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~ライトフォーマー周辺~
チェリク出発
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定期便馬車の護衛騎士達と、仲良く雑談してると、遠くでアーヤ達の気配がした。どうやらこっち方面に来るみたいだ。
「僕の連れが近くにいるから合流して、夕食も一緒にどう?さっき話した常識のない兄さんもいるけどね。兄さんには適当な理由を付けて貰っていい?あの人直ぐ僕に危険だ何だ言ってくるからウザいんだよね。僕の腕前知らないのに。後の二人は僕と同じ村の子だよ。僕と違って普通の人間だけど宜しくね!」
「あはは、ラファールは桁違いだもんなぁ」
「いいじゃん。お陰で腕上げれるチャンスだよ♪」
「確かになっ!」
僕が護衛騎士達を連れて歩き出すと、視界にアーヤ発見!
「あの子が僕の連れ。おお~い!アーヤ~!こっちこっち~!」
僕の声にアーヤが反応して、直ぐに探し当ててくれる。
「ラル!」
アーヤが二人を連れてこっちに向かってくる。
「……護衛の騎士様?ラルの知り合い?」
「そうだよ~♪紹介するね。この子はアキーシィヤ=テイル。で、こっちの子はセレヴィス=クレーン。兄さんは……リノアーノ=ホバーだっけ?」
「僕の名前、覚えてくれたんだ!」
「うん。どうせ直ぐに忘れるかもだけどね。で、次はこっちの騎士様達」
兄さんを雑な扱いして直ぐ話をウィルバルおじさんに振れば、おじさんも兄さんに話を挟ませないよう直ぐに乗ってくれる。
「うわっ!ラファールからの様付け恐いわぁ!俺ぁウィルヴァル=ザイエン。一応王都の隊長やってるぞ~。ほれ、お前等も自己紹介」
「ユーファン=フラークです」
「ゼルツ=ラファンだ」
「ガンガル=フィズ」
「ヴァルス=バーンな」
話を挟む間もなく流され兄さんは戸惑ってるが、知った事か。
「久々の再会だし、夕食でも一緒にどう?って話してたんだ~」
「あと、道中の夜は暇だろうし、秘密の鍛練するからラファールも混ざれって言ってたんだよ。ラファールはほぼ見学で、俺達の立ち回り見せてやるってな♪とは言え近場だと危険だし少し離れてした方がいいのは事実だから、知り合いのラファールだけにって事になるが、その間は馬車に必ず一人が残るし、笛の音が届く場所でするから安心してくれや」
「ラファールも……。ですが、騎士の鍛練になんていくら知り合いで見学とは言え、ラファールは子供ですから邪魔になるのでは?」
(この僕を邪魔とは……いい度胸してんな、この兄さん)
僕はにっこり笑って黙ってる。
そして、僕を邪魔発言した兄さんを見て騎士の兄さん達は苦笑する。
(あ、騎士の兄さん達呆れた視線を兄さんに向けてらぁ。まぁ、リ・ガングァ退治の話を聞いたらそうなるよなぁ。しかもヘグルス変換機器ぶっ壊した常識外れだし)
「ラルが邪魔になる訳ないじゃない。私やお兄さんじゃあるまいし。それにラルが子供という理由で邪魔になるなら、それは余程の偏見持ちかお馬鹿さんだけよ」
呆れた声で突っ込むアーヤ。兄さんに対する当て擦り入ってるけど、言われた本人は気付いてないっぽい。うん。相変わらずの馬鹿っぷり健在。
「ピュウ~♪カッコいい嬢ちゃんだなぁ」
「でしょ?アーヤは僕の自慢の幼馴染みなんだ~♪」
「これ……普通の子供ですか?」
「う~ん……?」
「普通、ねぇ?」
「……」
「ああ、僕達の村は、子供や性別を理由にやりたい事や目標を阻んだりしないから、子供でも自立心高いんだよ。だからあっちの子も大人びてるよ」
セスを指して言う僕。騎士達からは感嘆の言葉をいただいたさ。
そして、騎士の兄さん達と同じ種類の武器と短剣を調達してから夕食を一緒して、連れの兄さんが一人休んだ後、騎士達交えての楽しい雑談を楽しみ、翌日の昼近くにテイクアウトの昼食を貰ってからチェリクを出発する。
馬車は、騎士の一人が御者をして、残りの騎士達が馬車の回りを囲む陣形を取る。
勿論魔除けの結界と特定のディールからドロップする魔除けの道具類を馬車に掛けているけど、それでも対象が移動させる物なので、全部のディール魔物を退ける事は出来ず、魔物と遭遇してしまうのは仕方がない。
ディール魔物と遭遇したくなければ、これらの道具類を揃え、街や村、家から出ないようにするしかないのだ。街や村は結界があるからリックルならともかく大概のディールは入れないから。
因みにリックルの場合はテリトリーを侵したり危害を加えたりしなければ、殆どのリックルはこちらに干渉しないだろう。頭の良いリックルも多いから、交渉次第で仲間にもなるし。まぁ、交渉その物が難しい時もあるけどね。
それはその人の腕次第かな?
道中、幾度もディールが出没するも、騎士の兄さん達は手際良く片付けて行く。その際僕は兄さん達の動きや癖を見て把握、夜の鍛練で活かす事にする。
「僕の連れが近くにいるから合流して、夕食も一緒にどう?さっき話した常識のない兄さんもいるけどね。兄さんには適当な理由を付けて貰っていい?あの人直ぐ僕に危険だ何だ言ってくるからウザいんだよね。僕の腕前知らないのに。後の二人は僕と同じ村の子だよ。僕と違って普通の人間だけど宜しくね!」
「あはは、ラファールは桁違いだもんなぁ」
「いいじゃん。お陰で腕上げれるチャンスだよ♪」
「確かになっ!」
僕が護衛騎士達を連れて歩き出すと、視界にアーヤ発見!
「あの子が僕の連れ。おお~い!アーヤ~!こっちこっち~!」
僕の声にアーヤが反応して、直ぐに探し当ててくれる。
「ラル!」
アーヤが二人を連れてこっちに向かってくる。
「……護衛の騎士様?ラルの知り合い?」
「そうだよ~♪紹介するね。この子はアキーシィヤ=テイル。で、こっちの子はセレヴィス=クレーン。兄さんは……リノアーノ=ホバーだっけ?」
「僕の名前、覚えてくれたんだ!」
「うん。どうせ直ぐに忘れるかもだけどね。で、次はこっちの騎士様達」
兄さんを雑な扱いして直ぐ話をウィルバルおじさんに振れば、おじさんも兄さんに話を挟ませないよう直ぐに乗ってくれる。
「うわっ!ラファールからの様付け恐いわぁ!俺ぁウィルヴァル=ザイエン。一応王都の隊長やってるぞ~。ほれ、お前等も自己紹介」
「ユーファン=フラークです」
「ゼルツ=ラファンだ」
「ガンガル=フィズ」
「ヴァルス=バーンな」
話を挟む間もなく流され兄さんは戸惑ってるが、知った事か。
「久々の再会だし、夕食でも一緒にどう?って話してたんだ~」
「あと、道中の夜は暇だろうし、秘密の鍛練するからラファールも混ざれって言ってたんだよ。ラファールはほぼ見学で、俺達の立ち回り見せてやるってな♪とは言え近場だと危険だし少し離れてした方がいいのは事実だから、知り合いのラファールだけにって事になるが、その間は馬車に必ず一人が残るし、笛の音が届く場所でするから安心してくれや」
「ラファールも……。ですが、騎士の鍛練になんていくら知り合いで見学とは言え、ラファールは子供ですから邪魔になるのでは?」
(この僕を邪魔とは……いい度胸してんな、この兄さん)
僕はにっこり笑って黙ってる。
そして、僕を邪魔発言した兄さんを見て騎士の兄さん達は苦笑する。
(あ、騎士の兄さん達呆れた視線を兄さんに向けてらぁ。まぁ、リ・ガングァ退治の話を聞いたらそうなるよなぁ。しかもヘグルス変換機器ぶっ壊した常識外れだし)
「ラルが邪魔になる訳ないじゃない。私やお兄さんじゃあるまいし。それにラルが子供という理由で邪魔になるなら、それは余程の偏見持ちかお馬鹿さんだけよ」
呆れた声で突っ込むアーヤ。兄さんに対する当て擦り入ってるけど、言われた本人は気付いてないっぽい。うん。相変わらずの馬鹿っぷり健在。
「ピュウ~♪カッコいい嬢ちゃんだなぁ」
「でしょ?アーヤは僕の自慢の幼馴染みなんだ~♪」
「これ……普通の子供ですか?」
「う~ん……?」
「普通、ねぇ?」
「……」
「ああ、僕達の村は、子供や性別を理由にやりたい事や目標を阻んだりしないから、子供でも自立心高いんだよ。だからあっちの子も大人びてるよ」
セスを指して言う僕。騎士達からは感嘆の言葉をいただいたさ。
そして、騎士の兄さん達と同じ種類の武器と短剣を調達してから夕食を一緒して、連れの兄さんが一人休んだ後、騎士達交えての楽しい雑談を楽しみ、翌日の昼近くにテイクアウトの昼食を貰ってからチェリクを出発する。
馬車は、騎士の一人が御者をして、残りの騎士達が馬車の回りを囲む陣形を取る。
勿論魔除けの結界と特定のディールからドロップする魔除けの道具類を馬車に掛けているけど、それでも対象が移動させる物なので、全部のディール魔物を退ける事は出来ず、魔物と遭遇してしまうのは仕方がない。
ディール魔物と遭遇したくなければ、これらの道具類を揃え、街や村、家から出ないようにするしかないのだ。街や村は結界があるからリックルならともかく大概のディールは入れないから。
因みにリックルの場合はテリトリーを侵したり危害を加えたりしなければ、殆どのリックルはこちらに干渉しないだろう。頭の良いリックルも多いから、交渉次第で仲間にもなるし。まぁ、交渉その物が難しい時もあるけどね。
それはその人の腕次第かな?
道中、幾度もディールが出没するも、騎士の兄さん達は手際良く片付けて行く。その際僕は兄さん達の動きや癖を見て把握、夜の鍛練で活かす事にする。
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