学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

文字の大きさ
142 / 170
figure1

懐かしの遊び④

しおりを挟む
 バギーの運転操作を確認する。まぁ〇リカViiと同じ操作方法で、よく使うやつだからあまり気にしなくていい。②で前進、①でバック、リモコンを傾けて方向変換だ。でも視点が神視点だからそこが問題か。

 スタートの合図とともに一斉に走り出す。

「オラァァァァァァァ!」
「どけぇぇぇぇぇぇぇ!」
「邪魔だァァァァァァァ!」
「……そんな声出さんでも、運転に集中しーさ。」

狭い部屋の中で叫ぶ俺と桜、そして森本先輩。木崎先輩は冷静に画面を見ていて、静かだ。

 風船を割り続けていると、鉄球が降ってくる。この鉄球に当たったら数秒の行動不能とポイントが減る。この2つがある。

 つまり、これに森本先輩がぶつかるような立ち回りをしたら、少なくとも2、3回はチャンスがある。

「おい!」

押し出して鉄球にぶつける。

「待て!」

行き場を塞いで鉄球にぶつける。

「何やってんだお前ェっ!!!!」

そしてトドメに風船を横取りし続ける。そんな感じでタイムアップ。順位は木崎先輩がダントツのトップ、桜、俺と続き、最下位が森本先輩。

 そして俺たちが狙うのはただ1つ。ハプニングマスだけだ。

「木崎先輩……」
「あぁ、分かってる。」

いつもと違う、覚悟が決まったような声。この人も森本を潰す気だ。

「朱莉……」
「……やーだね!」

カードを引くとハプニングマスが光る。もちろんそこに直行だ。選択肢は全員集合と金額平衡、あとは持っているカードを全部気球カードに変えるカードだ。

 勝つには3分の1を引かないといけない。俺たちはごくりと唾を飲む。そして引いたカードは、

「全員……」
「集合……」
「チッ」
「耐えたぁぁぁぁ!」

まずは耐えて、全員が森本先輩のマスに集まることになる。集まったとて、森本先輩の勝ち筋は消えない。

 そして桜のターン。もちろんハプニングマスに止まり、引いたのは当たりの気球カード。

「あとはここで引くだけで……」
「「「……」」」

ルーレットを回し、相手が決まる。その相手は……

「俺やん。」
「っしゃあ!」
「ごめん!」

まさかの俺。数字系のカードしかなかったおれだが、そのカードは全部気球カードになる。このカードは3~8のルーレットで当たった数だけ進めるカードだ。ゴールまではまだ遠いので、直で向かうことは出来ないが、ハプニングマスは周りに何個もある。

 ルーレットを回し、ちゃんとハプニングマスを光らせた。選択肢は引き抜き、金額平衡、気球。3分の2だ。

「来い……」
「来い……」
「来て……」
「来るな……」

俺たちは祈る。そして選んだ。

『……』
「……っしゃあぁぁぁ!」

まさかのここで3分の1を引き当てるクソ運を発揮してしまう。全員の持ち金が同じになり、森本先輩の勝ちが確定してしまった。

 森本先輩の勝ちを見届けてゲームを終わらせる。時間も6時過ぎ。ちょうどいい時間だ。

「あ~面白かった!」
「クッソ~!」
「めっちゃ悔しい……」
「次は絶対勝つ!」
「かかってこいや。」

部室を閉めて解散する。また来週だ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

処理中です...