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~ライトフォーマー周辺~
歓迎出来ない村への客人と待ち望んだ存在
兄さんのマジマジと見る視線を無視しておく。
(さて、魔物の核を拾っとくか……)
「僕達はこれを換金するけど、お兄さんはどうすんの?」
「え?ああ、それは君達にあげるよ」
(ふぅん。んじゃ遠慮なく)
「アーヤ、換金しに行くよ」
また換金屋に顔を出す。
別に換金しなくてもいいんだけど、アーヤと二人で話がしたい為に来た。だってあの兄さん鬱陶しそうだし。あとアーヤがご立腹だし。
「あのお兄さん全っっ然分かってない!!ラル自身本当はあんな電撃避ける事なんて簡単な事だったのに!」
「まぁまぁ。ああでもしなきゃ、角度的にアーヤか村の方に被害が出ちゃいそうだったからねぇ。あれはマジ、やばかった。思わず避け掛けて……。ただ、非常に不本意だけど、多分あの兄さん連れて村に戻んなきゃダメだろうね。本当は関わりたくないけど放っとく方が危険と見た」
「ああ、そんな感じだよね、あのお兄さん……」
本当、歳幾つか知んないけど、少しは学んで欲しい。この世界の常識を。
換金屋を出ると兄さんが待ち構えてた。
「終わった?」
「うん」
「聞いても良いかな、何でそんなにお金が必要なの?」
「……」
まぁこの様子じゃさっきも出てくる所を見たんだろう。近くにいたし。
「旅立ちの前に、少しでも多く持っといた方がいいから」
「旅?!二人で?」
「うん」
「いつ?」
「まだ決めてないよ。でもそんなに遅くないと思う」
その後この兄さんが村まで送ると言って、断りたい僕達の気持ちにはこれっぽっちも気付きやがらなかった。
仕方なく自己紹介して兄さんがリノアーノって名前なのと、予想通りデ・トルト出身だってのが判明した。早く帰ればいいのに。
この兄さんがいるお陰で、僕達だけなら翌日の昼前に帰って来れてたのに、夜に到着する羽目になったよ。本当、足手まといの自覚がないから質が悪い。
「ここが僕等の村だよ。まぁ、見ての通り村って言うよりでっかい街だけど。取り敢えず、送ってくれてありがとう。もうかなり暗いから宿屋まで案内するね」
あまり村を彷徨かれるのも嫌だから宿屋に連れてきて、宿屋のおじさんに耳打ちしといた。無理無理付いて来た客人だから、あとヨロシクって。
僕の言葉でおじさんはちゃんと理解してくれる。僕が歓迎してない事に。
「さてと。今からゼノンおばあちゃんに薬だけ届けて帰ろうか」
アーヤと二人、ゼノンおばあちゃんの家に向かう。
あの兄さんといるのは疲れる。まぁこれも一つの経験だね。僕としては関わりたくないタイプの人間だけど。
「おばあちゃーん、薬貰って来たよぉ~!遅くなってごめんね、最近噂になってた魔物はちゃんと退治してきたからね!」
「わざわざありがとう、小さな魔物キラーさん達。とっても助かったわ。さすがこの村自慢の腕利きさんだわ」
ゼノンおばあちゃんに薬を渡して家へと帰る。
「お休みなさいおばあちゃん!」
「お休みなさいラファール、アキーシィヤ」
次はアーヤの家の前でアーヤと別れる。
「お休みアーヤ!」
「お休みラル!」
僕が家へとたどり着く。
「ただいま~!ちょっと遅くなっちゃった~」
「お帰りなさい、ラル」
(あれ?この気配は!)
「お帰りラル」
僕は思わず満面の笑みが浮かび、大好きな存在に駆け寄る。
ラファス兄は気配を上手く隠す事が得意だ。その為、同じ空間に入ってやっといる事に気付く。僕でそうだから、他の人は同じ空間でも気付かないと思うけど。
「ただいま!ラファス兄~!」
「おっと」
僕が勢い良く飛び付き抱き付けば、揺らぐ事なく僕を受け止め、ラファス兄が僕の頭をポンポンしてくれる。
「いつ帰って来たの?!チェリクには寄った?」
僕が問うと、ラファス兄が答えてくれる。
「今日の朝だ。チェリクには寄らなかった」
やっぱりそうか。チェリクとこの村を結ぶ道は、たったの一本しかない道だ。今回道ですれ違わなかったから、多分ラファス兄は、僕達がチェリクにいる時チェリクを素通りしたっぽい。
通話機で聞いときゃよかった……。そしたらあんな兄さん連れ帰らなくて済んだのに……。ラファス兄がいればあんな兄さん放置出来たのに……。
旅に出たら、もっとちょくちょく連絡しよう。あんな常識外ればっかじゃないだろうけど、僕の心の平穏の為に。
(さて、魔物の核を拾っとくか……)
「僕達はこれを換金するけど、お兄さんはどうすんの?」
「え?ああ、それは君達にあげるよ」
(ふぅん。んじゃ遠慮なく)
「アーヤ、換金しに行くよ」
また換金屋に顔を出す。
別に換金しなくてもいいんだけど、アーヤと二人で話がしたい為に来た。だってあの兄さん鬱陶しそうだし。あとアーヤがご立腹だし。
「あのお兄さん全っっ然分かってない!!ラル自身本当はあんな電撃避ける事なんて簡単な事だったのに!」
「まぁまぁ。ああでもしなきゃ、角度的にアーヤか村の方に被害が出ちゃいそうだったからねぇ。あれはマジ、やばかった。思わず避け掛けて……。ただ、非常に不本意だけど、多分あの兄さん連れて村に戻んなきゃダメだろうね。本当は関わりたくないけど放っとく方が危険と見た」
「ああ、そんな感じだよね、あのお兄さん……」
本当、歳幾つか知んないけど、少しは学んで欲しい。この世界の常識を。
換金屋を出ると兄さんが待ち構えてた。
「終わった?」
「うん」
「聞いても良いかな、何でそんなにお金が必要なの?」
「……」
まぁこの様子じゃさっきも出てくる所を見たんだろう。近くにいたし。
「旅立ちの前に、少しでも多く持っといた方がいいから」
「旅?!二人で?」
「うん」
「いつ?」
「まだ決めてないよ。でもそんなに遅くないと思う」
その後この兄さんが村まで送ると言って、断りたい僕達の気持ちにはこれっぽっちも気付きやがらなかった。
仕方なく自己紹介して兄さんがリノアーノって名前なのと、予想通りデ・トルト出身だってのが判明した。早く帰ればいいのに。
この兄さんがいるお陰で、僕達だけなら翌日の昼前に帰って来れてたのに、夜に到着する羽目になったよ。本当、足手まといの自覚がないから質が悪い。
「ここが僕等の村だよ。まぁ、見ての通り村って言うよりでっかい街だけど。取り敢えず、送ってくれてありがとう。もうかなり暗いから宿屋まで案内するね」
あまり村を彷徨かれるのも嫌だから宿屋に連れてきて、宿屋のおじさんに耳打ちしといた。無理無理付いて来た客人だから、あとヨロシクって。
僕の言葉でおじさんはちゃんと理解してくれる。僕が歓迎してない事に。
「さてと。今からゼノンおばあちゃんに薬だけ届けて帰ろうか」
アーヤと二人、ゼノンおばあちゃんの家に向かう。
あの兄さんといるのは疲れる。まぁこれも一つの経験だね。僕としては関わりたくないタイプの人間だけど。
「おばあちゃーん、薬貰って来たよぉ~!遅くなってごめんね、最近噂になってた魔物はちゃんと退治してきたからね!」
「わざわざありがとう、小さな魔物キラーさん達。とっても助かったわ。さすがこの村自慢の腕利きさんだわ」
ゼノンおばあちゃんに薬を渡して家へと帰る。
「お休みなさいおばあちゃん!」
「お休みなさいラファール、アキーシィヤ」
次はアーヤの家の前でアーヤと別れる。
「お休みアーヤ!」
「お休みラル!」
僕が家へとたどり着く。
「ただいま~!ちょっと遅くなっちゃった~」
「お帰りなさい、ラル」
(あれ?この気配は!)
「お帰りラル」
僕は思わず満面の笑みが浮かび、大好きな存在に駆け寄る。
ラファス兄は気配を上手く隠す事が得意だ。その為、同じ空間に入ってやっといる事に気付く。僕でそうだから、他の人は同じ空間でも気付かないと思うけど。
「ただいま!ラファス兄~!」
「おっと」
僕が勢い良く飛び付き抱き付けば、揺らぐ事なく僕を受け止め、ラファス兄が僕の頭をポンポンしてくれる。
「いつ帰って来たの?!チェリクには寄った?」
僕が問うと、ラファス兄が答えてくれる。
「今日の朝だ。チェリクには寄らなかった」
やっぱりそうか。チェリクとこの村を結ぶ道は、たったの一本しかない道だ。今回道ですれ違わなかったから、多分ラファス兄は、僕達がチェリクにいる時チェリクを素通りしたっぽい。
通話機で聞いときゃよかった……。そしたらあんな兄さん連れ帰らなくて済んだのに……。ラファス兄がいればあんな兄さん放置出来たのに……。
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