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~ライトフォーマー周辺~
定期便と護衛騎士
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(※一つ前の話にレヴァーノの話が出てましたがレヴァーノの姓はハイレスです。訂正させていただきました。赤の方も訂正済みです。申し訳ありません)
定期便馬車がチェリクに到着!馬車はチェリクに一泊して翌日の昼前に出る。
そして今回、馬車の護衛に並走してた王都の騎士達の中に僕の知ってる人がいた。
「ラファール!珍しいなぁ、王都以外で会うなんて!」
「ウィルヴァルおじさんだ、久しぶり~♪本当だね。僕今回定期便馬車使うんだよ。だから宜しく~♪」
「えっ?!本当か?!ってあれ?いつもいる兄ちゃんは一緒じゃないのか?」
「うん。今回僕の旅だからラファス兄とは別行動~」
僕達が人のいない場所で喋ってると、他の騎士達が近くに寄ってくる。
「お知り合いですか?」
「えらくでかい剣背負ってんなぁ~」
「隊長の知り合い?宜しくな坊主」
「宜しくな坊主、冒険者でも目指してんのか?頑張れよ~」
(うん。坊主じゃないけど訂正はしないよ僕)
「宜しく~♪」
「おいおい、このラファールを嘗めて掛かると痛い目見るぞ?これでもこいつ、国が認めた正式な魔物キラーだからな」
ウィルヴァルおじさんの言葉に固まる四人。
(あぁあ、言っちゃった~)
「「「「えぇえ~~~?!?」」」」
(うん。普通の反応)
「こいつの兄貴も魔物キラーで兄妹共凄腕だから。後、坊主じゃなくて嬢ちゃんだ。だからって女の子扱いしてると殴られるぞ?」
「は?えっ?!女?!?」
「……嬢ちゃん?」
「ええと、マジで?」
「……」
(様々な反応が返ってきて面白いっちゃ面白いけど……)
「バラしちゃダメだよ、ウィルヴァルおじさん。せっかく猫被りしてやろうと思ってたのに~」
「ははっ、そりゃあ済まんかった!だが一緒に行くなら道中ラファールに手解きしてもらった方が、騎士の腕も上がるだろ?」
「へぇ~。そんな事言って良いの?僕、高く付くよ?」
不敵な笑顔を見せる僕。そんな僕に対してウィルバルおじさんもさらっと返事をくれる。
「なぁ~に、陛下にちゃんと請求するさ。ラファールが指導してくれたって言やぁ陛下だって納得するさ。それに、知り合いの誼だ。格安で受けてくれるだろ?」
ニヤニヤ笑うウィルヴァルおじさん。僕自身まだまだだから、本来指導も手解きもしないんだけどなぁ。
「仕方ないなぁ。じゃあ僕今連れが三人いるから、僕含めての馬車代免除と王都までの宿泊費と食事代をそっち持ちで。これでどう?」
僕の言葉にウィルヴァルおじさんが大喜びする。
「うおっしゃあ~!交渉成立なっ♪撤回は聞かんぞ!」
「しないしない。その四人を見ればいいんでしょ?」
僕の言葉にちょっとショックを受けたような顔をするウィルヴァルおじさん。大方自分も混じる気だったな。この顔は……。
しょんぼりするウィルヴァルおじさん。仕方ないなぁ。
「いいよ、分かった。ウィルヴァルおじさんも入れてあげる。実際僕の実力知らない人に指導と手解き、って言っても納得出来ないだろうし、おじさんが入ってくれたら嫌でも納得せざるを得ないしね。ただ僕、一緒にいる兄さんにはあんまり腕前知られたくないんだよね。だから教える時は交代で、一人は馬車で待機して、その兄さんの子守りしてくれる?」
「子守り?兄さんって言わなかったか?」
「うん、言った。でもその兄さんを兄さんと呼びたくない程に、僕はその人を歳上とは思いたくないなと」
僕の何気無い毒吐きに、話を聞いてた他の騎士の兄さん達が若干引きぎみに僕を見る。……けど、理由知ったら納得するよ?あんな馬鹿仕出かしたんだから。
まぁウィルヴァルおじさんは僕の性格を知ってるから僕の方に同情してくれたみたいだ。聞けば答えるであろう僕に聞いてきた。
「何やったんだ?その兄ちゃん……。ラファールがそこまで言う事自体珍しいだろ。大概そう思っていたとしても口に出さないお前がそこまで言う何てよ」
「僕に対して何かやった訳じゃないよ?でも、あまりの常識の無さにねぇ……。聞きたい?」
「とんでもない事してそうだなぁ、あんま聞きたくない気もするが、それを子守りしなきゃなんねぇんだろ?お前等も聞いとけ」
他の騎士の兄さん達ももっと近くにくるようウィルヴァルおじさんが手招きする。周りに人の気配はないけど一応念の為ね。
「実は――」
僕がこれまでの兄さんの仕出かした話をしてみる。
「……ないな」
「ないない……」
「ごめんね、私は少し君を誤解していた」
「あー……、中央出身でそれやるか……」
「そりゃあ兄さんと呼びたくないわなぁ~……。しゃあない。気ぃ引き締めて子守りすんぞぉ~……」
(うん、気ぃ引き締まってないからね?)
「じゃあ、ご褒美になるかどうかは知んないけど、頑張り次第で王都に着いたら僕が陛下に一筆書いてあげよう。内容は王都に着いてのお楽しみ♪」
「「「……」」」
「……彼女は陛下との面識が?」
(あ、冗談だと思われた?)
「あるある、大有り。細かい事は言えんが、昔からラファールん所の一族と王家は深い関わりがある。これ以上は陛下に気に入られてからのお楽しみだな。だが、こいつの言葉に嘘はないから、頑張った分は自分に返ってくるぞ~♪」
ウィルヴァルおじさんの言葉に騎士の兄さん達が目の色変えだした。
「「「「承知しました」」」」
(うむ。正直で宜しい)
定期便馬車がチェリクに到着!馬車はチェリクに一泊して翌日の昼前に出る。
そして今回、馬車の護衛に並走してた王都の騎士達の中に僕の知ってる人がいた。
「ラファール!珍しいなぁ、王都以外で会うなんて!」
「ウィルヴァルおじさんだ、久しぶり~♪本当だね。僕今回定期便馬車使うんだよ。だから宜しく~♪」
「えっ?!本当か?!ってあれ?いつもいる兄ちゃんは一緒じゃないのか?」
「うん。今回僕の旅だからラファス兄とは別行動~」
僕達が人のいない場所で喋ってると、他の騎士達が近くに寄ってくる。
「お知り合いですか?」
「えらくでかい剣背負ってんなぁ~」
「隊長の知り合い?宜しくな坊主」
「宜しくな坊主、冒険者でも目指してんのか?頑張れよ~」
(うん。坊主じゃないけど訂正はしないよ僕)
「宜しく~♪」
「おいおい、このラファールを嘗めて掛かると痛い目見るぞ?これでもこいつ、国が認めた正式な魔物キラーだからな」
ウィルヴァルおじさんの言葉に固まる四人。
(あぁあ、言っちゃった~)
「「「「えぇえ~~~?!?」」」」
(うん。普通の反応)
「こいつの兄貴も魔物キラーで兄妹共凄腕だから。後、坊主じゃなくて嬢ちゃんだ。だからって女の子扱いしてると殴られるぞ?」
「は?えっ?!女?!?」
「……嬢ちゃん?」
「ええと、マジで?」
「……」
(様々な反応が返ってきて面白いっちゃ面白いけど……)
「バラしちゃダメだよ、ウィルヴァルおじさん。せっかく猫被りしてやろうと思ってたのに~」
「ははっ、そりゃあ済まんかった!だが一緒に行くなら道中ラファールに手解きしてもらった方が、騎士の腕も上がるだろ?」
「へぇ~。そんな事言って良いの?僕、高く付くよ?」
不敵な笑顔を見せる僕。そんな僕に対してウィルバルおじさんもさらっと返事をくれる。
「なぁ~に、陛下にちゃんと請求するさ。ラファールが指導してくれたって言やぁ陛下だって納得するさ。それに、知り合いの誼だ。格安で受けてくれるだろ?」
ニヤニヤ笑うウィルヴァルおじさん。僕自身まだまだだから、本来指導も手解きもしないんだけどなぁ。
「仕方ないなぁ。じゃあ僕今連れが三人いるから、僕含めての馬車代免除と王都までの宿泊費と食事代をそっち持ちで。これでどう?」
僕の言葉にウィルヴァルおじさんが大喜びする。
「うおっしゃあ~!交渉成立なっ♪撤回は聞かんぞ!」
「しないしない。その四人を見ればいいんでしょ?」
僕の言葉にちょっとショックを受けたような顔をするウィルヴァルおじさん。大方自分も混じる気だったな。この顔は……。
しょんぼりするウィルヴァルおじさん。仕方ないなぁ。
「いいよ、分かった。ウィルヴァルおじさんも入れてあげる。実際僕の実力知らない人に指導と手解き、って言っても納得出来ないだろうし、おじさんが入ってくれたら嫌でも納得せざるを得ないしね。ただ僕、一緒にいる兄さんにはあんまり腕前知られたくないんだよね。だから教える時は交代で、一人は馬車で待機して、その兄さんの子守りしてくれる?」
「子守り?兄さんって言わなかったか?」
「うん、言った。でもその兄さんを兄さんと呼びたくない程に、僕はその人を歳上とは思いたくないなと」
僕の何気無い毒吐きに、話を聞いてた他の騎士の兄さん達が若干引きぎみに僕を見る。……けど、理由知ったら納得するよ?あんな馬鹿仕出かしたんだから。
まぁウィルヴァルおじさんは僕の性格を知ってるから僕の方に同情してくれたみたいだ。聞けば答えるであろう僕に聞いてきた。
「何やったんだ?その兄ちゃん……。ラファールがそこまで言う事自体珍しいだろ。大概そう思っていたとしても口に出さないお前がそこまで言う何てよ」
「僕に対して何かやった訳じゃないよ?でも、あまりの常識の無さにねぇ……。聞きたい?」
「とんでもない事してそうだなぁ、あんま聞きたくない気もするが、それを子守りしなきゃなんねぇんだろ?お前等も聞いとけ」
他の騎士の兄さん達ももっと近くにくるようウィルヴァルおじさんが手招きする。周りに人の気配はないけど一応念の為ね。
「実は――」
僕がこれまでの兄さんの仕出かした話をしてみる。
「……ないな」
「ないない……」
「ごめんね、私は少し君を誤解していた」
「あー……、中央出身でそれやるか……」
「そりゃあ兄さんと呼びたくないわなぁ~……。しゃあない。気ぃ引き締めて子守りすんぞぉ~……」
(うん、気ぃ引き締まってないからね?)
「じゃあ、ご褒美になるかどうかは知んないけど、頑張り次第で王都に着いたら僕が陛下に一筆書いてあげよう。内容は王都に着いてのお楽しみ♪」
「「「……」」」
「……彼女は陛下との面識が?」
(あ、冗談だと思われた?)
「あるある、大有り。細かい事は言えんが、昔からラファールん所の一族と王家は深い関わりがある。これ以上は陛下に気に入られてからのお楽しみだな。だが、こいつの言葉に嘘はないから、頑張った分は自分に返ってくるぞ~♪」
ウィルヴァルおじさんの言葉に騎士の兄さん達が目の色変えだした。
「「「「承知しました」」」」
(うむ。正直で宜しい)
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