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恋愛厨への素朴な疑問
4才の子供を放置しろと促す恋愛厨
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私には年がすごく離れた弟がいて、私が中学生の時、弟はまだ4才だった。
私は弟がかわいくて仕方なかった。
喜んで弟の世話をした。
母が働きに出て家にいない時、私はいつも弟と一緒にいた。
夏休みのある日のことだった。
なぜかたいして仲良くもない別のクラスの良美から電話がかかってきた。
「男と遊ぶんだけど、セリーちゃんも来ない?」
え?なんで私?
私は、弟をみているから行けない、と断った。
それ以前に、仲良くもない良美と遊びたくはなかった。
断っても良美は食い下がった。
良美の話を聞くと、どうやら男は二人いて、どちらも高校生らしい。
遊びに行った時にナンパされ後日会おうという話になったが、一度会っただけの相手のうえに友達も連れて来るという。
つまり、良美は一人でこの男二人に会うのが怖いので、一緒に行ってくれる人を探しているのだ。
恐らく何人かに電話をしたが、全員に断られたのだろう。
だから、親しくもない私に電話して来たのだ。
良美は私にきいた。
「弟何才?」
私が4才だと言うと
「4才なら一人にしても大丈夫だよ!」
そう言い切った。
良美は確か姉がいたはずだが、弟や妹はいないはず。
4才の子がどんなもんか知るはずはない。
私の小さい弟が、夜になるまで一人で家に置き去りにされても良美にとってはどうでもいい。
とにかく男に会いたいのだ。
私の弟が一人でいる間、もし何かあったら、こいつは責任取ってくれるんだろうか。
いや、当然取る気はないだろう。
なんという身勝手さ。
見知らぬ男に会うために、しかもたいして仲良くもない良美のためになぜ弟を置き去りにしないといけないのか。
私は何度も行かない、と言った。
しかし、「大丈夫だよ!!」と良美はしつこく食い下がった。
なぜそこまでして男に会いたいのだろうか。こいつは嫌がる友より男優先なのだ。
数分して良美は諦めたが、電話を切る前にこう言った。
「かっこいいのに、もったいないよ。後悔するよ」
とんだ捨て台詞だ。私が後々、「しまった!弟なんか放ったらかしにして男に会うべきだった!」と地団駄踏んで悔しがるとでも思ったのだろうか。
こういう奴に限って、世の中の女全員が、自分と同じように男に飢えていると勘違いしているから困る。
私はこういう奴が一番嫌いだった。
男の事で頭がいっぱい。
男の為なら友達を犠牲にしても問題なし。
何でそんなに男が好きなのか。
当時の私にはまったく理解ができなかった。
私は弟がかわいくて仕方なかった。
喜んで弟の世話をした。
母が働きに出て家にいない時、私はいつも弟と一緒にいた。
夏休みのある日のことだった。
なぜかたいして仲良くもない別のクラスの良美から電話がかかってきた。
「男と遊ぶんだけど、セリーちゃんも来ない?」
え?なんで私?
私は、弟をみているから行けない、と断った。
それ以前に、仲良くもない良美と遊びたくはなかった。
断っても良美は食い下がった。
良美の話を聞くと、どうやら男は二人いて、どちらも高校生らしい。
遊びに行った時にナンパされ後日会おうという話になったが、一度会っただけの相手のうえに友達も連れて来るという。
つまり、良美は一人でこの男二人に会うのが怖いので、一緒に行ってくれる人を探しているのだ。
恐らく何人かに電話をしたが、全員に断られたのだろう。
だから、親しくもない私に電話して来たのだ。
良美は私にきいた。
「弟何才?」
私が4才だと言うと
「4才なら一人にしても大丈夫だよ!」
そう言い切った。
良美は確か姉がいたはずだが、弟や妹はいないはず。
4才の子がどんなもんか知るはずはない。
私の小さい弟が、夜になるまで一人で家に置き去りにされても良美にとってはどうでもいい。
とにかく男に会いたいのだ。
私の弟が一人でいる間、もし何かあったら、こいつは責任取ってくれるんだろうか。
いや、当然取る気はないだろう。
なんという身勝手さ。
見知らぬ男に会うために、しかもたいして仲良くもない良美のためになぜ弟を置き去りにしないといけないのか。
私は何度も行かない、と言った。
しかし、「大丈夫だよ!!」と良美はしつこく食い下がった。
なぜそこまでして男に会いたいのだろうか。こいつは嫌がる友より男優先なのだ。
数分して良美は諦めたが、電話を切る前にこう言った。
「かっこいいのに、もったいないよ。後悔するよ」
とんだ捨て台詞だ。私が後々、「しまった!弟なんか放ったらかしにして男に会うべきだった!」と地団駄踏んで悔しがるとでも思ったのだろうか。
こういう奴に限って、世の中の女全員が、自分と同じように男に飢えていると勘違いしているから困る。
私はこういう奴が一番嫌いだった。
男の事で頭がいっぱい。
男の為なら友達を犠牲にしても問題なし。
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