学年のマドンナの彼氏になったら大学生活も共に過ごすことになった

136君

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期末テストがやってくる④

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「30分経ったので、終わった人から退出してもらっても大丈夫です。」

最後の化学のテストを早々と解き終えて、机に突っ伏していたら、試験監督の先生からそう言われて、俺はすぐに立ち上がる。90分のテストを11分で解き終わって、このまま帰れないままだったら、ガチ寝までいくところだった。危ない危ない…

 テスト最終日になると疲れも溜まってきて、もうカフェインなしでは生きられない身体になってしまった。今日の晩は寝んとヤバいな。

 とか思いながら荷物を片付けて、早々と会場から退散する。桜も同じく4限にテストがあるので、桜が終わるのを待つ形だ。まあ、そんな時間も苦ではないからいい。

「あの生物であの化学ってさ、落差ヤバくね?」
「それな。生物普通にムズかったから化学もかなって思ったけど、なんか拍子抜けって感じ。」

そう。それほどまでに簡単だったのだ。雄之助もこの後に予定があるらしく、2人で感想戦をしながら待つことに。問題数も少なかったから、頭の中に残っている解答で答え合わせだ。

「pHの問題さ、log₁₀2書いてあったから出ると思ったけどさ、出なかったな。」
「それな。こっちは身構えとったのに。」

最後のほうまで互いの答えは違うことはなく、とりあえず単位は取れたと考えても問題ない。あとは評価だけだ。これまでの小テストの結果で、俺は最大97点を取れるのが分かっている。95点以上なら「優」がつくので、ひとまず目標はそれだ。1問間違えたくらいならなんとかなるだろうが、2問以上間違えていたら確実に無理になる。

「97やったらさすがにトップちゃう?」
「いや、どうやろうな?正直、これまでのテスト満点取ってるやつおってもおかしくない。」
「先生の口調的にそれはおらん感じやってんけどな。」

テストの説明のときに、「俺のテスト受けんくっても単位取れるやつは今年はおらんかった」と言っていた。小テスト2回を両方満点取っていたら、もう単位を取れるので、それはいないことになる。でも、それに近いのはいる感じだったので、それが一体誰なのか。俺なのか?いや、それはないだろう。俺は2回目の小テストで凡ミスをかまして90点を取ってしまった。そこで抜かされた可能性も十二分にある。

「まあ、もう終わった話や。ドンと構えて待っとこうや。」
「それ化学苦手なヤツらに言ったら殴られそう。」
「まあな。」

俺はニカッと笑って階段の上をふと見上げる。そこには、疲れきった様子の桜の姿が。

「お連れさんが来ましたね。」
「せやな。んじゃまたな。」
「おう。シュノーケリングの予定ちゃんと立てような。」
「おけ。」

俺は階段から降りてくる桜に向かって片手を上げる。すると、笑ってぴょんぴょんと降りてきた。

「お疲れ。」
「ほんま疲れた…なんでいっちゃん最後のテストが1番書く量多いねん。死ぬか思った。」
「それはご愁傷さまやな。」

俺たちはバス停に向かって歩き始める。

「何買ってく?」
「なんでも喜ぶやろ。アイツらは。」
「せやな。」

そう、明後日は予定がある。小豆島まつりに行くという予定が。
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