学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

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ぐらんぶるーに潜りたくて③

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 事前学習として教本で色々学んで、テストもしてきたが、一応大学の授業なので、対面の講義もある。

「それじゃ、問題。レギュレータが外れたときには息を吐き続けないといけません。なんで?」

関西弁丸出しのインストラクターの葛西さんがそう質問を投げる。この人は大阪の人で、大阪の浜の保護活動を中心に行っている人らしい。

 大学でダイビングサークルに入ったカレンなら何か知ってるかもなとか思いながら、質問の答えを考えていく。レギュレータが外れたときは、もう一度手に取って咥えたらいい話だが、その間に息を吐き続けるということだろう。…わからん。

「なんで?」

周りのいつものメンバーに聞いてみても首を傾げるだけ。

 そのまま誰も答えないまま時間だけ過ぎていき、しびれを切らした葛西さんは自分で説明を始めた。

「ボイルの法則を使うんよな。例えば深さ20mのところで外れたとすると、その時にかかってる圧力は?」

前の方に座っていた先輩はそう聞かれる。

「3bar。」
「そうやな。そんなけの圧力がかかってるところで息を止めて浮上したら海面に着く頃にはどーなってる?」

その隣の人はそう聞かれる。

「肺が膨らむ。」
「そう。普通の3倍の大きさに膨らむねん。どー考えても危ないやろ?」

葛西さんはそう説明するが、俺は心の中では「なら浮上せんかったらええやん」と呟いていた。ある程度、水に慣れた人ならレギュレータを見失っても落ち着いて見つけられる。そのときのやり方もあるし。ん~、疑問しかない。

 対面講義はこんな感じで質問形式で進んでいき、午前は終了。昼ご飯を食べて午後のテストだ。

「んじゃ、テストやっていくから。基本的に事前にやってきてもらった、あんな感じの選択問題のテストだから。全員合格してや。私も明日、大阪でやることあるから早よ帰りたい。」

葛西さんは笑いながらそう言い、問題用紙と答案用紙を配っていく。表紙がないから軽く問題を見てみると、本当に事前にやったものと同じような問題だ。

「だいたい20分ぐらいな。それより前に全員終わってたら終わりにするから。それじゃ、始め!」

マークシート形式の問題。ダイビングをする上での基本的な知識や、ある状況に陥ったときの対応、そして軽めの計算問題も含まれたテストを解いていく。でもまあ、一度やってる問題だから分かる。

 さっさと解き終わって見直しをしていると、「止め」の合図が出された。本当に20分経つ前に終わってる。

「それじゃ、近くの人と答案用紙を交換して、採点な。答え言っていくから間違えてるところだけ‪✕‬しといて。」

そんな軽い空気で採点が始まる。もちろん、満点だった。
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