仲介人ハシモトと愉快な幽霊祓い師達

Mr.後困る

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第43話【従者】

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劫火温泉郷に辿り着いたハシモトとニコ。

「さてと、 じゃあウイ百旅館に行く前に食事でもしますか」
「そうですね・・・ハシモトさん、 あれ・・・」

ニコが指差した先には【ハシモト霊的相談所御一行様】と書かれた板を持っている
角刈りの真面目そうな青年が居た。

「あのー・・・貴方は?」
「あ!! ハシモト霊的相談所の方ですか!? 自分はノウェさんの従者をやってます!!
ジュシャです!! よろしくおねがいします!!」

深々と御辞儀をするジュシャ。

「あ、 ど、 どうも・・・」
「今日来るって言ってたましたっけ?」
「いえ!! 手紙を届けてから待ってました!!」
「ここで?」
「えぇ!! 馬車が来る時間には居ました!!」
「そりゃあ・・・なんか申し訳ないですね」
「いえいえ!! お気になさらず!!
じゃあノウェさんの所に御案内しますので荷物持って行きますよ!!」
「いや、 悪いですよ・・・」
「いえいえ!! 遠慮なさらずに!!」
「いや・・・」
「御安心下さい!! カートを用意しました!!」

そう言ってジュシャは大きなカートを指差す。

「このカート私物ですか!?」
「えぇ!! ノウェさんの荷物を運ぶのに使っていたカートです!!」
「ノウェさん荷物持って来すぎでしょう!!」
「ノウェさんからも『カートがデカすぎる』と言われました!!」
「じゃあ何でこんなに大きいカートを持って来たんですか・・・」
「これは騎士団へのお土産を買って、 それで多くなる荷物を加味したんです!!」
「あ・・・なるほど」

ポンと手を叩くハシモト。

「騎士団の人達へのお土産も大変ですね」
「えぇ!! だからお土産は郵送にして貰います」
「このカートの意味は!?」
「無かったですね!!」

良い笑顔で断言するジュシャ。

「な、 何なんだ一体・・・」
「いや、 意味が無いと落ち込むよりも、 はっきり言った方が良いかと!!」
「そ、 そうですねか・・・」

また変な奴が出て来たなと思うハシモトとニコだった。

「じゃあ早速ウイ百旅館に行きますか!?」
「先に食事でもとろうと・・・」
「ならウイ百旅館で夕食バイキングとか如何でしょうか!!」
「それは良いですね、 じゃあそうしますか」
「そうですね」
「ではウイ百旅館に御案内します!!」

ジュシャの先導で後に続く二人だった。

――――――――――――――――
【登場人物紹介】
ジュシャ
近衛騎士団の新入り、とは言っても元々ノウェの従者で
便宜上近衛騎士団に名前だけ入っている形である
生真面目でハキハキとした体育会系
鬱陶しく感じる事も有るがノウェには気に入られている
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