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第三章 冒険者タウ
六輪馬車
「タウ、聞いたところによると、変わった馬車が走っているそうね」
「救急馬車ですね」
「いえ、それではないわ」
「はて?」
「知ってるかしら。エレーヌは、私の実の妹なのよ」
「えっ!」
「エレーヌ・フォンダンが、花をあしらった馬車で買い物を楽しんでいたそうよ」
「……」
「あーあ、私も自分の馬車があったら素敵なんだけどな」
「作ってきます……」
「タウよ、いつもすまんな……」
「王女の分と、2台作ってきます」
「うむ、そうしてくれると助かる」
とは言った物の、デザインをどうするか……
王妃はペガサスと羽をモチーフにして、王女は花と蝶かな……
デザインが決まってしまえばあとは早い。
今回は、白布で内張りをして柔らかなイメージをだす。
外装も白がベースだ。
「まあ、白い馬車なのね」
「お母様とお揃いです」
「ソフィアの方が、きれい」
「王妃様のは、大人の女性としてイメージしてみました」
「すごい、内側にまで布を張って」
「素敵な馬車ですわ」
「ありがとうタウ」
「主、今回の贈り物は反響がすごいですね。
ああいう馬車がほしいと、注文が相次いでいます」
「うん、おとぎ話をイメージしたから、貴族の女性に受けると思ってたよ」
「その分、イグリッドは休みなしで作ってますよ」
「あはは、そんなに頑張らないように言ってあげないと」
「本人が喜んでいますからいいんじゃないでしょうか。
そうそう、商人から、後ろ開きの馬車の注文が入っているようですよ」
「商人用なら、ワンスパン長くして、後ろに荷物を積めるようにしてあげようか」
「それは喜ぶと思いますよ。
でも後ろが重くなると、バランスが悪くなるのではないでしょうか」
「その分、タイヤを後ろに移動するか、6輪にするかだね。
それは、用途を聞いてみないと判断できないけど」
こうして、町にはカラフルな馬車と、6輪の馬車が走るようになった。
そして、それは板バネ式の馬車にも波及していく。
「そろそろダンジョンに潜りましょうか」
「魔物由来の薬ですね」
「そういうこと」
「この国には、東西南北にダンジョンがあるんだけど、薬系が多いのは北ですね」
「北っていうと、大ザルだな」
「何ですかそれ」
「ボスが大ザルなんだよ。
何度倒しても、次に行くと復活してんだよな」
「不死身?」
「そうじゃないみたいよ。
代替わりしてるって噂だけど」
「討伐を続けたら、絶滅しちゃいそうですね」
「そんなことはないぞ。サルは腐るほどいるからな」
「救急馬車ですね」
「いえ、それではないわ」
「はて?」
「知ってるかしら。エレーヌは、私の実の妹なのよ」
「えっ!」
「エレーヌ・フォンダンが、花をあしらった馬車で買い物を楽しんでいたそうよ」
「……」
「あーあ、私も自分の馬車があったら素敵なんだけどな」
「作ってきます……」
「タウよ、いつもすまんな……」
「王女の分と、2台作ってきます」
「うむ、そうしてくれると助かる」
とは言った物の、デザインをどうするか……
王妃はペガサスと羽をモチーフにして、王女は花と蝶かな……
デザインが決まってしまえばあとは早い。
今回は、白布で内張りをして柔らかなイメージをだす。
外装も白がベースだ。
「まあ、白い馬車なのね」
「お母様とお揃いです」
「ソフィアの方が、きれい」
「王妃様のは、大人の女性としてイメージしてみました」
「すごい、内側にまで布を張って」
「素敵な馬車ですわ」
「ありがとうタウ」
「主、今回の贈り物は反響がすごいですね。
ああいう馬車がほしいと、注文が相次いでいます」
「うん、おとぎ話をイメージしたから、貴族の女性に受けると思ってたよ」
「その分、イグリッドは休みなしで作ってますよ」
「あはは、そんなに頑張らないように言ってあげないと」
「本人が喜んでいますからいいんじゃないでしょうか。
そうそう、商人から、後ろ開きの馬車の注文が入っているようですよ」
「商人用なら、ワンスパン長くして、後ろに荷物を積めるようにしてあげようか」
「それは喜ぶと思いますよ。
でも後ろが重くなると、バランスが悪くなるのではないでしょうか」
「その分、タイヤを後ろに移動するか、6輪にするかだね。
それは、用途を聞いてみないと判断できないけど」
こうして、町にはカラフルな馬車と、6輪の馬車が走るようになった。
そして、それは板バネ式の馬車にも波及していく。
「そろそろダンジョンに潜りましょうか」
「魔物由来の薬ですね」
「そういうこと」
「この国には、東西南北にダンジョンがあるんだけど、薬系が多いのは北ですね」
「北っていうと、大ザルだな」
「何ですかそれ」
「ボスが大ザルなんだよ。
何度倒しても、次に行くと復活してんだよな」
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「そうじゃないみたいよ。
代替わりしてるって噂だけど」
「討伐を続けたら、絶滅しちゃいそうですね」
「そんなことはないぞ。サルは腐るほどいるからな」
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