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第一章
闇のモウジュ
しおりを挟む「可能性として、逃走後魔法に目覚めた可能性も否定できんが、5年の修行で無詠唱は不可能じゃな。
お前は何者だ?」
「お互い嘘はナシってことね。
私は迷い人。縁あって、その娘の姉と知り合って、この町の様子を見てきてほしいって頼まれたの。
次は私の番ね。
帝国の中には武力拡大に反対する勢力もあるって聞いたけど、あなたはどっち」
「迷い人か、確かに辻褄は合うのう。
ワシの願いは魔法の探求じゃよ。
国の方向性などに興味はない。
この答えで満足してもらえるかな」
「ええ、話を続ける前に、場所を変えません事。
第三者がいると、できない話もあるでしょ」
「そうじゃな。ではワシの部屋に移動するかの」
「あと、3人を釈放してくださらない。
私が来てあげたのだから、問題ないでしょ」
「フォフォフォ、そう来たか。確かにお前なら瞬時に50人くらい倒せそうじゃ。
両手を拘束されて、口をふさがれてもな。
兵士長、そこの三人を釈放しろ」
「で、ですが……」
「ボンクラが……、さっきのを見て、なお己の優位性を信じているとはな。
ワシは手を出さんから、好きにやっていいぞ。
ほら、ボケっとしてないで応援を呼べ」
「ぐっ、しゃ、釈放します」
鍵が開けられ、ライラが駆け寄ってきます。
「マリア……」
バシッ
「あなたのように感情をコントロールできない未熟者に興味はないわ。
私はライアの両親を助けに来ただけよ」
「そんな……」
「さあ、お部屋に案内してくださいな」
「お互い、未熟者には苦労するのう」
「まったくですわ」
「では、私から手の内をお見せしますわ『遮音』
音は空気を伝わりますから、空気を固めることで音を遮断できます。
ついでに言うと、吐き出した息は人間にとって有毒となりますから、これくらいの部屋ですと20分程度で空気の入れ替えが必要です」
「ほう、それ以上続けるとどうなる」
「集中力が鈍り、眠気が襲います。さらに放っておくと意識障害を起こし、最悪の場合死にます」
「なるほどな。空気の球を作って水の中に入ってもその症状が当てはまるな。
そうかよ、吐く息が毒になるとは……」
「迷い人というのが信用できまして?」
「ああ、ほかにはどんな事ができる」
「私にとって有利な情報は?
といっても、障壁の破り方を教えていただきましたから、そうですね……」
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