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ウボール=害虫認定。
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~ラファスが十三才ラルが六才で、ウボールが十六才との出会い~
※アーヴェルとの出会いから12ヶ月程経過。(この世界は一年が15ヶ月です)因みにラルは、アーヴェルやレヴァーノとは出会い済み。
聖騎士団の仕事が入ったので、ラルと本部前で別れ、本部へと入る。
ラルはいても邪魔にならないし、連れて入っても良いのだが、一応仕事だし、面識のない奴もいるらしい。それに、他の連中がラルを構い、自分は構う事が出来ないなんて面白くないのだ。
ラルは可愛いし頭も良く行動力もあり、愛嬌も良い。そんなラルが他の特部の連中に放置されるなんて事がある訳もなく、可愛がられるのは当然だとラファスは思う。
それに関しては当然だし、どうでも良いのだが、ラルにとって一番の大好きな兄という評価を他の特部の連中には奪われたくはない。
そして、中にはそんなラルを妬む連中も出てくるだろう。
だから、仕事で側にいる事が出来ないなら、街中で遊ばす方が変なやっかみを受ける事は少ないだろうと、ラファスはラルに用事が終われば捜すから、街中で遊んでろと言って置いた。
そう言って置いてもラルの事だ。ラファスをじっと待ってる可能性が高い。
だから、仕事を直ぐ終わらせる気でいた。
そして初対面、ラファスは相手を一目見て、厄介なと内心呻いた。
「えっ、これがあの“赤のラルファンス”?!?嘘だろ?!マジかよ!どう見ても、噂と本人一致しねぇだろ!ってか、本当にこいつが“破壊の帝王”やら“戦場の鬼神”やらと呼ばれてる奴か?!」
「レノ、殺していいか?」
ラファスが殺気をウボールへと放つ。と、ウボールはその殺気の鋭さに思わず口を閉ざす。
「するなら半殺し程度にしておけ。そんなでも、能力は高い。殺されては後々困るからな」
チッとラファスが舌打ちし殺気を抑えるが、ウボールにとって生きた心地はしない。
「ウボール、ラファスの機嫌を損ねるな。ラファスはアーヴェルよりも強い。本気になられたら誰も止められんぞ」
「マジでか……って、ラファス?」
ラファスがウボールを威圧し、それにウボールがビビる。
「ラルファンスの略式名だ。ただし、本人の許可は貰え。でないとそれこそ殺されるぞ」
「おっ、俺も同僚だから、そう呼んでいいですか?!」
思わず敬語になるウボールをラファスが一瞥し、嫌そうな顔で告げる。
「その腕を評し、許可してやる。俺はお前をウルと呼ぶからな。それと、俺を面倒事に巻き込むな。いいな」
ラファスはウボールを一目見て思った。トラブルを呼んだり、自ら突っ込んで事を大きくするタイプの人種だと。どことなく、ラファスの苦手な父を思い出させるからだ。まぁ、あれ以上のハチャメチャな者はいないだろうがと思いながら。
そうして早々ウボールとの顔合わせを済ませ、手早く仕事をこなし、ラルの元へと向かったのだが、そこには先客がいた。
あのウボールと呼ばれた西の領主だ。
「でも僕、兄さんが……」
「大丈夫、大丈夫♪」
ウボールがラルに何かを話している。そして、ラルが頷いてもいないのに、ラルの手を掴むウボール。
「さっ、行こっか」
「俺の連れに、勝手に手を出すな」
ラファスがウボールの背後に立ち、脅しの殺気を放つ。
思わず掴んだ手を離し、ウボールがビビりながらも後ろを振り向き、ラファスの存在を確認する。
「げっ?!こいつがお前の兄貴?!?」
「そだよ」
ラルはラファスに駆け寄りラファスの手を握る。そんなラルをラファスは少し背に庇う形で前に出る。
すると、遠巻きに見ていたのだろう通りすがりの女性達がヒソヒソと会話をしていた。
「弟にした~い!あれが待ってたお兄さんかな?」
「赤髪の子も良い!全然似てないけど、兄弟なのかな?弟を庇う姿がスッゴク良い!」
「話した~い」
とまぁ、こんな具合に。それが聞こえたのだろうウボールが、ラファスを巻き込む事にする。
「よし、二人共、俺が奢ってやるから付き合えよ!綺麗な女、侍らしてやるからさぁ」
後半を小声で言うウボール。当然ラルにも聞こえている事に、ラファスは憤る。
「失せろ害虫、寄るんじゃねぇ!」
聞いた所で何とも思わない事は分かっているが、万一ラルに同類だなんて思われたらと考えるだけで、ウボールを抹殺したくなる。何より、ラルの教育上、悪影響を及ぼし兼ねない。
「何だ?興味ねぇのか?いやいや、んな訳ねぇだろ男として。なぁ坊主、お前も綺麗なお姉さんに可愛がられたいよな?」
「えっ?僕は別に。ラファス兄が可愛いがってくれるだけでいい」
ラルの言葉に安堵するも、ラルを巻き込むもうとするウボールに再度憤るラファス。
「殺されたいのか?俺やラルを巻き込むな!ナンパなら一人でしてろ、この害虫が!ラル、行くぞ。こんなゲスに構う必要はない」
「いやいや、ゲスって?!」
「俺の妹に手を出すなら、それ相応の覚悟をしろ。次からは容赦しない」
ラファスが言うだけ言ってラルと共にその場を去り、ウボールはラファスの妹発言と殺気に暫く固まる羽目になる。
※アーヴェルとの出会いから12ヶ月程経過。(この世界は一年が15ヶ月です)因みにラルは、アーヴェルやレヴァーノとは出会い済み。
聖騎士団の仕事が入ったので、ラルと本部前で別れ、本部へと入る。
ラルはいても邪魔にならないし、連れて入っても良いのだが、一応仕事だし、面識のない奴もいるらしい。それに、他の連中がラルを構い、自分は構う事が出来ないなんて面白くないのだ。
ラルは可愛いし頭も良く行動力もあり、愛嬌も良い。そんなラルが他の特部の連中に放置されるなんて事がある訳もなく、可愛がられるのは当然だとラファスは思う。
それに関しては当然だし、どうでも良いのだが、ラルにとって一番の大好きな兄という評価を他の特部の連中には奪われたくはない。
そして、中にはそんなラルを妬む連中も出てくるだろう。
だから、仕事で側にいる事が出来ないなら、街中で遊ばす方が変なやっかみを受ける事は少ないだろうと、ラファスはラルに用事が終われば捜すから、街中で遊んでろと言って置いた。
そう言って置いてもラルの事だ。ラファスをじっと待ってる可能性が高い。
だから、仕事を直ぐ終わらせる気でいた。
そして初対面、ラファスは相手を一目見て、厄介なと内心呻いた。
「えっ、これがあの“赤のラルファンス”?!?嘘だろ?!マジかよ!どう見ても、噂と本人一致しねぇだろ!ってか、本当にこいつが“破壊の帝王”やら“戦場の鬼神”やらと呼ばれてる奴か?!」
「レノ、殺していいか?」
ラファスが殺気をウボールへと放つ。と、ウボールはその殺気の鋭さに思わず口を閉ざす。
「するなら半殺し程度にしておけ。そんなでも、能力は高い。殺されては後々困るからな」
チッとラファスが舌打ちし殺気を抑えるが、ウボールにとって生きた心地はしない。
「ウボール、ラファスの機嫌を損ねるな。ラファスはアーヴェルよりも強い。本気になられたら誰も止められんぞ」
「マジでか……って、ラファス?」
ラファスがウボールを威圧し、それにウボールがビビる。
「ラルファンスの略式名だ。ただし、本人の許可は貰え。でないとそれこそ殺されるぞ」
「おっ、俺も同僚だから、そう呼んでいいですか?!」
思わず敬語になるウボールをラファスが一瞥し、嫌そうな顔で告げる。
「その腕を評し、許可してやる。俺はお前をウルと呼ぶからな。それと、俺を面倒事に巻き込むな。いいな」
ラファスはウボールを一目見て思った。トラブルを呼んだり、自ら突っ込んで事を大きくするタイプの人種だと。どことなく、ラファスの苦手な父を思い出させるからだ。まぁ、あれ以上のハチャメチャな者はいないだろうがと思いながら。
そうして早々ウボールとの顔合わせを済ませ、手早く仕事をこなし、ラルの元へと向かったのだが、そこには先客がいた。
あのウボールと呼ばれた西の領主だ。
「でも僕、兄さんが……」
「大丈夫、大丈夫♪」
ウボールがラルに何かを話している。そして、ラルが頷いてもいないのに、ラルの手を掴むウボール。
「さっ、行こっか」
「俺の連れに、勝手に手を出すな」
ラファスがウボールの背後に立ち、脅しの殺気を放つ。
思わず掴んだ手を離し、ウボールがビビりながらも後ろを振り向き、ラファスの存在を確認する。
「げっ?!こいつがお前の兄貴?!?」
「そだよ」
ラルはラファスに駆け寄りラファスの手を握る。そんなラルをラファスは少し背に庇う形で前に出る。
すると、遠巻きに見ていたのだろう通りすがりの女性達がヒソヒソと会話をしていた。
「弟にした~い!あれが待ってたお兄さんかな?」
「赤髪の子も良い!全然似てないけど、兄弟なのかな?弟を庇う姿がスッゴク良い!」
「話した~い」
とまぁ、こんな具合に。それが聞こえたのだろうウボールが、ラファスを巻き込む事にする。
「よし、二人共、俺が奢ってやるから付き合えよ!綺麗な女、侍らしてやるからさぁ」
後半を小声で言うウボール。当然ラルにも聞こえている事に、ラファスは憤る。
「失せろ害虫、寄るんじゃねぇ!」
聞いた所で何とも思わない事は分かっているが、万一ラルに同類だなんて思われたらと考えるだけで、ウボールを抹殺したくなる。何より、ラルの教育上、悪影響を及ぼし兼ねない。
「何だ?興味ねぇのか?いやいや、んな訳ねぇだろ男として。なぁ坊主、お前も綺麗なお姉さんに可愛がられたいよな?」
「えっ?僕は別に。ラファス兄が可愛いがってくれるだけでいい」
ラルの言葉に安堵するも、ラルを巻き込むもうとするウボールに再度憤るラファス。
「殺されたいのか?俺やラルを巻き込むな!ナンパなら一人でしてろ、この害虫が!ラル、行くぞ。こんなゲスに構う必要はない」
「いやいや、ゲスって?!」
「俺の妹に手を出すなら、それ相応の覚悟をしろ。次からは容赦しない」
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