40 / 170
figure1
部室掃除をしよう!③
しおりを挟む
「よぉーし、ここまでにするかぁ。」
時間も8時を回った頃、掃除を一旦切り上げる。この人たち、本当に1クール終わるまで掃除するとは。頭おかしいな。
となるとあとは帰るだけ。だけど、もう最終バスは行ってしまったみたいだ。
「どーするよ、桜。」
「ん~、歩く?」
「死ぬぞ。」
「死ぬなぁ。」
ここから家までは小1時間。なおかつ、通る道全てに街灯があるわけではないから普通に危ない。
「それなら、俺たちが送ってくよ。2人にはこんな時間まで残らせてしまったし。」
「ついでにご飯も食べようよ。奢るし。」
「「奢り!?」」
「やけに食いつくね。奢りよ。私たちの。」
「「行きます!」」
普段はお金がかかりすぎるからと外食はしないようにしている俺たち。それがタダ飯を食べれるなんて。もう、断るわけがない。
とりあえず、森本先輩の車に乗ってエルパまで。エルバはここら辺でいちばん大きな商業施設で、だいたいここに行けば全て揃うって感じだ。揃わないものも近くのところに行けば全部そろうし、ちょっと買い物と言えばここになる。
「そういえば何が食べたいとか聞いてなかったな。どんなのがいい?」
「俺はなんでもいいですよ。」
「私も。」
「それが1番困るんだよなぁ。朱莉は?」
「がっつり!」
「んじゃ肉系か。そこの肉そばとかどう?美味いし。」
断る理由もないので、4人でそこに入っていく。カップルごとに別れて向かい合う形で座った。注文を済ませて持ってきてもらった水を飲む。この5時間の疲れが抜けていくような感覚がした。
「「あ~」」
こりゃあ溶けると声を出したら、隣の桜と被る。そんな俺たちを見て、目の前の2人が笑った。
「本当に仲良いね。」
「どうしたらそんなにお互いのことが分かるの?普通に不思議なんだけど。」
お互いのことが分かっている…か。分かったらどれほど簡単だったのだろうと思うけど、傍から見たら分かっているらしい。
でも、やはり3年間一緒に暮らしてきたということで、何をして欲しいのかが分かるのはある。むしろ、それだけは意識して分かろうとしている。
「まぁそれは、かくがくしかじかです。」
「そうやね。かくがくしかじかです。」
「「へぇ~」」
怪しげな視線を向けてくるが、ふと思った。この2人って去年はどんな感じだったのだろうと。
「2人はなんで付き合うことになったんですか?」
「「え」」
あからさまに聞かれたくなさそうな表情を浮かべる。桜もそれを感じ取ったらしく、聞きたいオーラが隣から。俺たちはずいっと体を乗り出して圧をかけた。
「えっと」
「「かくがくしかじかです。」」
恥じらいながらそう言う2人を見て、これはなんかありそうだなと思う。加瀬先輩に聞いてみよう。
時間も8時を回った頃、掃除を一旦切り上げる。この人たち、本当に1クール終わるまで掃除するとは。頭おかしいな。
となるとあとは帰るだけ。だけど、もう最終バスは行ってしまったみたいだ。
「どーするよ、桜。」
「ん~、歩く?」
「死ぬぞ。」
「死ぬなぁ。」
ここから家までは小1時間。なおかつ、通る道全てに街灯があるわけではないから普通に危ない。
「それなら、俺たちが送ってくよ。2人にはこんな時間まで残らせてしまったし。」
「ついでにご飯も食べようよ。奢るし。」
「「奢り!?」」
「やけに食いつくね。奢りよ。私たちの。」
「「行きます!」」
普段はお金がかかりすぎるからと外食はしないようにしている俺たち。それがタダ飯を食べれるなんて。もう、断るわけがない。
とりあえず、森本先輩の車に乗ってエルパまで。エルバはここら辺でいちばん大きな商業施設で、だいたいここに行けば全て揃うって感じだ。揃わないものも近くのところに行けば全部そろうし、ちょっと買い物と言えばここになる。
「そういえば何が食べたいとか聞いてなかったな。どんなのがいい?」
「俺はなんでもいいですよ。」
「私も。」
「それが1番困るんだよなぁ。朱莉は?」
「がっつり!」
「んじゃ肉系か。そこの肉そばとかどう?美味いし。」
断る理由もないので、4人でそこに入っていく。カップルごとに別れて向かい合う形で座った。注文を済ませて持ってきてもらった水を飲む。この5時間の疲れが抜けていくような感覚がした。
「「あ~」」
こりゃあ溶けると声を出したら、隣の桜と被る。そんな俺たちを見て、目の前の2人が笑った。
「本当に仲良いね。」
「どうしたらそんなにお互いのことが分かるの?普通に不思議なんだけど。」
お互いのことが分かっている…か。分かったらどれほど簡単だったのだろうと思うけど、傍から見たら分かっているらしい。
でも、やはり3年間一緒に暮らしてきたということで、何をして欲しいのかが分かるのはある。むしろ、それだけは意識して分かろうとしている。
「まぁそれは、かくがくしかじかです。」
「そうやね。かくがくしかじかです。」
「「へぇ~」」
怪しげな視線を向けてくるが、ふと思った。この2人って去年はどんな感じだったのだろうと。
「2人はなんで付き合うことになったんですか?」
「「え」」
あからさまに聞かれたくなさそうな表情を浮かべる。桜もそれを感じ取ったらしく、聞きたいオーラが隣から。俺たちはずいっと体を乗り出して圧をかけた。
「えっと」
「「かくがくしかじかです。」」
恥じらいながらそう言う2人を見て、これはなんかありそうだなと思う。加瀬先輩に聞いてみよう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる