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「ああ、そうだ。少しだけ天空に戻らなければいけないのだが、明日か明後日、離れても大丈夫か?それ程時間は掛からないと思うが、地上を拠点にするなら片付けなければならない事もあるからな」
「そう言えば、地上にいる同族を訪ねていたって言っていたね。その人もクリス君と同じように、人間に惚れて地上に拠点を置いたのかな?」
「ああ、セレスは……私にとって姉のような存在の同族だが、人間に惚れて、地上で暮らしている。そのセレスに天空へ帰ろうと説得する為に度々地上を訪れていたんだ」
?クリスの様子が何か変?
「クリス?どうしたの?」
「何でも無い……」
「ような感じじゃないよ?言いたくなければ無理に聞く気は無いけれど、何かあるのなら言ってご覧よ。コーディーは君の恋人なんだし、知る権利はあるんじゃない?ここには僕達しかいないんだから。……もしかして、相手の人間が何かやらかしているの?」
「……まぁ、そんな所だ」
クリスが苦虫を噛み潰したかのような顔をする。
「今直ぐじゃなくて、言いたくなったら、言える気になったらで良いから、教えてくれる?クリスやその人のこと」
「……約束は、出来ないかも知れない。それでも良いか?」
「勿論。言いたくなければ言わなくても良いんだよ。だけど、それでクリスが苦しむぐらいなら、僕にも分けてね?苦しみや悲しみは、誰かと共有することで楽になることもあるんだから」
「……分かった」
クリスがホッとした顔をする。
僕もまだ、クリスに言えてないことがあるから、偉そうなことは言えない。でも、クリスが一人で苦しむのは嫌だ。クリスにこんな顔をさせるなんて、一体何やらかしたんだか。
僕はクリスの手を掴んで繋ぐ。
僕はここにいるからね。寄り掛かって良いからね。話せなくても隣にいるよ。
「そう言えば、もう僕の居場所って、クリスには分かるの?」
「……分かる。が、夜には戻って来るし、契約の口付けは止めないからな」
「いや、あの、僕、そんなつもりで言ったんじゃ……」
僕のワタワタする姿を見て、優しい微笑みを見せるクリス。
「それは良かった。コーディーに断られたら困るからな」
「……クリスの意地悪」
クリスの手を繋いだまま、頬を膨らませ少し拗ねて見せる僕。
子供っぽいって言われるかもだけど、いいもんね。でも、良かったぁ。クリスが笑ってくれて。やっぱり好きな人には笑ってて欲しいからね。
「そう言えば、地上にいる同族を訪ねていたって言っていたね。その人もクリス君と同じように、人間に惚れて地上に拠点を置いたのかな?」
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?クリスの様子が何か変?
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「何でも無い……」
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「勿論。言いたくなければ言わなくても良いんだよ。だけど、それでクリスが苦しむぐらいなら、僕にも分けてね?苦しみや悲しみは、誰かと共有することで楽になることもあるんだから」
「……分かった」
クリスがホッとした顔をする。
僕もまだ、クリスに言えてないことがあるから、偉そうなことは言えない。でも、クリスが一人で苦しむのは嫌だ。クリスにこんな顔をさせるなんて、一体何やらかしたんだか。
僕はクリスの手を掴んで繋ぐ。
僕はここにいるからね。寄り掛かって良いからね。話せなくても隣にいるよ。
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「いや、あの、僕、そんなつもりで言ったんじゃ……」
僕のワタワタする姿を見て、優しい微笑みを見せるクリス。
「それは良かった。コーディーに断られたら困るからな」
「……クリスの意地悪」
クリスの手を繋いだまま、頬を膨らませ少し拗ねて見せる僕。
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