勝手に召喚しておきながら神様の手違いでスキル非表示にされた俺が無能と罵られ国を追放された件

モモん

文字の大きさ
20 / 28
第二章

ブドウ畑を作ろう

しおりを挟む
「さあ、ブドウ畑に行きましょう」

此花咲也姫様は、そう言って俺の手を取りブドウ畑に転移した。

「酸味の強いブドウは残っていますの?」

「ええ、あの辺りがそうです」

「じゃあ、ブドウを入れる容器を作ってちょうだい。
そのまま圧搾できるようにね」

「はい」

「収穫するときは、そのまま収穫ってスキルを使うの。
ブドウの房と犯意を意識してやってみなさい」

「はい『収穫!』」

「うーん、これじゃあ足りないわね。ブドウの種はあるの?」

「いえ、手持ちの種は使ってしまったので……」

「いいわ、このマスを使いましょう。
麦ならあるわよね」

「はい」

「ひとつかみ、このマスに入れて頂戴」

「はい」

パラパラ

「すっぱいブドウの木、寒さに強く、害虫にも強い種になあれ♪」

「あっ……」

「種になあれ、の前に条件を指定してやるの。
羊のなる木とかできるかもよ」

「あの、変な絵を思い出しちゃいましたよ……」

「さあてと、土を攪拌してブドウの棚を作って頂戴」

「はい」

「そしてらパラパラと種を蒔いてっと、加速して育てるときは成長よ。
エリアを意識してやってみて、ブドウが熟したら止めるのよ」

「はい『成長!』」

「うん、これくらいでいいわね。収穫して作業場に戻りましょう」



「ワインの空き樽が要るわね。
アルテミス、来て頂戴」

シュン!

「はい、私の出番?」

「まず、あなたが矢を手元に戻すときに使ってる、物体の取り寄せを教えてちょうだい」

「はーい。
物体の取り寄せはアポートよ。アポートの後ろに取り寄せるものを指定するの。
やってみて」

「はい。『アポート・木槌!」」

「そうそう。よくできました」

「でね、勝手に持ってくるのは泥棒さんでしょ。
神としてそれはダメだから、対価を置いてくればいいの。
平等交換はイコールエクスチェンジよ。
この間鉱山でとってきた金があったでしょ。あれを10g出してちょうだい」

「はい」

「日本円で5万円相当ね。
これを手にもって、アポート/イコールエクスチェンジ:ワインの空き樽って唱えれば5万円分の空き樽が手元に来るってこと」

「わかりました
『アポート/イコールエクスチェンジ:ワインの空き樽』
出ました!」

「そうしたら、この樽の中にブドウのしぼり汁を入れて発酵させましょう」

「はい。
『プレス!』
『発酵!』
できました」

「そしてら、ポットスチルに入れて蒸留よ」

「待て待て、ちょっと味見…
うーん、辛口のワインだな。これはこれでアリだと思うぞ」

「酒飲みはこれだから嫌われるのよね。
ポットスチルに入れたら、78.3度に加熱するの。
アルコールの沸点よ」

「78.3度ですね。
『ヒート:78.3度』」

「2回繰り返せば、度数40度くらいのアルコールができるから、それをさっきの樽に詰めて熟成よ」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?

石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます! 主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。 黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。 そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。 全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。 その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。 この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。 貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います

長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。 しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。 途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。 しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。 「ミストルティン。アブソープション!」 『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』 「やった! これでまた便利になるな」   これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。 ~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活

怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。 スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。 何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。

処理中です...