愛されることを知らない僕が隣国の第2王子に愛される

鮎瀬ゆう

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 待っていてくれたブライト先生のところへ戻ると、すぐに僕の指輪に気が付いて、先生は泣いて喜んでくれた。
 シエロの家に戻って、みんなにも報告をした。シエロのご両親も、ソラナ殿下も、使用人のみんなも、僕たちをお祝いしてくれた。僕はそれが嬉しくて、僕を受け入れてくれているんだって、わかって、また泣きそうになった。
 この国では政略結婚もあるが、恋愛結婚が当たり前で、国王と王妃の二人も当事者だからだろうか、王妃は自分のことのように僕たちの婚約を喜んでくれた。ソラナ殿下には、兄と呼んでもいいぞ、なんてからかっているのか本気なのかわからないことを言われた。

 そうしてみんなでひと騒ぎして、僕たちは二人、シエロの部屋へと戻ってきた。

「……はっ、んっ……んちゅっ」
「……っ……はっ、テオ、好きだよ」
「ぅんっ……うんっ」

 深く口づける音が響く。
 もっと、もっと近づきたい。シエロに触れたい。そんな気持ちが次から次へと湧いてくる。
 体に熱が集まってきて、恥ずかしいけれど、離れたくなくて、もっと近くに行きたくて、もどかしい。どうしようもなくて、シエロに抱き着くと、シエロも強い力だけれど、優しく抱きしめてくれて、それが嬉しくて、たまらなくなる。

「……体に、触れてもいい?」
「ぅん……いいよ」

 そう答えると優しくベッドに押し倒されて、シエロが覆いかぶさる。
 今から何が始まるのか、詳しくはわからないし、正直怖い。けれど、これはお互いの大好きな気持ちを伝えられることだから。僕も、シエロに触ってほしいし、触りたい。

「テオ、愛してるよ」

 そう言って僕に送ってくれたそれが熱っぽくて、僕の体もどんどん熱くなる。

「僕も……あいしてるっ」

 それを合図にシエロの手が僕の服の中に入ってくる。

「テオ、体熱い……心臓、すごいドキドキ言ってる」
「ぁ……んまり、声に出さないで……はずかしい、から……っ」

 さっきから僕の心臓は壊れたのかと思うくらい早く動いている。ドキドキしすぎて破裂しそうだ。

「大丈夫、僕も一緒だよ」

 ほら、と言って、僕の手をシエロの心臓まで持っていかれる。そこから伝わる音は、僕と同じですごく早くて、それがなんだか嬉しかった。

「服、脱がすよ?」
「ん……僕だけじゃ、恥ずかしいから、シエロも脱いで」
「うん」

 そうして、僕の後にシエロが服を脱いで、現れた身体。自分とは違う凹凸のあるかっこいい身体で、目が離せない。自然と手が伸びて、その肌に触れた。

「……かっこいい」
「ふはっ、かっこいい?ありがとう。シエロはかわいいよ」
「んふふ……、ありがとう」

 シエロから褒められるなら、どんな言葉でも嬉しくて頬が緩む。
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