ならばダーク・イタマエの首を差し出しても良い」
「裏切るって事か?」
バルドが睨みつける。
「目的の為ならば手段を択ばない事は
闇のスシブレーダーにとっては当然の事だ」
「信用出来ない」
「信用できないか・・・でもここで戦っても君は死ぬだけだ
断言しよう、 君は僕には絶対に勝てない」
「何故言い切れる?」
「僕には世界を犠牲にしてでも叶えたい願いが有る、 強い想いは全てを凌駕するんだよ」
バラムツを構えるヴォルフガング。
「僕には世界を犠牲にしたいとは思わないが守りたいものは沢山有る」
エッグヴィーナス・カスタムEを構えるバルド。
二人の間に静寂が流れた。
「3、 2、 1、 へいらっしゃい!!」
放たれるエッグヴィーナス・カスタムEとバラムツ。
バラムツの聖霊がエッグヴィーナス・カスタムEに襲い掛かる。
しかし跳ね返す。
「ならばこれだ」
聖霊が蠢き形を変え収縮した。
「小さくなった・・・いや、 圧縮されたのか!!」
「そのとおり」
小さくなったがその分密度が増した聖霊の一撃。
先程よりも重くエッグヴィーナス・カスタムEは弾かれる。
「くっ・・・エッグヴィーナスが・・・」
「勝ったな」
バラムツがバルドに迫りくる!!
危うし!! 圧縮強化された聖霊の一撃は強力無比!!
「くっ!! エッグヴィーナス!!」
「間に合わないよ!!」
バラムツがバルドに迫り聖霊が殴りかかる、 その瞬間!!
「どおりゃああああああああああああああああ!!!」
ゴハンがバルドを蹴り飛ばし自ら聖霊の一撃を喰らった!!
「ご、 ゴハンさん!!」
バルドは叫んだ。
「こっちはまかせて!!」
「・・・頼んだよ!!」
次元間スシフィールドに消えるトゥーンウィとダーク・イタマエ。
「分断された、 か」
ヴォルフガングがぽつりと呟いた。
そしてバラムツを手元に戻した。
「・・・何のつもりだ?」
バルドもエッグヴィーナス・カスタムEを手元に戻す。
「なぁ、 君はこうなる前何だった?」
「こうなる前?」
「スシブレーダーになる前だよ」
ヴォルフガングが尋ねる、 まるで何かに縋りつく様に。
「・・・ただの執事だよ」
「そうか、 そういえばそうだったな・・・
僕は色々有って貴族の隠し子だって事が分かった平民でね
死ぬまで戦うとかそう言う事はやりたくないんだよ」
「何が言いたい?」
「僕ははっきり言って戦いたくないんだ
目的を達成出来れば良い、 僕は君の主が持っているお宝で願いを叶えたいんだよ
その為ならばダーク・イタマエの首を差し出しても良い」
「裏切るって事か?」
バルドが睨みつける。
「目的の為ならば手段を択ばない事は
闇のスシブレーダーにとっては当然の事だ」
「信用出来ない」
「信用できないか・・・でもここで戦っても君は死ぬだけだ
断言しよう、 君は僕には絶対に勝てない」
「何故言い切れる?」
「僕には世界を犠牲にしてでも叶えたい願いが有る、 強い想いは全てを凌駕するんだよ」
バラムツを構えるヴォルフガング。
「僕には世界を犠牲にしたいとは思わないが守りたいものは沢山有る」
エッグヴィーナス・カスタムEを構えるバルド。
二人の間に静寂が流れた。
「3、 2、 1、 へいらっしゃい!!」
放たれるエッグヴィーナス・カスタムEとバラムツ。
バラムツの聖霊がエッグヴィーナス・カスタムEに襲い掛かる。
しかし跳ね返す。
「ならばこれだ」
聖霊が蠢き形を変え収縮した。
「小さくなった・・・いや、 圧縮されたのか!!」
「そのとおり」
小さくなったがその分密度が増した聖霊の一撃。
先程よりも重くエッグヴィーナス・カスタムEは弾かれる。
「くっ・・・エッグヴィーナスが・・・」
「勝ったな」
バラムツがバルドに迫りくる!!
危うし!! 圧縮強化された聖霊の一撃は強力無比!!
「くっ!! エッグヴィーナス!!」
「間に合わないよ!!」
バラムツがバルドに迫り聖霊が殴りかかる、 その瞬間!!
「どおりゃああああああああああああああああ!!!」
ゴハンがバルドを蹴り飛ばし自ら聖霊の一撃を喰らった!!
「ご、 ゴハンさん!!」
バルドは叫んだ。
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