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「くっ、くくくっ、口付けぇ!?」
決して笑っているわけではない!むしろ、混乱中だ!混・乱・中!!
だって僕だよ?!今まで恋愛とか全く無縁だった僕ですよ!?精々人型だけど人じゃない地霊族相手に頬キス止まりの僕なんですよ!?そっか、頬キスか!頬キスとか口同士のじゃない可能性もあるよね!僕ってば早とちり~!ここはちゃんと確かめなくちゃ!?
「えっと、その、それって、どっ、どこに?!」
僕が赤面しながら吃〈ども〉りつつ、クリスへと問い掛ける。
「唇同士の口付けだ。もしかして、私とするのは嫌か?」
「嫌じゃない!嫌じゃないけど心の準備がぁ~~~!!」
うわ~ん!口同士だったよぉ~!これが大人?!大人な展開なの?!?確かに僕も成人過ぎた大人ですよ?!大人ですけど恋愛に関しての経験値はゼロなんだってばぁ~!
「即答した割にはパニくってるね。大丈夫だよコーディー。流石に今日いきなり既成事実とかの肉体関係を迫られる訳じゃないから。ね?クリス君?」
「流石にそれはない。私はそこまで急がない。コーディーが受け入れられる時まで待つつもりだ」
そっ、それっていつかは僕とそういう関係になりたいってことだよね?!
「ってか、クリスは本当に僕でいいの?!」
「私達翼有人は、人間みたいに恋人や伴侶を変えたりはしない。生涯に唯一人、その一人以外に心惹かれることはない。コーディーこそいいのか?私達は執着心が強い。一度片翼と認め、恋人としての契約を済ませたならば、別れるのは難しいぞ。それこそ死ぬまで逃げられないかも知れないんだ。辛くなるかも知れないぞ」
「……へ?それって生涯クリスだけを見てたらいいんだよね?執着心が強いのは本気で好きになったら当然だし、僕だってわざわざ恋人変えたりする気はないよ」
僕の言葉にクリスが惚れ惚れする笑顔を見せる。
だからそれ、僕の心臓に悪いってば!
「それなら尚更コーディー以外に用はない。私が欲しいのはこの世界で唯一人、コーディエ=コーズだけだ」
……ここまで言われて腹を括らないわけにはいかない。それに口約束とはいえすでに了承しちゃってるもんね!
「じゃっ、じゃあルー兄は暫くの間離れてて!」
「うん、了解。それじゃあ僕は暫くの間、この周辺をブラブラしているから。コーディーが大声で叫んだら聴こえる場所にはいるからね」
そう言ってルー兄は歩き去っていく。
「うん。よろしくですです!ルー兄ありがとう!」
僕はルー兄にお礼を言ってクリスへと向き直り、頭をペコリと下げて茹でダコ状態の顔のまま、クリスを見上げて声を掛ける。
「こっ、今後とも、恋人としてよろしくですです!」
クリスが僕へと手を伸ばし片方の手を僕の頬に、もう片方の手で僕を抱き抱えて屈み込む。
「ああ。こちらこそ、宜しく頼む」
僕の頬が撫でられ、ゆっくりとクリスの顔が近付き目をギュッと瞑ると、唇に温かく柔らかなものが!
少しするとそれは離れ、思わずホッと一息吐いた瞬間、長くて濃い大人のキスが始まり、腰が砕けて支えなしじゃ立てない状態になったのは僕のせいじゃないと思う……。しかも、これから暫く毎日って……。ルー兄ごめん。手合わせを先にしてもらえばよかった……。
決して笑っているわけではない!むしろ、混乱中だ!混・乱・中!!
だって僕だよ?!今まで恋愛とか全く無縁だった僕ですよ!?精々人型だけど人じゃない地霊族相手に頬キス止まりの僕なんですよ!?そっか、頬キスか!頬キスとか口同士のじゃない可能性もあるよね!僕ってば早とちり~!ここはちゃんと確かめなくちゃ!?
「えっと、その、それって、どっ、どこに?!」
僕が赤面しながら吃〈ども〉りつつ、クリスへと問い掛ける。
「唇同士の口付けだ。もしかして、私とするのは嫌か?」
「嫌じゃない!嫌じゃないけど心の準備がぁ~~~!!」
うわ~ん!口同士だったよぉ~!これが大人?!大人な展開なの?!?確かに僕も成人過ぎた大人ですよ?!大人ですけど恋愛に関しての経験値はゼロなんだってばぁ~!
「即答した割にはパニくってるね。大丈夫だよコーディー。流石に今日いきなり既成事実とかの肉体関係を迫られる訳じゃないから。ね?クリス君?」
「流石にそれはない。私はそこまで急がない。コーディーが受け入れられる時まで待つつもりだ」
そっ、それっていつかは僕とそういう関係になりたいってことだよね?!
「ってか、クリスは本当に僕でいいの?!」
「私達翼有人は、人間みたいに恋人や伴侶を変えたりはしない。生涯に唯一人、その一人以外に心惹かれることはない。コーディーこそいいのか?私達は執着心が強い。一度片翼と認め、恋人としての契約を済ませたならば、別れるのは難しいぞ。それこそ死ぬまで逃げられないかも知れないんだ。辛くなるかも知れないぞ」
「……へ?それって生涯クリスだけを見てたらいいんだよね?執着心が強いのは本気で好きになったら当然だし、僕だってわざわざ恋人変えたりする気はないよ」
僕の言葉にクリスが惚れ惚れする笑顔を見せる。
だからそれ、僕の心臓に悪いってば!
「それなら尚更コーディー以外に用はない。私が欲しいのはこの世界で唯一人、コーディエ=コーズだけだ」
……ここまで言われて腹を括らないわけにはいかない。それに口約束とはいえすでに了承しちゃってるもんね!
「じゃっ、じゃあルー兄は暫くの間離れてて!」
「うん、了解。それじゃあ僕は暫くの間、この周辺をブラブラしているから。コーディーが大声で叫んだら聴こえる場所にはいるからね」
そう言ってルー兄は歩き去っていく。
「うん。よろしくですです!ルー兄ありがとう!」
僕はルー兄にお礼を言ってクリスへと向き直り、頭をペコリと下げて茹でダコ状態の顔のまま、クリスを見上げて声を掛ける。
「こっ、今後とも、恋人としてよろしくですです!」
クリスが僕へと手を伸ばし片方の手を僕の頬に、もう片方の手で僕を抱き抱えて屈み込む。
「ああ。こちらこそ、宜しく頼む」
僕の頬が撫でられ、ゆっくりとクリスの顔が近付き目をギュッと瞑ると、唇に温かく柔らかなものが!
少しするとそれは離れ、思わずホッと一息吐いた瞬間、長くて濃い大人のキスが始まり、腰が砕けて支えなしじゃ立てない状態になったのは僕のせいじゃないと思う……。しかも、これから暫く毎日って……。ルー兄ごめん。手合わせを先にしてもらえばよかった……。
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