四天王VSマフィア

Mr.後困る

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勇者達の到着

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勇者達がマリラーシティの警備部隊の元にやって来た。

「パイナップルは既にやられたか・・・」
「あのパイナップルが・・・」

勇者達が戦慄する。
パイナップルの強さは身に染みていた
能力を使えば彼を止められる者等いない、 そう思っていたのに・・・

「何れにしても隊長さん、 俺達は四天王とその手下の囚人共のカタをつけなきゃならない
強力に協力して貰うぞ」

黒田がマコスに詰め寄る。

「こちらとしては街の事を考えて頂きたいのですが・・・」
「それは君達に任せる、 我々は仕事で来ているんだから
街の住民達は君等で守れ」
「そんな殺生なぁ・・・」

マコスが残念がる。

「マコス!!!!!! これは仕方ない事だ」

ヴァットが止める。

「君達には酷かもしれないが四天王を狩る事は世の中の安定に
ひいてはこの街の安定につながるんだ」

クロスワードが力説する。

「それで連中は街の中心部の西側に集まっているんだろう?」
「そうですね」
「ならば我々が先行して制圧して来てやるよ」

黒田が事も無げに言う。

「黒田、 それは先走り過ぎじゃあ無いか?」
「いや、 それが一番手っ取り早いだろう」

勇者達の中で意見が割れた。

「兎も角、 俺はさっさと行って来るよ、 手柄が欲しい奴は付いて来い」

黒田と黒田の手下の傭兵、 へーとホーは付いて行った。

「ならば私も行こう、 異世界の者だけに手柄を独占させる訳には行かない」
「なら俺も良く!!」

クロスワード、 マルタの二人とその仲間も後に続く。

「ならば俺も行こうかね、 よっこいしょと」

田舎から来た勇者、 チェックポイントが分裂する。
彼の能力は分裂なのだ、 自分と同じ分身を造り出す事が出来る。

「その能力を生かしてコッチにも人手が欲しいですね・・・」
「意外と疲れる能力だからあんまり使いたくないのよ」

四人の勇者とその仲間達が中心街西部に向かった。

「き!!! み達は行かないのかい?」

残った勇者に問うヴァット。

「聊か性急過ぎるね、 パイナップルもやられたしじっくり策を練らないといけないだろう」
「そうだね、 自信と過信は違うだろうし」
「なるほどねぇ・・・」

ヴァットは納得する。

「あー・・・もしも手間賃を貰えるなら協力しても良いっすよ」

オウルが提案する。

「それは助かるね」
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