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第5章
アマゾン大ホールの地底湖
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「あら、本当に香りが違いますのね」
「でしょう。
如何ですか、モリビト家、いえタケル君の個人メイドにうってつけだと思いませんか」
「でも、タケルにはゴーレムをつけますので、必要ないんですよ」
「やっぱり、ゴーレムでは気づけない……、そう、例えば思春期の悩みとかありますよね!」
「それは……、でも、女性では逆効果ではないでしょうか」
「そんなことはありません。
お姉さん的存在がどれほど励みになることか」
「タケルには、実際に姉がおりますのよ」
「承知しています。
ですが、このウエストライン、ボリュームのある胸。
エルフでは到底無理な、理想的プロポーション」
「まあ、そうですね」
ご主人様のいない間に、こんなやり取りがありました。
あとは、成り行き任せです。
結局、私はご主人様と奴隷契約を結ぶことができ、MRSから抜け出すことに成功しました。
そうなると、ご主人様のマーティーに組み込まれたことでレベルはどんどん上がっていき、気が付くと人外と呼ばれるのに相応しいパラメータを得ていました。
「ねえ、奴隷契約が終わったらどうするの?」
「私は……ご主人様のそばを離れたくない……」
「えっ、どうしちゃったの?」
「ご主人様は、立場の弱い魔物を守ろうとしてるの。
私は、その役に立ちたい」
「ふうん。イシュタルも帰る気はなさそうだし、まいっか」
私はカーリー。
殺戮の女神、カーリー
◇ ◇ ◇
アマゾン大ールの整備も進んできた。
間伐を実行し、地表まで日光が差し込んでいる。
ここを整備して、魔王国にするのだ。
直径10kmのアマゾン大ホールには豊かな水源があり、環境を整えれば十分に生活の拠点にできる。
工業施設は要らない。自然との共存がテーマだ。
そして、ここにも迷宮が存在する。
滝となって流れ込んできた水が吸い込まれていく亀裂だ。
表側の整備があらかた終わったころ、俺はこの迷宮の調査に乗り出した。
単独行ではない。
例によって大所帯である。
モアとヒメはメタルスパイダーに乗り、残りのメンバーはフリーだ。
入り口で探査してみたが、それほど大きな魔力は感じられない。
それでも、例によってパラメータ吸収でヘロヘロにしてから、アメフラッシャーが吸収していく。
全メンバーがアメフラッシャーとペアを組んでいるため、水場でも障害にならない。
触手で体を支えて進んでいくと大きな地底湖にでた。
「でしょう。
如何ですか、モリビト家、いえタケル君の個人メイドにうってつけだと思いませんか」
「でも、タケルにはゴーレムをつけますので、必要ないんですよ」
「やっぱり、ゴーレムでは気づけない……、そう、例えば思春期の悩みとかありますよね!」
「それは……、でも、女性では逆効果ではないでしょうか」
「そんなことはありません。
お姉さん的存在がどれほど励みになることか」
「タケルには、実際に姉がおりますのよ」
「承知しています。
ですが、このウエストライン、ボリュームのある胸。
エルフでは到底無理な、理想的プロポーション」
「まあ、そうですね」
ご主人様のいない間に、こんなやり取りがありました。
あとは、成り行き任せです。
結局、私はご主人様と奴隷契約を結ぶことができ、MRSから抜け出すことに成功しました。
そうなると、ご主人様のマーティーに組み込まれたことでレベルはどんどん上がっていき、気が付くと人外と呼ばれるのに相応しいパラメータを得ていました。
「ねえ、奴隷契約が終わったらどうするの?」
「私は……ご主人様のそばを離れたくない……」
「えっ、どうしちゃったの?」
「ご主人様は、立場の弱い魔物を守ろうとしてるの。
私は、その役に立ちたい」
「ふうん。イシュタルも帰る気はなさそうだし、まいっか」
私はカーリー。
殺戮の女神、カーリー
◇ ◇ ◇
アマゾン大ールの整備も進んできた。
間伐を実行し、地表まで日光が差し込んでいる。
ここを整備して、魔王国にするのだ。
直径10kmのアマゾン大ホールには豊かな水源があり、環境を整えれば十分に生活の拠点にできる。
工業施設は要らない。自然との共存がテーマだ。
そして、ここにも迷宮が存在する。
滝となって流れ込んできた水が吸い込まれていく亀裂だ。
表側の整備があらかた終わったころ、俺はこの迷宮の調査に乗り出した。
単独行ではない。
例によって大所帯である。
モアとヒメはメタルスパイダーに乗り、残りのメンバーはフリーだ。
入り口で探査してみたが、それほど大きな魔力は感じられない。
それでも、例によってパラメータ吸収でヘロヘロにしてから、アメフラッシャーが吸収していく。
全メンバーがアメフラッシャーとペアを組んでいるため、水場でも障害にならない。
触手で体を支えて進んでいくと大きな地底湖にでた。
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