学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

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今年で1番暑い秋④

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 気づけばもう昼。小説を書きつづけて頭がもう悲鳴を上げている。物書きってそんな生活をしているのか。

「なんか買ってくるわ。」
「私も行く!」
「んなら俺も。」

お昼を買ってこようと立ち上がると、2人も本を置いて立ち上がる。学祭に来て何やってんだかって話だが、これも楽しみ方の1つだと思う。うん。

 ってことで屋台を見回っていく。飲み物系が多かったり、スナック系が多い感じか。ちゃんと飯って感じなのは久志たちのところの餃子と小籠包、あとは唐揚げ、焼きそば、そしてたこ焼き……

「なぁ。」
「うん。」

たこ焼きの屋台の前に立って、2人は呟く。目の前でたこ焼きに言葉を失うしかない。あれは別の食べ物だ。なんでカリカリにするんやろ。

「許せへんな。」
「それな。喧嘩売る?」
「いや、買うって方が妥当やろ。たこ焼きへの冒涜やで。」

なんか、物騒なことを相談している2人。私もその手際を見ているけど、いいとは思えない。この時間だから、たこ焼き器は十分に温まっているはず。なんであんなにぐちゃぐちゃになるんやろ。

「はいはい、とりあえず行くで。」

これ以上ここにいたら2人が突撃するかもしれないから離れる。そして入り口近くにある、先端増養殖科学科の屋台に向かった。

 ここもここで異様な空気をまとっている。主にテントの端っこが。

「いらっしゃ……って今噂の久志の彼女じゃん。隣の2人は?」
「地元の友達。」
「「どーも」」

久志の釣りの写真で何回も見たことのある人、たしか雄之助って言ってたっけ。たぶん、こっちに来てから久志が一番遊んでいる相手だ。

「で、何食べるん?」
「どーしよっかな?」

ここの屋台で売っているのは、ただの餃子と小籠包ではない。未利用魚、つまり捨てちゃう魚を使ったものだ。しかも全部手作り。この学科の人たちって本当に料理上手い。

「じゃあ餃子5個と……って、これ関係者の彼女割とかある?」
「あるわけ!」
「やんなぁ。じゃあそれで。」

少し安くしてもらおうと思ったけど無理かぁ。あぁ、お財布が軽く……

 2人も餃子と小籠包を買って、隣に並んだ。目の前にある異質なものを見ながら。

 久志から聞いたことがある。学科にとんでもない昆虫好きがいると。

「標本買っていく?」
「なわけ!」

担当の男子と話していると、出来上がった餃子が渡される。それを受け取って私たちは歩き始めた。

「焼きそばも買ってく?」
「割り勘で買おうぜ。」
「それええな。行こ行こ。」

軽音が演奏しているステージ前を突っ切って歩く。
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