2 / 28
第一章
第1話、振出しに戻る
しおりを挟む
-しかしのう。
災難引き寄せ体質か……
-そうなんですよ。
えっ!て思ったとたんに非表示のまま転生ボタンをクリックしてしまって……
-まあ、スキルを教えることはできたし、神器級の武器と防具を与えたんじゃ。
それに、あの粥は神饌じゃからのう。レベルの上がり方も早くなるはずじゃ。
-すみませんでした。
僕がもっと慎重に操作していればこんなことには……
-まあ、体質の影響もあるんじゃろうが、今後はしっかりするんじゃぞ。
-はい、神様。
今回はフォローいただきありがとうございました。
-まあ、天使のミスはわしの責任じゃからのう……
こんなやり取りが天界で行われていたとは知らず、俺は西を目指していた。
俺が召喚されたのは中央王国で、この大陸には東・西・南・北・中央の五つの国が存在する。
俺はお婆さんのすすめで西国を目指していた。
そこで、冒険者登録を行い、この世界で暮らしていくのだ。
俺の名前は西南 来三、人呼んでサイナンクルゾウだ。
神奈川県大和市立某高校二年生だ。
趣味、ゲームで、特技は料理。
好きな教科は数学で語学は苦手。
どちらかといえば痩せてて身長は172cm。
この世界で、言葉に不自由しないのは助かった。
お婆さんが、最初に言語変換を使ってくれたんだってさ。
服装は濃いグレーのスエット上下と革鎧に鉄の剣。
買ったばかりの新品のスニーカーを、部屋の中で履いたところを召喚された。
これは、一生分の幸運を使ったかもしれない。
俺は不幸引き寄せ体質らしく、役所の出生届を出すときに、二日酔いの親父が胡桃という字を思い出せず、来三と書いてしまった。
漢字は後から訂正できるらしいのだが、行動を起こそうとすると事故があったり体調を崩したりで、いまだに来三なのだ。
西の国までは歩いて5日だと聞いたが、生活に必要な炎や水の魔法は一通り教えてもらったので、なんとかなると思う。
と、正面から馬車が来る。
普通ならすれ違うだけなのだが、俺は大きく避けて馬車が通り過ぎるのを待った。
案の定、馬車の前にイノシシが飛び出し、驚いた馬が急に方向を変えたので馬車が倒れてしまった。
ふう、今回は乗り切ったぞと思った瞬間、倒れた馬車の屋根に住んであった荷物が飛び出し、よりによって鉄の鍋が飛んできた。
ゴイーン
☆☆☆ ☆彡 星が見えた。
気が付くと俺は馬車の中で、見知らぬおばさんの膝枕だった。
「ああ、気が付きましたか」
「こ、ここは」
「もうじき、中央王国に着きますから、そこで手当てをしましょう」
だが、俺は国を追放された身。
当然門番からダメ出しを食らって、放り出された。
せめてものお詫びにと、女性が銀貨を握らせてくれたのは幸いだった。
俺は振り出しに戻ってしまった。
災難引き寄せ体質か……
-そうなんですよ。
えっ!て思ったとたんに非表示のまま転生ボタンをクリックしてしまって……
-まあ、スキルを教えることはできたし、神器級の武器と防具を与えたんじゃ。
それに、あの粥は神饌じゃからのう。レベルの上がり方も早くなるはずじゃ。
-すみませんでした。
僕がもっと慎重に操作していればこんなことには……
-まあ、体質の影響もあるんじゃろうが、今後はしっかりするんじゃぞ。
-はい、神様。
今回はフォローいただきありがとうございました。
-まあ、天使のミスはわしの責任じゃからのう……
こんなやり取りが天界で行われていたとは知らず、俺は西を目指していた。
俺が召喚されたのは中央王国で、この大陸には東・西・南・北・中央の五つの国が存在する。
俺はお婆さんのすすめで西国を目指していた。
そこで、冒険者登録を行い、この世界で暮らしていくのだ。
俺の名前は西南 来三、人呼んでサイナンクルゾウだ。
神奈川県大和市立某高校二年生だ。
趣味、ゲームで、特技は料理。
好きな教科は数学で語学は苦手。
どちらかといえば痩せてて身長は172cm。
この世界で、言葉に不自由しないのは助かった。
お婆さんが、最初に言語変換を使ってくれたんだってさ。
服装は濃いグレーのスエット上下と革鎧に鉄の剣。
買ったばかりの新品のスニーカーを、部屋の中で履いたところを召喚された。
これは、一生分の幸運を使ったかもしれない。
俺は不幸引き寄せ体質らしく、役所の出生届を出すときに、二日酔いの親父が胡桃という字を思い出せず、来三と書いてしまった。
漢字は後から訂正できるらしいのだが、行動を起こそうとすると事故があったり体調を崩したりで、いまだに来三なのだ。
西の国までは歩いて5日だと聞いたが、生活に必要な炎や水の魔法は一通り教えてもらったので、なんとかなると思う。
と、正面から馬車が来る。
普通ならすれ違うだけなのだが、俺は大きく避けて馬車が通り過ぎるのを待った。
案の定、馬車の前にイノシシが飛び出し、驚いた馬が急に方向を変えたので馬車が倒れてしまった。
ふう、今回は乗り切ったぞと思った瞬間、倒れた馬車の屋根に住んであった荷物が飛び出し、よりによって鉄の鍋が飛んできた。
ゴイーン
☆☆☆ ☆彡 星が見えた。
気が付くと俺は馬車の中で、見知らぬおばさんの膝枕だった。
「ああ、気が付きましたか」
「こ、ここは」
「もうじき、中央王国に着きますから、そこで手当てをしましょう」
だが、俺は国を追放された身。
当然門番からダメ出しを食らって、放り出された。
せめてものお詫びにと、女性が銀貨を握らせてくれたのは幸いだった。
俺は振り出しに戻ってしまった。
5
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
72時間ワンオペ死した元球児、女神の『ボッタクリ』通販と『絶対破壊不能』のノートPCで異世界最強のコンビニ・スローライフを始める
月神世一
ファンタジー
「剣? 魔法? いいえ、俺の武器は『鈍器になるノートPC』と『時速160kmの剛速球』です」
あらすじ
ブラックコンビニで72時間連続勤務の末、過労死した元甲子園優勝投手・赤木大地。
目覚めた彼を待っていたのは、コタツでソシャゲ三昧のダメ女神・ルチアナだった。
「手違いで死なせちゃった☆ 詫び石代わりにこれあげる」
渡されたのは、地球のAmazonもGoogleも使える『絶対破壊不能』のノートPC。
ただし、購入レートは定価の10倍という超ボッタクリ仕様!?
「ふざけんな! 俺は静かに暮らしたいんだよ!」
ブラック労働はもうこりごり。大地は異世界の緩衝地帯「ポポロ村」で、地球の物資とコンビニ知識、そして「うなる右腕(ジャイロボール)」を武器に、悠々自適なスローライフを目指す!
……はずが、可愛い月兎族の村長を助けたり、腹ペコのエルフ王女を餌付けしたり、気づけば村の英雄に!?
元球児が投げる「紅蓮の魔球」が唸り、女神の「ボッタクリ通販」が世界を変える!
異世界コンビニ・コメディ、開店ガラガラ!
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
魔境育ちの全能冒険者は異世界で好き勝手生きる‼︎ 追い出したクセに戻ってこいだと?そんなの知るか‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
15歳になり成人を迎えたリュカは、念願の冒険者ギルドに登録して冒険者になった。
そこで、そこそこ名の知れた冒険者Dランクのチームの【烈火の羽ばたき】に誘われる。
そこでの生活は主に雑用ばかりで、冒険に行く時でも荷物持ちと管理しかさせて貰えなかった。
それに雑用だけならと給料も安く、何度申請しても値段が上がる事はなかった。
ある時、お前より役に立つ奴が加入すると言われて、チームを追い出される事になった。
散々こき使われたにも関わらず、退職金さえ貰えなかった。
そしてリュカは、ギルドの依頼をこなして行き…
【烈火の羽ばたき】より早くランクを上げる事になるのだが…?
このリュカという少年は、チームで戦わせてもらえなかったけど…
魔女の祖母から魔法を習っていて、全属性の魔法が使え…
剣聖の祖父から剣術を習い、同時に鍛治を学んで武具が作れ…
研究者の父親から錬金術を学び、薬学や回復薬など自作出来て…
元料理人の母親から、全ての料理のレシピを叩き込まれ…
更に、母方の祖父がトレジャーハンターでダンジョンの知識を習い…
母方の祖母が魔道具製作者で魔道具製作を伝授された。
努力の先に掴んだチート能力…
リュカは自らのに能力を駆使して冒険に旅立つ!
リュカの活躍を乞うご期待!
HOTランキングで1位になりました!
更に【ファンタジー・SF】でも1位です!
皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!
HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。
しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる