仲介人ハシモトと愉快な幽霊祓い師達

Mr.後困る

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第37話【勅命】

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前回から一週間後、 ケンセが机を運んで来た。

「え、 何ですかコレは」
「この間机を壊した御詫びの新しい机です」

見た所黒檀の高級な机である。

「あー・・・新しい机を買ったので良いですよ」
「良いから貰っておきなさい」
「いや、 この事務所に黒檀の机は合わないでしょう」
「・・・・・じゃあ置いておくので処分はお任せします」
「えー・・・・・それでケンセさん、 今日は何用ですか?」
「更に100万G持って来たわ」

ドンと、 机の上に金貨の袋を置く。

「いや、 お金を積まれても」
「さ・ら・に!!」

びっ、 とハシモトの前に一枚の紙を見せる。

「・・・・・これ、 は」

紙の正体は、 国王からの勅命状。
ケンセの要望に対し応えろと言う命令が書いてあった。

「・・・正気ですか?」
「至って正気よ」
「死んだかも確定していない男の降霊に200万G
更に国王から命令までとりつけて・・・
かなりの色んな物をドブに捨てるかもしれないのですよ、 大丈夫ですか?」
「大丈夫、 彼は間違いなく死んでいる筈だから」
「何でそんなに自信があるのかが分かりませんね」
「彼は私が居なければ大した事無いのだから外国には絶対に行っていない
そして国内は全て調べた」
「・・・・・そうですか、 ニコ、 今回君は事務所で留守番をしてくれ」
「え、 何でです?」
「これからイタコの総本山に向かいます
かなりキツイ道程なのでニコはここで待機
ケンセさんは一緒について来て下さい」
「任せなさい、 辛い道程と言うと何か魔物でも出て来るの?」
「魔物所か獣すら出ない所ですね」
「へぇ、 一体何処なのかしら?」
「光明山です」
「光明山!!」

光明山とはこの国で最も険しい山とされている。
一般的には天領とされ立ち入りは制限されている。

「そんな場所ともコネがあるなんて・・・アンタ相当凄い奴みたいね」
「昔修行していたんですよ」
「へぇ・・・」
「因みにケンセさん、 貴女、 山登りの経験は?」
「無いね、 でもバディともう一度会う為なら山だって登って見せるよ」
「・・・・・」

頭を抱えるハシモト。

「まずは山登りの基礎から学ぶ必要が有りますね・・・」
「え? 山登りの基礎? 何それ? 私は一刻も早くバディに会いたいんだよ」
「うーん・・・まぁ色々説明しますよ」
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