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~デ・フォン領域~
レノ兄は僕の味方です♪
僕がリウリクを連れて、聖騎士団の本部に到着する。
僕が来てる時は、必ず僕を知る団員を一名以上は受付付近に配置するように、レノ兄が指示を出してくれてるから、僕は顔パスで、咎められる事が殆ど無くなってきた。
でも、今はリウリク連れてるから、一応ちゃんと声を掛けるつもりだったけど、受付にいた団員が、先に声を掛けてくれた。
「ラファール、その人は?」
「レノ兄の依頼で連れて来たんだ。入れても良いかな?」
「レヴァーノ様の?!そんな話は聞いて無いが、まぁ、ラファールが言うなら大丈夫だろう。勿論通っても良いぞ」
「わぁ~い♪ありがとー!行くよ、リウリク」
「……ああ」
リウリクの顔が引き吊ってるけど気にしない。
度々団員に声を掛けられるけど、レノ兄の依頼だと言えば、皆詮索する事なく通してくれる。何せレノ兄だから。
最初に特部の小会議室兼休憩室に顔を出して、レノ兄の居場所を聞いて、お礼を言ってから、その部屋に向かう。今は隊長室にいて、書類整理をしてるらしい。隊長室に着き、ノックをしながら声を掛ける。
「レノ兄いる~?」
「ラルか?入っていいぞ」
レノ兄の言葉に扉を開き、顔だけを覗かせる。
「レノ兄、お願いがあるんだけど、もう一人入れていい?」
「?構わん、入れ」
レノ兄の許可を貰い、リウリクを部屋に押し込む。
「誰だ?」
「噂の幽霊さん。レノ兄、こっちはリウリク=ウィルク。古代地下遺跡の徘徊者で錬金術師。リウリク、あの人はレヴァーノ=ハイレス様。知っての通り、聖騎士団、特殊部隊の隊長で、神殿最神官。僕はレノ兄って呼んでるんだ♪」
部屋の扉を閉めてからレノ兄に近付き、レノ兄にお願いする。
「レノ兄、僕の証人になって~。リウリクに僕が東の魔物キラーで、ドワーフを師に持つメカエンジニアだって言ったら疑われちゃったの。後、リウリクと交渉したいんだけど、特部も巻き込みたいんだよね。他の奴等が横取りとかしない為にも。いいかな?」
「いいぞ。証人は俺で良いのか?」
「やったぁ~!勿論♪じゃあ誓約書も作って貰っても良い?レノ兄の名前が入ってるのと入ってないのとじゃ、大違いだから。って事でリウリク、改めて交渉しよう!」
「いや……だから、お前、どんだけ……」
さすがにレノ兄の顔と名前を知ってるだろうリウリクの顔がかなり引き吊ってるけど、知った事じゃない。
「僕の持つヘグルス6以上の魔石と、僕及び、聖騎士団特殊部隊の団員一名の付き添いを許可した上での研究製作。一応見学目的だけど、必要なら僕のメカエンジニアとしての腕も貸す。再度念押しするけど、研究を横取りする気も盗む気も無いから。リウリクは人工魔石及び、古代技術の人形使いの人形造りを僕達にのみでいいから公開して。それを承諾してくれるなら、7でも8でも、全大陸中最高級の東産魔石でも出すよ。ただし、魔石管理は持ち主の僕がする。それだけ貴重品だからね」
僕からすれば、実家に帰って近くの山に取りに行けばいいだけだけど、他の人はそうはいかないからね。魔物が強すぎるのと、魔石判別出来なきゃ意味ないのと、入れないのと。そもそもあの山脈に入れるのって、僕とラファス兄だけだし。
僕ん所の村近くじゃなくても東の山に向かう奴なんて、死にに行くような物だから誰も行かないだろうしね。普通の道に出る魔物でも死にそうな目に合う時があるから。
「他に何か要望があるなら一応話は聞くけど、了承するかは内容によるからね」
「いや……それで良い。が、お前、本当に何者だ?」
「だから、東の魔物キラーでメカエンジニア。メカエンジニアは資格の取得とか無いから登録証とかないけど、魔物キラーに関してなら一応登録証のカードを持ってるよ。一応剣士だけど、武器は一通り使える。メカも持ってるから見せてもいいけど、レノ兄の前の方が疑われないでしょ?レノ兄は僕の作ったメカとか持ってるし、たまにここでも部屋借りて依頼品作るから。僕の作品は親しい人達限定でしか作らないから出回る事はほぼ無いしね」
出回らない、名が売れてないだと、製作者を偽る奴もいるからね。僕の場合、性能上と魔石のランクに値が付けられないとか、軍事利用出来るとか大事に発展するからね。
例えば、僕が作ったヘグルス変換機器、コンパクトで動きが制限され難いだけじゃなく、1~10までのヘグルスに切り替え可能。身体を鍛えるなら、自身の出身地のヘグルスより重く設定すれば、普通に生活するだけでも身体が鍛えられるし、逆に魔物から逃げられないような状況でもヘグルスを軽く設定すれば、普段よりも速く高く移動可能になるから、逃げれ切れる確率がぐんと高くなる。そして、ドワーフ製品同様ドラゴンが踏んでも壊れない。
そんなのが信用出来る人以外に渡ったら犯罪に使われてもおかしくないからね。
因みに、僕が作ったヘグルス変換機器を持ってるのは、アーヤ、セス、ラファス兄と、特部の兄さん達。後はウルファナル陛下とウィルヴァルおじさんのみかな。
修理依頼は請けるけど、製作依頼は親しくないと請けないからね。
僕が来てる時は、必ず僕を知る団員を一名以上は受付付近に配置するように、レノ兄が指示を出してくれてるから、僕は顔パスで、咎められる事が殆ど無くなってきた。
でも、今はリウリク連れてるから、一応ちゃんと声を掛けるつもりだったけど、受付にいた団員が、先に声を掛けてくれた。
「ラファール、その人は?」
「レノ兄の依頼で連れて来たんだ。入れても良いかな?」
「レヴァーノ様の?!そんな話は聞いて無いが、まぁ、ラファールが言うなら大丈夫だろう。勿論通っても良いぞ」
「わぁ~い♪ありがとー!行くよ、リウリク」
「……ああ」
リウリクの顔が引き吊ってるけど気にしない。
度々団員に声を掛けられるけど、レノ兄の依頼だと言えば、皆詮索する事なく通してくれる。何せレノ兄だから。
最初に特部の小会議室兼休憩室に顔を出して、レノ兄の居場所を聞いて、お礼を言ってから、その部屋に向かう。今は隊長室にいて、書類整理をしてるらしい。隊長室に着き、ノックをしながら声を掛ける。
「レノ兄いる~?」
「ラルか?入っていいぞ」
レノ兄の言葉に扉を開き、顔だけを覗かせる。
「レノ兄、お願いがあるんだけど、もう一人入れていい?」
「?構わん、入れ」
レノ兄の許可を貰い、リウリクを部屋に押し込む。
「誰だ?」
「噂の幽霊さん。レノ兄、こっちはリウリク=ウィルク。古代地下遺跡の徘徊者で錬金術師。リウリク、あの人はレヴァーノ=ハイレス様。知っての通り、聖騎士団、特殊部隊の隊長で、神殿最神官。僕はレノ兄って呼んでるんだ♪」
部屋の扉を閉めてからレノ兄に近付き、レノ兄にお願いする。
「レノ兄、僕の証人になって~。リウリクに僕が東の魔物キラーで、ドワーフを師に持つメカエンジニアだって言ったら疑われちゃったの。後、リウリクと交渉したいんだけど、特部も巻き込みたいんだよね。他の奴等が横取りとかしない為にも。いいかな?」
「いいぞ。証人は俺で良いのか?」
「やったぁ~!勿論♪じゃあ誓約書も作って貰っても良い?レノ兄の名前が入ってるのと入ってないのとじゃ、大違いだから。って事でリウリク、改めて交渉しよう!」
「いや……だから、お前、どんだけ……」
さすがにレノ兄の顔と名前を知ってるだろうリウリクの顔がかなり引き吊ってるけど、知った事じゃない。
「僕の持つヘグルス6以上の魔石と、僕及び、聖騎士団特殊部隊の団員一名の付き添いを許可した上での研究製作。一応見学目的だけど、必要なら僕のメカエンジニアとしての腕も貸す。再度念押しするけど、研究を横取りする気も盗む気も無いから。リウリクは人工魔石及び、古代技術の人形使いの人形造りを僕達にのみでいいから公開して。それを承諾してくれるなら、7でも8でも、全大陸中最高級の東産魔石でも出すよ。ただし、魔石管理は持ち主の僕がする。それだけ貴重品だからね」
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僕ん所の村近くじゃなくても東の山に向かう奴なんて、死にに行くような物だから誰も行かないだろうしね。普通の道に出る魔物でも死にそうな目に合う時があるから。
「他に何か要望があるなら一応話は聞くけど、了承するかは内容によるからね」
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「だから、東の魔物キラーでメカエンジニア。メカエンジニアは資格の取得とか無いから登録証とかないけど、魔物キラーに関してなら一応登録証のカードを持ってるよ。一応剣士だけど、武器は一通り使える。メカも持ってるから見せてもいいけど、レノ兄の前の方が疑われないでしょ?レノ兄は僕の作ったメカとか持ってるし、たまにここでも部屋借りて依頼品作るから。僕の作品は親しい人達限定でしか作らないから出回る事はほぼ無いしね」
出回らない、名が売れてないだと、製作者を偽る奴もいるからね。僕の場合、性能上と魔石のランクに値が付けられないとか、軍事利用出来るとか大事に発展するからね。
例えば、僕が作ったヘグルス変換機器、コンパクトで動きが制限され難いだけじゃなく、1~10までのヘグルスに切り替え可能。身体を鍛えるなら、自身の出身地のヘグルスより重く設定すれば、普通に生活するだけでも身体が鍛えられるし、逆に魔物から逃げられないような状況でもヘグルスを軽く設定すれば、普段よりも速く高く移動可能になるから、逃げれ切れる確率がぐんと高くなる。そして、ドワーフ製品同様ドラゴンが踏んでも壊れない。
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因みに、僕が作ったヘグルス変換機器を持ってるのは、アーヤ、セス、ラファス兄と、特部の兄さん達。後はウルファナル陛下とウィルヴァルおじさんのみかな。
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