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序章 指揮官
Triggerは引かれた
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「輝璃…あなたは素敵なものを持っているから…」
女性は優しげな目で輝璃を見つめながら言う。
輝璃とよく似た透き通った青い瞳で。
「うん…」
「行くのよ…あなたは大切な人を傷つけたりしないで、守る人間になって欲しい…」
二人を囲む炎はだんだんと強くなっていき、今にも輝璃たちを飲み込もうとしていた。
そんなことをよそに彼女は続ける。
「最後に私の大切なものをあげるわ…」
そして女性のカバンの中から取り出されたのは1丁の拳銃だった。
銀色の輝きを放つ銃が背後の炎を映し出し赤く染めれられる。
「これは傷つけるためのものじゃない。守るためのものだから」
そして輝璃にその銃を差し出して―
その瞬間に輝璃の真上の天井が轟々と燃えさかり、耐え切れなくなったのか輝璃めがけて落下してきた。
「――っ!」
咄嗟に後ろに下がったから直撃は避けられたものの、輝璃と女性との間には大きな火柱が立ち近づくことができなくなってしまった。
じゃあね。
そう彼女が口にする間もなく彼女を大きな火柱が包んでいき全ては真っ暗にブラックアウトした。
――まただ…
あの時の夢をまた見てしまった。
輝璃の額には嫌な汗が伝っていた。
明日には新しい指揮官がやってくるというのに、寝付きが悪くて休暇なんて言ってられない。
早く寝よう…。
寝ようとすればするほどどうしてか寝れなくなるものだ。
そうだ…楽しい事を考えよう。
「新しい指揮官さん…どんな人かな。厳しい人じゃないといいな。あとゲーム好きだったら嬉しいかも!」
もしかしたら恋とかしちゃうかも…なんてそんなわけないよね。
でも、たまには奢ってもらっちゃりして。
「楽しみだね、コルさん。レっちゃん!」
この子達はずっと私と一緒なのだ。
ウキウキが止まらないせいで、むしろ寝られなくなってきてしまった。
射撃場に行ってちょっと撃ちたいな。
ちょっと新しいハンドロード弾を試してみよっかな…
いやいや、ダメダメ!
明日は大切な初対面なんだからしっかり休んでおいて全力を出しきれるようにしないと…!
「それじゃ、おやすみなさい…コルさん、レっちゃんまた明日…ね――」
その後は夢も見ることもなくぐっすりと眠れた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ぼ、僕が指揮官だって…!?」
ある日一通のメールが届いた。
________________________________
拝啓 鳥津酒々井殿
あなたがDCoのナンバーワンランカーチームである「アンアブノーマル」の
「noise」だということは分かっております。
そして、ルールに記載されている「異技能の使用禁止」を破っていることも知っております。
あの大会は賞金が出ていますから、このルールを知られると詐欺罪が成立しますよね?
もしも、ばらされる事が嫌ならば今週日曜日。
添付している地図が示す喫茶店まできていただけるようお願いいたします。
いいえ、来なさい。
________________________________
DCoというのはいわゆるゲーム。
ジャンルはFPSで、世界的人気を博しているゲームである。
近年ではE-sportsというゲームスポーツの流行で、日本でも賞金を賭けた大会やイベントが行わるほどである。
そして僕はそのDCo正解チャンピオンチーム『アンアブノーマル』のプレーヤーであり司令塔を勤めているわけなのだが、このメールにある通り僕は不正をしている。
それは異技能の使用。
これはゲームというものを正々堂々行う上で破ってはいけないルール。
正直賞金を賭けた大会でこれがばれるとやばい。
詐欺なら示談に持っていけるが選手生命もチームの信頼もガタ落ち…そんなことになっては生活が…。なんとしてもそれだけは防がねば!
――と来てみたものの…何この状況は。
俺とテーブルをはさんで対峙しているのは華奢な女の子。
どうやら見る限りでは7歳くらいに見える…だが――
さっき差し出された名刺には
Aileen Berton (32)
っていやいやいや明らかに10歳以下でしょ!?
「あぁ読めなかった?アイリーン ベルトンよ。バートンじゃないからね!」
いやそっちじゃなくてさ!
でもアニメで見たことがある気がする、こういうのは触れないほうがいいということを…。
「それじゃあ早速本題なのだけれど。
あなた、ばらされたくなければ「Trigger」に入りなさい」
「は?トリガー?入る?」
アイリーンと名乗る女の子…いや女性は近くのテーブルに座っていたガタイのいい黒スーツの男に目配せする。
そして男がスーツケースから取り出したのはパンフレットのようなもの。
ちなみにそのパンフレットを取り出すときにチラッと光り物が見えた気がするけど気のせいということにしておく。
そのパンフレットをアイリーンさんが僕に渡す。
「特殊事件対策強襲部隊…通称『Trigger』?」
「そう、最近有能者。つまり異技能持ちによる事件が急増していることは知っていかな?」
「はい、ニュースで結構やっていますよね。有能者を監視対象にするべきかどうかみたいな議論とか」
ニュースで見たことがある。
異能技持ちは有能者と呼ばれ世間では人命救急や、災害援助などに役立てている一方、それを利用して悪事を働く人間も後を絶たないらしい。
自分も有能者としては監視対象になることなどは避けたいのだが…
「そうそう、そしてそんな有能者が起こした事件を専門に解決するのが私たち『Trigger』ってわけね」
事件解決というと捜査とかを異能技によって行なったりするのだろうか。そうすると僕の異能技は結構役立つかも知れない。
たださっきのパンフレットを見る限り不安なところが…
「あの…強襲部隊ってどういうことですか?」
「そりゃもちろん武力行使よ、銃でババーンよ!」
「それって本気ですか?」
「もちろん、そのパンフレットの後ろを見てみなさいよ」
パンフレットにはこう書いてあった。
我が部隊は唯一武力によっての有能者事件解決舞台である。
我が部隊にはその名も「ハッピーガールズ」と呼ばれる女性隊員によって編成され、その圧倒的な制圧力をもって容疑者を制圧、確保することを目的としている。
ただ、容疑者が抵抗してくる場合には○○もいとわない。
なんじゃこの物騒な部隊!?
というかなぜ、女性隊員のみで編成されているんだ?
そもそも僕男だよ!女の子じゃないからね!?
「どういうことですかこれは!!!意味分かりませんそもそもなんで僕なんですか!」
「そりゃあんたの能力が有用だからってわけよ」
「僕の異技能が…それって僕以外にも――」
「だーかーらー、あなたの異技能もそうだけど私はあなたの「能力」といったのよ」
僕の異技能は確かに事件捜査とかには有用なモノかもしれないけれど、戦闘なんかは向いてないし運動だってからっきしだし。
「あなたが『noise』だと知ってこちらはお願いしているのだけれど。というか脅しているのだけれど」
noiseとしてか…。
って――
「脅している自覚あったんですね!?」
「いや、別に脅してないじゃない」
さっき自分で言ったこと既になかったことにしてるし。
まあでも、面白い。
「本当に、僕の能力を見込んで頼んでいるんですよね?」
「そうよ、あなたの能力が必要だから脅しているの」
もうツッこむのはやめておこう…。
「わかりました、天才指揮官『酒々井』が一肌脱ぎましょう!」
「あんた調子に乗っていると脳天ぶち抜くわよ?」
笑顔で俺に向けられたのは賞賛でもなく感謝でもなく銃口だった。
ああ、やっぱ辞退しよっかな。
「あの…やっぱりや――」
「辞退したり、途中で辞めたりしたらあんたの脳天に風穴ぶち開けるから。そこんとこよろしくね☆」
やだ、こんな世界。
理不尽すぎる…。
「そうだ、これ着任祝いに一つあげるわ」
アイリーンさんの手のひらから僕の手のひらに落ちたのは赤いキーホルダーのようなものだった。
なんだこれ、なんか汚れているように見えるけれど。
「なんすかこのアクセサリーかキーホルダーかわかんないやつ」
アイリーンは帰ろうとしていたところ振り返りもせずに
「私が戦場で初めてヤッた兵士のドッグタグよ」
ああ…ドッグタグか…よく「DCo」内で敵を倒して拾う作業を繰り返してた…って本物!?
ってことはこの汚れ…。
「ちなみにナイフキルね!」
一瞬夢かと思って近くのボールペンを手の甲に押し付けてみたが
「いて…」
どうやら本気マジのようだ。
女性は優しげな目で輝璃を見つめながら言う。
輝璃とよく似た透き通った青い瞳で。
「うん…」
「行くのよ…あなたは大切な人を傷つけたりしないで、守る人間になって欲しい…」
二人を囲む炎はだんだんと強くなっていき、今にも輝璃たちを飲み込もうとしていた。
そんなことをよそに彼女は続ける。
「最後に私の大切なものをあげるわ…」
そして女性のカバンの中から取り出されたのは1丁の拳銃だった。
銀色の輝きを放つ銃が背後の炎を映し出し赤く染めれられる。
「これは傷つけるためのものじゃない。守るためのものだから」
そして輝璃にその銃を差し出して―
その瞬間に輝璃の真上の天井が轟々と燃えさかり、耐え切れなくなったのか輝璃めがけて落下してきた。
「――っ!」
咄嗟に後ろに下がったから直撃は避けられたものの、輝璃と女性との間には大きな火柱が立ち近づくことができなくなってしまった。
じゃあね。
そう彼女が口にする間もなく彼女を大きな火柱が包んでいき全ては真っ暗にブラックアウトした。
――まただ…
あの時の夢をまた見てしまった。
輝璃の額には嫌な汗が伝っていた。
明日には新しい指揮官がやってくるというのに、寝付きが悪くて休暇なんて言ってられない。
早く寝よう…。
寝ようとすればするほどどうしてか寝れなくなるものだ。
そうだ…楽しい事を考えよう。
「新しい指揮官さん…どんな人かな。厳しい人じゃないといいな。あとゲーム好きだったら嬉しいかも!」
もしかしたら恋とかしちゃうかも…なんてそんなわけないよね。
でも、たまには奢ってもらっちゃりして。
「楽しみだね、コルさん。レっちゃん!」
この子達はずっと私と一緒なのだ。
ウキウキが止まらないせいで、むしろ寝られなくなってきてしまった。
射撃場に行ってちょっと撃ちたいな。
ちょっと新しいハンドロード弾を試してみよっかな…
いやいや、ダメダメ!
明日は大切な初対面なんだからしっかり休んでおいて全力を出しきれるようにしないと…!
「それじゃ、おやすみなさい…コルさん、レっちゃんまた明日…ね――」
その後は夢も見ることもなくぐっすりと眠れた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「ぼ、僕が指揮官だって…!?」
ある日一通のメールが届いた。
________________________________
拝啓 鳥津酒々井殿
あなたがDCoのナンバーワンランカーチームである「アンアブノーマル」の
「noise」だということは分かっております。
そして、ルールに記載されている「異技能の使用禁止」を破っていることも知っております。
あの大会は賞金が出ていますから、このルールを知られると詐欺罪が成立しますよね?
もしも、ばらされる事が嫌ならば今週日曜日。
添付している地図が示す喫茶店まできていただけるようお願いいたします。
いいえ、来なさい。
________________________________
DCoというのはいわゆるゲーム。
ジャンルはFPSで、世界的人気を博しているゲームである。
近年ではE-sportsというゲームスポーツの流行で、日本でも賞金を賭けた大会やイベントが行わるほどである。
そして僕はそのDCo正解チャンピオンチーム『アンアブノーマル』のプレーヤーであり司令塔を勤めているわけなのだが、このメールにある通り僕は不正をしている。
それは異技能の使用。
これはゲームというものを正々堂々行う上で破ってはいけないルール。
正直賞金を賭けた大会でこれがばれるとやばい。
詐欺なら示談に持っていけるが選手生命もチームの信頼もガタ落ち…そんなことになっては生活が…。なんとしてもそれだけは防がねば!
――と来てみたものの…何この状況は。
俺とテーブルをはさんで対峙しているのは華奢な女の子。
どうやら見る限りでは7歳くらいに見える…だが――
さっき差し出された名刺には
Aileen Berton (32)
っていやいやいや明らかに10歳以下でしょ!?
「あぁ読めなかった?アイリーン ベルトンよ。バートンじゃないからね!」
いやそっちじゃなくてさ!
でもアニメで見たことがある気がする、こういうのは触れないほうがいいということを…。
「それじゃあ早速本題なのだけれど。
あなた、ばらされたくなければ「Trigger」に入りなさい」
「は?トリガー?入る?」
アイリーンと名乗る女の子…いや女性は近くのテーブルに座っていたガタイのいい黒スーツの男に目配せする。
そして男がスーツケースから取り出したのはパンフレットのようなもの。
ちなみにそのパンフレットを取り出すときにチラッと光り物が見えた気がするけど気のせいということにしておく。
そのパンフレットをアイリーンさんが僕に渡す。
「特殊事件対策強襲部隊…通称『Trigger』?」
「そう、最近有能者。つまり異技能持ちによる事件が急増していることは知っていかな?」
「はい、ニュースで結構やっていますよね。有能者を監視対象にするべきかどうかみたいな議論とか」
ニュースで見たことがある。
異能技持ちは有能者と呼ばれ世間では人命救急や、災害援助などに役立てている一方、それを利用して悪事を働く人間も後を絶たないらしい。
自分も有能者としては監視対象になることなどは避けたいのだが…
「そうそう、そしてそんな有能者が起こした事件を専門に解決するのが私たち『Trigger』ってわけね」
事件解決というと捜査とかを異能技によって行なったりするのだろうか。そうすると僕の異能技は結構役立つかも知れない。
たださっきのパンフレットを見る限り不安なところが…
「あの…強襲部隊ってどういうことですか?」
「そりゃもちろん武力行使よ、銃でババーンよ!」
「それって本気ですか?」
「もちろん、そのパンフレットの後ろを見てみなさいよ」
パンフレットにはこう書いてあった。
我が部隊は唯一武力によっての有能者事件解決舞台である。
我が部隊にはその名も「ハッピーガールズ」と呼ばれる女性隊員によって編成され、その圧倒的な制圧力をもって容疑者を制圧、確保することを目的としている。
ただ、容疑者が抵抗してくる場合には○○もいとわない。
なんじゃこの物騒な部隊!?
というかなぜ、女性隊員のみで編成されているんだ?
そもそも僕男だよ!女の子じゃないからね!?
「どういうことですかこれは!!!意味分かりませんそもそもなんで僕なんですか!」
「そりゃあんたの能力が有用だからってわけよ」
「僕の異技能が…それって僕以外にも――」
「だーかーらー、あなたの異技能もそうだけど私はあなたの「能力」といったのよ」
僕の異技能は確かに事件捜査とかには有用なモノかもしれないけれど、戦闘なんかは向いてないし運動だってからっきしだし。
「あなたが『noise』だと知ってこちらはお願いしているのだけれど。というか脅しているのだけれど」
noiseとしてか…。
って――
「脅している自覚あったんですね!?」
「いや、別に脅してないじゃない」
さっき自分で言ったこと既になかったことにしてるし。
まあでも、面白い。
「本当に、僕の能力を見込んで頼んでいるんですよね?」
「そうよ、あなたの能力が必要だから脅しているの」
もうツッこむのはやめておこう…。
「わかりました、天才指揮官『酒々井』が一肌脱ぎましょう!」
「あんた調子に乗っていると脳天ぶち抜くわよ?」
笑顔で俺に向けられたのは賞賛でもなく感謝でもなく銃口だった。
ああ、やっぱ辞退しよっかな。
「あの…やっぱりや――」
「辞退したり、途中で辞めたりしたらあんたの脳天に風穴ぶち開けるから。そこんとこよろしくね☆」
やだ、こんな世界。
理不尽すぎる…。
「そうだ、これ着任祝いに一つあげるわ」
アイリーンさんの手のひらから僕の手のひらに落ちたのは赤いキーホルダーのようなものだった。
なんだこれ、なんか汚れているように見えるけれど。
「なんすかこのアクセサリーかキーホルダーかわかんないやつ」
アイリーンは帰ろうとしていたところ振り返りもせずに
「私が戦場で初めてヤッた兵士のドッグタグよ」
ああ…ドッグタグか…よく「DCo」内で敵を倒して拾う作業を繰り返してた…って本物!?
ってことはこの汚れ…。
「ちなみにナイフキルね!」
一瞬夢かと思って近くのボールペンを手の甲に押し付けてみたが
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どうやら本気マジのようだ。
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