学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

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人間誰しも隠したいものくらいある②

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 ドアを開けるとやはり思った通りの人たちが。

「お久~!」
「よっ!」

少しだけ黒くなった2人がやってきてしまった。きい姉とも同じように旅行していたはずだけど、まあ帰ったのだろう。ということは2人はどうするか。

「今日はこっち泊まってくから。あ、これお土産な。」

バカ兄が持っている袋を私に渡してくる。その中にはオリーブオイルの瓶が2本。そう、2本。

「はぁ、バレてるのか。」

私は頭を抱えながら、2人を家の中に入れることにした。

 家に入った2人は驚きも呆れもせず、そこにいる憲士をただそこにいるのだとして、目を向けた。

「憲士、久しぶりやな。」
「杏ちゃんのお世話お疲れ様。」
「お世話してまーす!」
「誰がお世話してると思ってんねん。毎食作ってるのは誰?」

憲士たちがそんな感じで挨拶するもんだから、少しだけ文句を言う。そしてすぐに、自分の失言に気がついた。

「「毎日?」」

ニヤニヤしながらそう言ってくるカップルは、自分たちも同じだったという事実を棚に上げた。まあ、私の方がまだマシか。一緒に住んでるとかそんなのはないし。週4くらいで泊まっていってるけど。

「そう、毎日よ。悪い?高校時代から同棲していたカップルさんよ。」
「それに関しては」
「なんも言えんな。」

私の指摘にバツが悪そうな表情を見せる。すると、憲士が口を開いた。

「でも、週4で泊まってるし、なんならこの夏休みは毎日ここからクラブ行って帰ってってしてますよ。」
「「やっぱりー。」」

またいらんこと言って。

 とりあえず2人はこっちの家に置いている部屋着に着替えて、お土産として持って帰ってきたオリーブオイルや醤油、そしてお菓子を出した。私は2人にちょっと濃いめのコーヒーを淹れて、憲士にはミルクティーをそして自分には牛乳をグラスの中に注いで、食べ始める。

「それで、2人はいつからなんかな?」

コーヒーを1口飲んだ桜さんは、またニヤニヤとしながら聞いてくる。

「え?」
「あ、いや。別に付き合ってるわけじゃないですよ、桜さん。」
「えー、そーなんやー。面白くないなー。」

つまらなそうにそう呟く桜さん。その傍らでバカ兄と笑っていた。自分たちも同じだったんだと気づいたのかどうなのか。まあ、気づいたんだろう。

「んで、2人はここでずっと何してるん?」
「バカ兄に関係……」
「杏に勉強教えたりしてます。なんせ、理系進んで、国公立大学目指してるんでね。」
「ちょ、憲士。」

私は慌てて憲士の口を塞ぐが、そんな様子の私に温かい視線が突き刺さる。

「国公立大学」
「ねぇ~」

私は少しだけ恥ずかしくなって目を伏せた。
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