四天王VSマフィア

Mr.後困る

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惨劇の始まり

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アマンダはレベルマックスの囚人ではやや異端の存在である。
元女教師で罪状は30手前で生徒の単位の記録を改竄して単位を未収にして
性行為を強要した罪である。

生徒側が徹底的に拒否し彼女は裁判にかけられた。
裁判はアマンダの敗訴に終わった
これだけならばレベルマックスに入れられる事は無かっただろう。

事実彼女はレベル1に入れられた。
だがしかし彼女は性犯罪者と言う事で囚人達から嫌われ暴行を受けていた。
殺されると思ったアマンダの反撃で囚人が死亡し
報復防止と囚人殺しの罪からレベルマックスに移送された経緯が有る。

その為、 アマンダは他のレベルマックスの囚人よりも格落ちとして扱われる。
囚人達に報復されない為にレベルマックスの囚人に媚を売っているのだ。

「ハイエンド・ヴァンデッド、 アンダー・ドッグ、 出撃よ」

二人に仕事を知らせるアマンダ。

「”さん”を付けろよ」
「礼儀に厳しいのね、 でかい図体の割に意外に小さいのね」
「ふん、 まぁ良いさ軽くのしてやるよ」

ハイエンド・ヴァンデッド 嘗ての上司の"デスベラード"カリアに討たれ死亡。
アンダー・ドッグ クロウに殺害される。




「勇者とマフィアが手を組んだ?」

生き残って帰ったアマンダがダーク・シスターに報告する。

「え、 えぇ・・・」
「・・・・・金も来ていない
つまりエルモンドと勇者はマフィアを支援したという事か」
「ど、 どうします?」
「勇者もマフィアも全て皆殺しと行こうじゃないか」

ラスト・ワンがダーク・シスターの後ろから現れる。
カチャチャと歯軋りをさせながら。

「で、 出来るでしょうか・・・」
「出し惜しみはしない、 全力で行くぞ、 準備しろ」
「ど、 どちらへ向かうのですか?」
「私では無くマフィアに与した馬鹿な金持ちの所だ、 皆殺しにしてやる
集められる奴等を全部集めて迎え」
「ぜ、 全員でですか?」
「あぁ、 各個撃破される危険性が有るからな、 私も出るぞ」
「貴方が出るまでも有りません、 我々に任せて」
「あ”?」
「いえ、 何でもありません、 出過ぎた事を行ってしまい申し訳ありません」
「分かれば宜しい」
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