ジョン・フー

フランク太宰

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ジョン・フー

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  異常な目論みは大抵の場合、全うな社会の秩序に消される。
私もそれには大賛成さ、"秩序ある社会万歳!!"
フランス革命時代の悪夢とはおさらばさ。
しかし、ある男が言った
「死の芸術もある」のだと。
 確かに死に芸術性を見出だしてしまう、異常な行為は削除されるべきでありながら、一芸術家の事を思えば切なくもなる。
 神は白黒別けられる精神世界を我々の心に与える事はなかった。
とはいえ、多くの死生感を伴う一個人の芸術性は"若気のいたり"という便利な言葉で片付けられることもしばしば、取り残されるのはごく少数の変わり者だけ。
 ジョン・フー、貴方はどう思われますか?
今の私は高名な哲学者や宗教家の言葉よりも、貴方の言葉が聞きたい。
(3/7/2042)

・舞踏会
 「ねぇジョセフィーヌ、君は今日も"集い"に行くのかい?」
彼らを囲んで華やかなドレスを着た女達と、モーニングを着込んだ男達がタンゴを踊っている。
 「ええ当然、こんな舞踏会の後には、特に行きたくなる」
「君を正気にしてくれるから?」
「ええ、そうよ」
「ねぇジョセフィーヌ、舞踏会にいる君より、"集い"にいる君の方が本当に君らしいのかい?」
 
 そして摩天楼に悪魔達が舞い降りる、彼らは時に天使のようで、時に神にも思える。
しかし、日が上れば彼らは遥か空に舞い戻る。
所詮、彼らは彼らでしかないから。 
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