【改題】高校生達の異世界生活‼ 男女4人の魔物語

モモん

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第三章 冒険者

センニンダケを見つけた

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午前中、チビ達ではセンニンダケを見つけられなかった。

午後は俺も加わる。南の方角から微かに匂う。

チビ達をその方角に向かわせると、崖の下でミーミー鳴き出した。

「少し離れていてくれ」

「どうするんですか?」

「オオカミになって、爪で削り落とす」

「無茶しなくていいですよ」

「いや、問題ない」

俺は変身して、助走をつけて壁にジャンプして、センニンダケの生えている場所を爪でえぐる。

「どうだ」

「先にパンツ履いてください!」

無事にセンニンダケを採取できた。

もう一度オオカミの姿になって周辺のにおいを確認するが、センニンダケの匂いはしない。

「他にはなさそうだ、今日はこの一本だけだな」

「だから、パンツ!」

帰りも、適度にキノコを狩りながら店に帰った。



「ほう、本当にセンニンダケを見つけてきおったか」

「さすがに、一本しかなかったけどな」

「センニンダケが二本も三本も見つかってたまるかよ」

「はははっ。
どうじゃカエデ、自分で見つけられそうか?」

「とても無理だと理解しました。
どうしてあんなに高い報酬を提示するのか。
場所さえ分かれば自分で採取できるんじゃないかなんて、浅はかもいいところです。
自分では、食用のキノコすら探せませんでした」

「ああ、キノコが大漁だったぜ。
爺さんにも少し分けてやるよ」

俺はリュックを下して中を披露する。

「ほう、シメジにシイタケ、マイタケにヒラタケかよ。
どうじゃ、カエデに調理させるからうちで鍋にせんか」

「ああ、それでもいいぜ。
あっ、爺さんは酒精の強い酒は好きか?」

「ほう、そんな酒があるのか?」

「ああ、ついでに傷の消毒に使う酒も持ってこよう。
一度帰ってまた来る」

「ああ、まっちょるぞ」

三人で食いきれる程度のキノコを分けて、俺はいったん家に帰る。

「俺は薬屋の爺さんと飲むことになったから、これはお前らで食ってくれ」

「すごい量のキノコね」

「ああ、大漁だったぜ」



俺は消毒用のアルコールとブランデーを抱えて薬屋に戻る。

「これが消毒用に作ったアルコールだ。
傷口にかければ、雑菌を除去できる。
そうすれば傷口が化膿しないはずだ」

「ほう、そんなものを作っておったか」

「ああ、俺の嫁が兵士たちのケガを治すのに、舐めなきゃならんので作った」

「その話は聞いとるよ。そうか噂の聖女がお前の嫁か」

「もう一人、料理王も嫁だぞ」

「ほう、その若さで二人の嫁かよ」

「まあ、二人とも別世界の人間だからな。
どちらか一人だけでこの世界の男と暮らすのも寂しいだろう」

「そうか、お前たちは召喚によって連れてこられたんだったな」
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