15 / 73
第15話【大富豪・その5】
しおりを挟む
控室で待っているとフーゴがやって来た。
「どうも・・・フーゴです」
「ハシモトです、 こっちは助手のニコ」
「どうもー・・・」
「とりあえず、 私の家で話しましょうか」
「分かりました」
フーゴの案内でフーゴの家に向かう三人。
フーゴの家は国内トップ大富豪プレイヤーの一人としてはこじんまりとした家だった。
「ここですか?」
「えぇ、 長い間住んでいた家でしてね・・・どうぞ」
家の中に案内されるハシモトとニコ。
家の中には赤毛の三つ編みの女性が居た。
「妻のアーシュです」
「初めまして、 アーシュです、 貴方が除霊屋さんですか?」
「正確には除霊屋を紹介する仲介屋ですね、 それでフーゴさんの件ですが・・・
やはり霊が憑いていますね」
「やっぱりですか」
「ど、 どういう事です、 ハシモトさん」
ニコが説明を求める。
「君がパン屋で働いている時にフーゴさんとアーシュさんが事務所に来てね
霊が憑いていると言っていたんだけども霊が見えなかったんだ」
「霊が見えない? そんな事ってあるんですか?」
「極めて霊格が低い霊なら見えないと言う事も有るだろう
しかしフーゴさんの話によると如何やらフーゴさんの体を勝手に操っているそうなんだ」
「人の体を勝手に操る? そんな事が出来るのですか?」
「普通は無理、 かなり霊格が高い幽霊じゃないと
人の体を操るのは出来ない、 だがしかし、 フーゴさんには心当たりがあるそうだ」
「心当たり?」
「えぇ、 今から三年位前の事、 私は当時冴えない大富豪プレイヤーだった
アルバイトと兼任していててね・・・妻と仲睦まじくやっていたんだが・・・
ある日、 酒を呑んで帰る途中に橋から落ちて死にかけたんだ」
「それで?」
「死にかけている時に変な所に行ったんだ」
「変な所?」
フーゴは言葉を選んだ。
「あの世・・・って言うのかな?
兎に角そこでカイキューって言う大富豪プレイヤーの霊と会ったんだ
カイキューは言ったよ
『もしも体を貸してくれるのならばトップ大富豪プレイヤーになれる』と」
「これは俗にいう契約と言う形での憑依ですね
こちらが許可を出しているから向こうも憑依が出来ていると」
「なるほど・・・」
「しかしあの世から霊が出て来るとはかなりのレアケース
心霊学者が研究したいと思うでしょうね」
「うーん・・・それは困る・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【登場人物紹介】
フーゴ
国内トップ大富豪プレイヤーの一人
冴えない風貌の男性で冴えない大富豪プレイヤーだったが
カイキューと言う大富豪プレイヤーの霊に憑依されて
大富豪中はカイキューによって操られている
異名は超新星、ジンセを破った男として知られている
「どうも・・・フーゴです」
「ハシモトです、 こっちは助手のニコ」
「どうもー・・・」
「とりあえず、 私の家で話しましょうか」
「分かりました」
フーゴの案内でフーゴの家に向かう三人。
フーゴの家は国内トップ大富豪プレイヤーの一人としてはこじんまりとした家だった。
「ここですか?」
「えぇ、 長い間住んでいた家でしてね・・・どうぞ」
家の中に案内されるハシモトとニコ。
家の中には赤毛の三つ編みの女性が居た。
「妻のアーシュです」
「初めまして、 アーシュです、 貴方が除霊屋さんですか?」
「正確には除霊屋を紹介する仲介屋ですね、 それでフーゴさんの件ですが・・・
やはり霊が憑いていますね」
「やっぱりですか」
「ど、 どういう事です、 ハシモトさん」
ニコが説明を求める。
「君がパン屋で働いている時にフーゴさんとアーシュさんが事務所に来てね
霊が憑いていると言っていたんだけども霊が見えなかったんだ」
「霊が見えない? そんな事ってあるんですか?」
「極めて霊格が低い霊なら見えないと言う事も有るだろう
しかしフーゴさんの話によると如何やらフーゴさんの体を勝手に操っているそうなんだ」
「人の体を勝手に操る? そんな事が出来るのですか?」
「普通は無理、 かなり霊格が高い幽霊じゃないと
人の体を操るのは出来ない、 だがしかし、 フーゴさんには心当たりがあるそうだ」
「心当たり?」
「えぇ、 今から三年位前の事、 私は当時冴えない大富豪プレイヤーだった
アルバイトと兼任していててね・・・妻と仲睦まじくやっていたんだが・・・
ある日、 酒を呑んで帰る途中に橋から落ちて死にかけたんだ」
「それで?」
「死にかけている時に変な所に行ったんだ」
「変な所?」
フーゴは言葉を選んだ。
「あの世・・・って言うのかな?
兎に角そこでカイキューって言う大富豪プレイヤーの霊と会ったんだ
カイキューは言ったよ
『もしも体を貸してくれるのならばトップ大富豪プレイヤーになれる』と」
「これは俗にいう契約と言う形での憑依ですね
こちらが許可を出しているから向こうも憑依が出来ていると」
「なるほど・・・」
「しかしあの世から霊が出て来るとはかなりのレアケース
心霊学者が研究したいと思うでしょうね」
「うーん・・・それは困る・・・」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【登場人物紹介】
フーゴ
国内トップ大富豪プレイヤーの一人
冴えない風貌の男性で冴えない大富豪プレイヤーだったが
カイキューと言う大富豪プレイヤーの霊に憑依されて
大富豪中はカイキューによって操られている
異名は超新星、ジンセを破った男として知られている
0
あなたにおすすめの小説
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました
鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」
そう言ったのは、王太子アレス。
そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。
外交も財政も軍備も――
すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。
けれど功績はすべて王太子のもの。
感謝も敬意も、ただの一度もない。
そして迎えた舞踏会の夜。
「便利だったが、飾りには向かん」
公開婚約破棄。
それならば、とレイナは微笑む。
「では業務も終了でよろしいですね?」
王太子が望んだ通り、
彼女は“確認”をやめた。
保証を外し、責任を返し、
そして最後に――
「ご確認を」と差し出した書類に、
彼は何も読まずに署名した。
国は契約で成り立っている。
確認しない者に、王の資格はない。
働きたくない公爵令嬢と、
責任を理解しなかった王太子。
静かな契約ざまぁ劇、開幕。
---
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる