点検口をあけるとそこは異世界だった

モモん

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第二章 国交

古代魔法がエグすぎた

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「おっ、こいつは召喚術の本だな。
なになに、五竜を召喚する……召喚しねえよ。ああ、こんなんで呼び出したら怒られるよな。
こいつは勘違いした奴の記録だな。
あとは、精霊を呼び出して己の魂を対価に身にまとう方って、魂なんか差し出さないって。
宴会芸で使う上級魔法って、何考えてんだ。
おお、打ち上げ花火かよ。イベントで使えそうだな。
花を降らせたり、参加者を多く見せる魔法。
おっ、幻覚魔法の専門書だぜ。こいつは……
なになに、幻覚魔法は直接精神に作用するため、魔法障壁や物理障壁では防げない。
これを防ぐには精神系障壁が必要となり、これは2巻の巻末に記載するって、どこだ2巻!」

「これは?」

「魔法で夜の営みを豊かにする本って、違う」

「こっちは?」

「魔法少女のすすめって、なんだよ」

「こいつは?」

「魔法で作る各種障壁……違うけど関係ありそうだな。
どれどれ、複数枚の魔法障壁を一つの魔法で展開するにはって、使えるじゃんこれ。
物理障壁もかいてあるぞ。
おっ、精神障壁も載ってるじゃん。
障壁が破られた時の復元方法。
特定の相手を寄せ付けない魔法……、虫だけを寄せ付けない魔法……、後半は役に立たないな」

「ほかの本はどうだ?」

「さっきの幻覚魔法をもう少し詳しく」

「おっ、こいつだったな。
五竜を再現する幻覚魔法に、アンデッドを出現させる幻覚魔法。死んだ家族を見せる幻覚魔法……えぐいな。
理想の異性が裸で出現する幻覚魔法に、悪夢を再現する幻覚魔法。溶岩が襲い掛かるのや、水に飲まれるのもあるな」

「一応全部記録しておきましょうよ」

「裸は必要ないだろ」

「あら、興味ないの?」

「……」

「嫌だ、それで姉ちゃんが出てきたら、俺立ち直れない……」

「大丈夫。その時はお姉さんを忘れさせてあ・げ・る」

「やめろ、耳に息を吹きかけるな!」

「ちっ、このシスコンが……」

「ほかに、相手を威嚇するような魔法はないのか」

「地殻変動系とかあるけど、国の周りで使いたくないよな。
悪魔召喚は対価が必要だし、おっ、土を熱して溶岩を出現させる……火山誘発の危険性ありか。
広域のせん滅魔法で、熱した岩を降らせるってのがあるぞ。ああ、これも溶岩の応用かよ。
あとは、雨を降らせて足場を泥に代えて足止めする。これは使えそうだな。雨自体は魔法で出現させるわけではないため、魔法障壁では防げないってさ。
そのうえで雷雲を発生させて雷を落とすって、これも雷が自然現象であるため魔法障壁では無効化されないって書いてあるぞ」

「土砂降りで視界と行動を制限して、それでも抵抗してくるようなら雷か。
接近してくる前に雷を落とせれば勝ちだな」

「あとは、敵の上空の空気を圧縮してレンズ状にして、太陽の光を集めて熱する。
これも、熱自体は魔法ではないから障壁では防げない。」

「結界を張っていなければ死ぬな」

「周りの空気が熱くなっていたら、空気が入ってこないってこと?」

「広域の風魔法で対抗できるけどね」

「幻覚と土砂降りでけん制して、雷。それでもダメならレンズってところかしら」

「土砂降りで視界を奪っておいて、10mくらいの土壁を出現させて相手を囲み、アースシェイクとラージホールでかく乱する。
幻覚を並行して実施して、相手が降参しなかったら雷。次にレンズかな」

「そうすると、魔法師の交戦やカベオさんの突撃は、その後ね」

「うん。相手の魔法師も相当消耗してるだろうし、これでいけると思う。
あとは、発現のタイミングやうまく発動するかのチェックだな」

「まさか、それを俺に?」

「大丈夫。浮遊があれば大部分は防げる」

「まてよ。雷の障壁はなかったぞ」

「そこは、ラン様のオリジナルがありますよ。例のアプリですべて対応可能です」

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