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第四章
出産?
しおりを挟む「スター種は、食物を得るタイプではないので、血も効果ありませんでした。
やはり、私がテイムに挑戦するしかないと思いますけど」
「普通に考えて、このクラスだとテイムに1時間。
魔力の供給からリンクまで……1000Pでしょ、やっぱり1時間くらい必要かな……」
「1時間も野生のこいつに触っていたら、心臓まで凍り付きますよ。魔力の総量も足りないんでしょ」
「魔力は700Pくらいですから、供給しながら補給してもらえば……何とか行けると思います」
「凍結の方は……ヒートと治癒・再生で間に合うかどうかですね」
「温泉とかで、半身浴しながらってダメかな」
「フォローはタケルだぞ、逆にタケルの集中力がとぎれるんじゃないか?」
「……マーメイドの姿でやりますから大丈夫です。やらせてください!
タケル君の足かせになるのだけは……イヤです」
姫ちゃんの強い希望で、スター種のテイムに挑戦する事になった。
所要時間推定は2時間。
部屋はカーリーのスキルで聖域化された。
治療系の魔法が強化され、余計な邪魔が入ることがなくなる。
万一のためにモアやMRSメンバーは部屋の外で待機している。
姫の希望で、部屋の中には二人だけと、ファイと選出されたスター種がいるだけだ。
姫は俺の見ている前で服を脱ぎ、浴槽に半身を浸け、マーメイドにチェンジする。
耳まで真っ赤になっているが、神秘的な美しさだった。
「綺麗だ」素直に口に出た。
「ありがとうございます。
タケルさんもお願いします」
俺はパンツ1枚になり、姫の後ろから浴槽に入り姫を背中から抱きしめる。
「魔力回路はもう少し上ですから、遠慮なくお願いします」
俺の両手はまだ幼い姫の双丘に誘導される。
「成長すれば、ちゃんと大きくなりますから」
「うん、待ってる」
「行きます!」
姫の凛とした言葉に、部屋の空気が一気に緊張する。
「クッ……」
触れた手から、スター種の特性がテイム者に流れ込む、その反動でスターサファイアの特性である氷が影響してくる。
決して反発している訳ではない。
凍り付いていく姫の右手に俺の右手を重ねて温める。
ファイは治癒と再生を交互にかけている。
それでも、手首から肘、肘から肩へと凍結していく。
手の温度をあげながら、姫の体内から温めていく。
肩から首にかけて色を失ったあたりで、ふっと緊張感が緩んだ。
テイム完了だ。
「そのまま、魔力を流せ!」
「はい!」
BGMと共に、初めての共同作業です!と、声が聞こえた気がした……
両手で姫の身体を抱きしめ、魔力を補給する。
肩から肘へ、生気が戻っていく。
姫の手首まで凍結が解けたところで、姫の身体からチカラが抜けた。
テイムから魔力補給・リンクまでの完了だ。
「よくやったね」
姫の手をスター種から引き剥がしながら言った。
「生まれた……の?」
ハアハアと呼吸が荒く、意識も朦朧としているようだ。
「ああ、名前はどうする?」
ちょっと違うかなと思いながらも、肯定し問いかけた。
「ナイト」
「うん、いい名前だ」
「……あなた……」と口にしながら、目を閉じ唇を突き出す姫……
違和感はあったが、唇を重ねた。
なんか、違うんじゃね?
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